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2016年4月21日木曜日

温泉に行かない日(326) 【悲報】豊橋の菊乃湯が廃業の模様

先日は静岡市にあった天神湯が廃業の模様と書きましたが、今度は豊橋にあった菊乃湯が廃業し、跡地は住宅になってました。
左側の建物、水色っぽい方が菊乃湯の後に立った家
© ill-health/YT 2016

現在の日本の生活では銭湯の存在意義がなくなってしまったと言われて久しく、ネットや図書館なんかでちょっと調べると銭湯の数の半端無い減りっぷりはすぐ分かります。
仕方ないといえば仕方ないけど、残念なことには変わりません。
テルマエ・ロマエの影響で銭湯ブームが一時期盛り上がったりしてましたけど、あれはあくまで一過性であり、私のような門外漢な一見さんがたまに行っても経営的には何の影響もなく、結局地元の人達が普段使いするかどうかで銭湯の存続が左右されるのだけど、たぶん今日日の住宅(賃貸含む)の内湯装備率は限りなく100%に近いと思うので、普段遣い率はどんどん減ってきているんでしょう。

過日見たニュースでは、あれは関東の方の話だったような気がしますが、ある銭湯はマラソンやバイク(自転車)ブームに目をつけ、それらの基地として銭湯のスペースを提供するというサービスで売上を伸ばしているとのこと。
つまり、銭湯の板場を改修して大きめのロッカーを設置。
利用者は荷物をそこに預けて走りに出かけるというわけですね。
ひとっ走りしたら当然銭湯に戻ってひとっ風呂。
さっぱりして家路につけるということであります。
バイクなどの場合、1台数十万、ヘタすると100万とかする場合があって、普通の風呂屋なんかだと盗難が怖くておちおち湯船に使ってられないということも有ると思いますが、そのへんの対応もきちんとしてくれるのであれば安心して汗を流せるというものです。
普段の生活の中での銭湯の存在意義が薄れてきているのであれば、それを逆手に取って「非日常での存在感」を追求するのも一つの手かもしれません。

兎にも角にも私の知っている限りでは、豊橋の銭湯は残り2湯で、石巻湯と人参湯のみとなってしまいました。
あの激熱風呂にもう入れないと思うと残念であります。

2013年1月26日土曜日

菊乃湯(1)

定休日だったけど、健在であった事に安心して石巻湯を後にしました。
石巻湯の大変立派な煙突を背にして、豊橋電鉄市内線の市役所前駅まで歩きます。
僅か数分。
豊橋ではいわゆる「ちんちん電車」が今だ健在であり誠に素晴らしい限りだと思います。
私はやや鉄分が高いのですが、車両そのものの知識は余り有りません。
従って線路を走ってる最近新造したばかりと思われる何だか未来的デザインの車両や、その同じ鉄路を走ってる全く古めかしい車両の車番も性能もよくわかりません。
その「全く古めかしい」方の車両は、あれ多分、名鉄岐阜市内線か美濃町線走ってた車両じゃないかなあ。
詳しい方、誰か教えてください。
まあ兎に角、その新旧混合ぶりが楽しいし、昔の花電車のように満艦飾にしたイベント電車(宴会電車)も走ってて面白かったです。
私が乗ったのは新しくも古くもない普通な感じの車両でしたけど、運転席真後ろがぶりつき状態で前方の風景を楽しみながらの数分を過ごしました。
で、ほどなくして駅前駅(JR豊橋駅前にある駅だから確かにその通りだけど、何だかヘンな駅名だね)に到着。
まだ充分に明るいのですが、意外に時間の経過が早くてもうすぐ夕刻であり、地元まで帰ることを考えると残された時間は余りないとも云えます。
したがって、
  1. 渥美線に乗り換えて南栄湯に行くか
  2. 徒歩圏内にある菊乃湯に行くか
  3. 両方とも行くか
このどれを選択すべきか悩む所では有ります。
ただ、実際には余り迷いませんでした。
夕刻と云えばカクテルアワー。
実を云うと先程から冷たいビールを一気飲みしたい欲望にとらわれており、それに打ち勝つ事は出来そうにない感じなのです(私は可成りの酒好き)。
だから今から行くのは2つのうち一つ。
近いほうに行きましょう。
残りの一つは今日行けなかった石巻湯とセットで再チャレンジすれば良いのです。

寒風吹きすさぶ中、駅を背にして歩き出し、暫くするとこれまたあっさり現地に到着。
菊乃湯(愛知県豊橋市新川町40:0532-52-6410:¥400:15時~22時:定休日曜日及び第1・3土曜日)であります。
お、第3土曜日はおやすみなんだ。
今日は土曜日だけど第3土曜日ではありません。
ツイてるぞ。