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IoT・資源が躍進 16年の世界の時価総額増加率 日本勢は任天堂など上位

2016年12月30日 | 株式市場
IoT・資源が躍進
16年の世界の時価総額増加率 日本勢は任天堂など上位
日本経済新聞 2016/12/30 2:30

 あらゆるモノがネットにつながる「IoT」や資源関連企業が世界的に躍進している。2016年の株式時価総額の増加率を調べたところ、上位には自動運転技術で先行する米企業や、ブラジルやロシアなどの資源大手が入った。M&A(合併・買収)で規模を拡大した企業も目立つ。日本勢で上位100社に入ったのは任天堂など5社にとどまった。




 2位の米エヌビディアはIoT関連の代表格だ。深層学習を通じて自動運転の「頭脳」の役割をする人工知能を手掛けており、独アウディのほか、米フォード・モーターなどが製品を採用している。時価総額は632億ドル(約7兆3000億円)と1年で3.6倍に増えた。

 通信大手でソフトバンクグループ傘下のスプリントは、トランプ新政権による規制緩和で業界再編が進むとの思惑も時価総額を押し上げた。半導体大手の米ブロードコム(18位)や米マイクロン・テクノロジー(19位)など半導体関連企業もIoT時代の到来で需要が膨らむとの期待が高まった。

 大和証券の木野内栄治氏は「IoTの裾野は広く、17年も継続して買われるテーマだ」と指摘する。

 石油輸出国機構(OPEC)の減産合意を背景に、原油など資源市況回復の恩恵を受けた企業も多い。4位に入ったスイスのグレンコアやブラジルの鉄鉱石大手、ヴァーレなどだ。世界最大の資源商社のグレンコアは15年秋に経営不安がささやかれ株価が大幅に下げたが、今年の時価総額は2.5倍強とショック前の水準に回復した。

 資源国のブラジルやロシアでは銀行も上位に入った。ブラジルレアルやロシアルーブルはいずれも米ドルに対して2割近く上昇し、ドル建ての時価総額を押し上げた。

 M&A(合併・買収)で時価総額を増やした企業も多い。3.8倍に増やしたチャーター・コミュニケーションズは同業のタイム・ワーナー・ケーブルを買収した。

 一方、日本勢では「ポケモンGO」で躍進した任天堂や、北米の塩ビ事業が好調な信越化学工業、業績回復局面に入ったコマツなどが上位に入った。


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