とみしゅう日記

3回目の『ラ・ラ・ランド』

2017年、僕がもっとも期待していた映画のひとつ、それが『ラ・ラ・ランド』。
その期待度や実際の感想については、こちらの記事をお読みいただくとして。

そちらの記事でも予告していたとおり、3回目の鑑賞を果たしてまいりました。

1回目はIMAX、2回目は普通のシネコン。
そして3回目は、Dolby Atmosのシネコンに行きました。

Dolby Atmosとは、ざっくりいえば最新の音響フォーマットです。
より立体的で臨場感溢れる音響効果が期待できる、と。
感覚的には、環境音が多数登場するアクション映画や、コンサート中継なんかに向いている気がします。
本作のようなミュージカル映画に向いているかというと…ちょっとばかり効果は怪しいわけですが、とはいえ普通のシネコンより悪いということはないはず。

実際観た感想としては、劇的に良くなっているわけではないけれど、ピアノの音なんかはわりとクリアに聞こえたかな…
ただ、映像効果&初回のインパクトも込みで考えると、やっぱりIMAXでの鑑賞が一番だったかも。
来週、もしもIMAXで上映しているところがあれば、もう1回行ってみたいなぁ。

今回、さすがに3回目ということで、腹筋が震えるほどの号泣には至りませんでしたが、初めて気づいたこともいくつかありました。
まず、オープニングの“Another Day Of Sun”の歌詞が、ちゃんと本編にリンクしていたこと。
サントラも何十回と聴いているのに、いまさら気づくとはね…
ほんと、自分の音感のなさや英語力のなさには呆れます。
これでも、英日の技術翻訳でご飯食べているんですけどね (-_-;)

あと、一部の映画評で取り上げられている、人種の問題について。
登場人物の人種は、意図的に偏って作られていることは間違いないのだけれど、改めて見ると「白人」と「黒人」という単純化はされているものの、そのコントラストは映画のテーマとも関わっていることが自分なりに理解できました。

そう、この映画は「自分なりの解釈」がけっこう許されている作りなんです。
過去の名作ミュージカルへのオマージュが多数登場していることは、町山智浩さんのポッドキャストで詳しく紹介されているので、興味がある方はお買い求めください。
そういう予備知識がない僕でも、いくつか見つけられたポイントはあります。
ネタバレになるので詳細は避けますが、オープニングの展開とラスト近くの展開には、ちゃんと関連性があります。

繰り返し見ることで、いろいろな発見がある。
本当によくできた映画です。

IMAX… 来週はもうやってないよな、きっと…
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