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三笠宮崇仁親王殿下には、昨日薨去されました。謹んで、御冥福をお祈り申し上げます。

本年の一般参賀に、お元気なお姿でお出ましになった殿下。来る12月には、101歳の御誕生日を迎えられるところでありました。突然の訃報に接し、悲しみを禁じ得ません。

また、ご子息の寛仁親王殿下、桂宮殿下、そして高円宮殿下は既に薨去されています。残された百合子妃殿下はじめ皇族方のご胸中は察するに余りあります。

大正天皇の親王、昭和天皇の弟君であられた殿下は、激動の３つの御代に生きられました。殿下ご自身、戦前・戦中は軍人として、また、戦後は古代オリエント史の研究者等として、様々な方面でご活躍をなされました。

皇族でありながら、大学講師時代には電車通勤されるなど、飾らないご性格であられました。また、実体験を基に、常に平和の重要性を訴えておられたことも印象的でした。


三笠宮殿下とのお別れは誠に苦しいものではありますが、これから先も殿下への親しみと敬愛の念は尽きることはありません。