戦後、沖縄県内初の製鉄工場を建設し、鉄鋼業を中心に沖縄の戦後復興、産業発展に尽力した古波津清昇氏が亡くなった。拓南製鐵を創業し、先見性と決断力を兼ね備えた経営者だっただけでなく、県工業連合会会長として経済界全体の底上げを図った。沖縄の産業基盤・自立経済の構築にささげた94年の生涯。