top of page

東大大学院で理転する話その2~本格的に対策を始めるまで~


牛乳です。大学院理転シリーズ2記事目になります。今回は「本格的に対策を始めるまで」ということで、電子情報学専攻を志望し、本格的な対策を始めるまでにどれくらい関連分野を学んでいたかについて書き記しておこうと思います。というのも、そもそも院試勉強を始める際のスタートラインは人によって違うので、個人の体験記を参考にするなら自らのスタートラインを明確にしておくことは学習計画を立てる上で大事なことだと思ったからです。

 

記事一覧

2. 本格的に対策を始めるまで←いまここ

 

本格的に院試勉強を始めたのは試験の半年前、およそ2月の上旬からですが、理転をするために広くコンピューターサイエンスの勉強をし始めたのは3年生の春からだったと記憶しています。

プログラミングもそれまで触ったことが無かったのですが、無謀にもいきなりC++でヒープなどのデータ構造について学ぶ授業を履修して、他学科の友人にめちゃくちゃ助けてもらった思い出があります(MくんとSくんには本当にお世話になりました)

院試のうち、専門科目について3年の春~2月までに学んだものは

・データ構造(ヒープや木など)

・アルゴリズム(DFSとBFSを少しだけ)

・コンピューターアーキテクチャ

・論理回路(ちゃんとやったのはカルノー図くらいでフリップフロップはほぼ名前だけ)

・C言語とC++言語の基本的な扱い方

・信号処理とフーリエ変換(単位を落としました)

といった具合です。アーキテクチャを真面目にやっていたのとプログラミングをほんの少しだけやっていたのが救いでした。

数学については、高2の終わりまでに数Ⅲを一通り学習し終えていたのと、大学1年生の時に微積分を履修していたのがかなり大きかったです。微積分の基本的な公式と部分積分・置換積分あたりは慣れが要るので、院試勉強の過程でそこをある程度スキップできたのは神。それ以外はノータッチで、線形代数なんかは2月に初めて行と列の違いを覚えました。

英語は学部の必修の授業で毎週20ページくらいの英語論文を読まされた辛い思い出もあって、特に院試用に対策しなくていいくらいの地力はあったと思います。TOEICが830くらいです。

(実際、TOEFLは試験2日前に模擬試験を1つ解いて文法書少し確認したくらいで臨みました)

電子情報学専攻を志望したのは大体院試の1年前だったと思うのですが、そこから半年間は学部の授業が忙しく、結局期末試験が終わって春休みが始まる2月まで上記の内容しか学習することが出来ませんでした。残り半年で自分が学ばなければいけない科目の量を見て悲壮な気持ちになったのを今でも覚えています。次回以降の記事で未習の分野をどう対策していくかの戦いが始まります。ここまで読んでいただきありがとうございました!

Recent Posts
bottom of page