NHKメルトダウン取材班が 総力上げて調べ上げた 秀作です どうやってあの事故が起きたのか 経緯が科学的検知をもとに書かれて います 本当に関東でも人が住めなくなる一歩手前までいった 皆に見てほしい
原子力にエネルギー頼る事は 地震国日本では 自殺行為
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福島第一原発 1号機冷却「失敗の本質」 (講談社現代新書) 新書 – 2017/9/20
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官邸や東電本店の要請に従わず、海水注水を強行した吉田昌郎・福島第一原発所長。日本中が喝采を送った「海水注水騒動」だが、事故から5年半経って原子炉にほとんど水が入っていなかったことが判明した。6年にわたる検証で浮かび上がってきた数々の「1号機冷却」の謎に迫る!東京電力技術者や原発専門家ら1000人以上を取材して浮かび上がってきたのが、原子炉冷却をめぐる「情報の共有」に失敗という事実だった。
官邸や東電本店の要請に従わず、海水注水を強行した吉田昌郎・福島第一原発所長。日本中が喝采を送った「海水注水騒動」だが、事故から5年半経って原子炉にほとんど水が入っていなかったことが判明した。6年にわたる検証で浮かび上がってきた数々の「1号機冷却」の謎に迫る!
東京電力技術者や原発専門家ら1000人以上を取材して浮かび上がってきたのが、原子炉冷却をめぐる「情報の共有」に失敗という事実だった。東京電力テレビ会議の内容を、AIで解析し、吉田所長の疲労度を解析したり、事故対応の意思決定に組織上の問題があったことなどを突き止める。
事故6年目経過しても、次々に浮かび上がる新事実。福島第一原発事故の調査報道の金字塔というべき作品
官邸や東電本店の要請に従わず、海水注水を強行した吉田昌郎・福島第一原発所長。日本中が喝采を送った「海水注水騒動」だが、事故から5年半経って原子炉にほとんど水が入っていなかったことが判明した。6年にわたる検証で浮かび上がってきた数々の「1号機冷却」の謎に迫る!
東京電力技術者や原発専門家ら1000人以上を取材して浮かび上がってきたのが、原子炉冷却をめぐる「情報の共有」に失敗という事実だった。東京電力テレビ会議の内容を、AIで解析し、吉田所長の疲労度を解析したり、事故対応の意思決定に組織上の問題があったことなどを突き止める。
事故6年目経過しても、次々に浮かび上がる新事実。福島第一原発事故の調査報道の金字塔というべき作品
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2017/9/20
- 寸法10.6 x 1.2 x 17.4 cm
- ISBN-104062884437
- ISBN-13978-4062884433
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商品の説明
著者について
NHKスペシャル『メルトダウン』取材班
NHKメルトダウン取材班
近堂靖洋 一九六三年北海道生まれ NHK報道局ネットワーク報道部 部長 福島第一原発など国内の原発事故のほか、オウム真理教事件や北朝鮮拉致事件などを取材。
藤川正浩 一九六九年神奈川県生まれ NHK科学・環境番組部チーフプロデューサー 原発事故のほか、気候変動など環境や自然に関する番組などを制作。
本木孝明 一九七五年東京都生まれ。NHK大分放送局放送部副部長 科学文化部で原子力規制委員会などを担当し、原発事故後の再稼働の審査などを取材。
鈴木章雄 一九七七年東京都生まれ NHK大型企画開発センター チーフディレクター 「メルトダウン」「廃炉への道」シリーズを中心としたNHKスペシャルを制作。
岡本賢一郎 一九七八年香川県生まれ NHK科学文化部記者 震災当日から原発事故を取材するほか、原子力政策やノーベル賞など科学技術全般を担当。
国枝 拓
一九七九年 岐阜県生まれ。NHK科学文化部記者 松山局で伊方原発の安全審査の取材を担当後、福島第一原発の廃炉・汚染水対策などを取材。
NHKメルトダウン取材班
近堂靖洋 一九六三年北海道生まれ NHK報道局ネットワーク報道部 部長 福島第一原発など国内の原発事故のほか、オウム真理教事件や北朝鮮拉致事件などを取材。
藤川正浩 一九六九年神奈川県生まれ NHK科学・環境番組部チーフプロデューサー 原発事故のほか、気候変動など環境や自然に関する番組などを制作。
本木孝明 一九七五年東京都生まれ。NHK大分放送局放送部副部長 科学文化部で原子力規制委員会などを担当し、原発事故後の再稼働の審査などを取材。
鈴木章雄 一九七七年東京都生まれ NHK大型企画開発センター チーフディレクター 「メルトダウン」「廃炉への道」シリーズを中心としたNHKスペシャルを制作。
岡本賢一郎 一九七八年香川県生まれ NHK科学文化部記者 震災当日から原発事故を取材するほか、原子力政策やノーベル賞など科学技術全般を担当。
国枝 拓
一九七九年 岐阜県生まれ。NHK科学文化部記者 松山局で伊方原発の安全審査の取材を担当後、福島第一原発の廃炉・汚染水対策などを取材。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2017/9/20)
- 発売日 : 2017/9/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 288ページ
- ISBN-10 : 4062884437
- ISBN-13 : 978-4062884433
- 寸法 : 10.6 x 1.2 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 312,543位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世間との乖離に驚きです。そして一人のリーダーに頼り切る怖さを教えてくれます
2021年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「吉田所長の英断「海水注入」で原子炉に届いた水はほぼゼロだった!」と帯にある。そのような趣旨で本文にも記載があり、実際に注入した水が散逸する迂回路の存在も事実として記載されている。しかし、この数値はあくまで1号機に関するシミュレーションで、詳細は書いてなかったがそのように仮定しないと辻褄が合わない事象があるらしく、それに基づいた設定値とのこと。それを実測値かのように誤認させるように帯に書くことには違和感がある。それに「吉田所長 vs 本店(或いは官邸)」という構図を誇張して「英断」に仕立て上げたのはメディアという側面が多分にあったのでは?NHKが当時そうしたかは知らないが、それを読者への訴求要素として本書の帯で使っている時点でNHKも同レベルである。問題の本質を見直そう、科学的に見極めようという主旨の本書と真逆の帯に違和感を覚えるのは私だけだろうか。
それはさておき、
福島原発事故の問題点を知りたくて、本書を手に取った。1号機に備わっている、電源無しでも稼働する緊急冷却装置IC、通称「イソコン」の扱いに関する問題点を指摘する内容が前半。しかしこれはNHK「メルトダウン」取材班が言い出したことではなさそうだ。中で言及されているように、米国による福島原発事故調査報告書の追録(2012年8月版)で既に指摘されている。取材班は当時の関係者を探しだし、インタビューを行い、その背景を掘り下げた点がこの本の独自の所と思われる。事故対応におけるイソコンの扱いだけに読者の意識を矮小化させることなく、その背景にある問題を掘り下げている点はよかった。浮き彫りにされるのは福島第一原発事故に限った問題ではない。いい加減な陸上イージス配備計画、コロナのダイヤモンドプリンセス対応、アベノマスク、GoTo、緊急事態宣言発令やその解除でも発揮された合理的説明なき意思決定、モリカケサクラの公文書偽造、オリ・パラの不透明な開催基準、監督省庁と事業体との癒着、これら全てに通底する問題、悪しき体質だ。本書前半部は「こういう体質を許すと、将来大損害を被る」ということを認識させるに十分な内容だった。
後半は、まだ調査不足なのに〆切が迫ってきたので仕方なく載せてしまったような感じ。自分たちの主張に合致しているデータだけとりあげて、整合性があるかのうように見せるやり方は不親切で表層的との印象は拭えない。例えばp171。消防車で注入した水が原子炉内部まで到達していなかったことを示す証拠として注入量に対し、炉への流入量が少ないことを示す東電の資料を掲載している。しかし、少なくなっているのは3/19〜3/23であり、その前の3/17, 3/18は数値が一致している。ここはどう解釈するのか。なにより注水が冷却に有効だったかどうか、注水が開始された3/12以降(3/16までの分)の数値に関するデータや言及が全くない(実際には信頼性のある計測値が無いのかもしれないが、それならそう書くべきだろう)。3/19~3/23で観測された注水の漏れが、3/12未明から始められた注水当初にも起こっていたかどうかも不明なわけで、帯にまで書く内容なのだったら、ここはある程度丁寧な説明と考察が必要な箇所ではないか。
そもそも消防車で炉に注水する経路が非常時にうまく働かなかったのだとしたら、設計思想、安全審査、訓練や検査等に(イソコンの場合と同様、負の体質に基づく)不備や欠陥、不作為があったのではないか?そういった検証には至らなかったのだろうか。
本書を読み始めた頃出版された最新版の「福島第一原発事故の「真実」」。興味はあるが「そっちもすぐ読もう」という気にはなっていない。
それはさておき、
福島原発事故の問題点を知りたくて、本書を手に取った。1号機に備わっている、電源無しでも稼働する緊急冷却装置IC、通称「イソコン」の扱いに関する問題点を指摘する内容が前半。しかしこれはNHK「メルトダウン」取材班が言い出したことではなさそうだ。中で言及されているように、米国による福島原発事故調査報告書の追録(2012年8月版)で既に指摘されている。取材班は当時の関係者を探しだし、インタビューを行い、その背景を掘り下げた点がこの本の独自の所と思われる。事故対応におけるイソコンの扱いだけに読者の意識を矮小化させることなく、その背景にある問題を掘り下げている点はよかった。浮き彫りにされるのは福島第一原発事故に限った問題ではない。いい加減な陸上イージス配備計画、コロナのダイヤモンドプリンセス対応、アベノマスク、GoTo、緊急事態宣言発令やその解除でも発揮された合理的説明なき意思決定、モリカケサクラの公文書偽造、オリ・パラの不透明な開催基準、監督省庁と事業体との癒着、これら全てに通底する問題、悪しき体質だ。本書前半部は「こういう体質を許すと、将来大損害を被る」ということを認識させるに十分な内容だった。
後半は、まだ調査不足なのに〆切が迫ってきたので仕方なく載せてしまったような感じ。自分たちの主張に合致しているデータだけとりあげて、整合性があるかのうように見せるやり方は不親切で表層的との印象は拭えない。例えばp171。消防車で注入した水が原子炉内部まで到達していなかったことを示す証拠として注入量に対し、炉への流入量が少ないことを示す東電の資料を掲載している。しかし、少なくなっているのは3/19〜3/23であり、その前の3/17, 3/18は数値が一致している。ここはどう解釈するのか。なにより注水が冷却に有効だったかどうか、注水が開始された3/12以降(3/16までの分)の数値に関するデータや言及が全くない(実際には信頼性のある計測値が無いのかもしれないが、それならそう書くべきだろう)。3/19~3/23で観測された注水の漏れが、3/12未明から始められた注水当初にも起こっていたかどうかも不明なわけで、帯にまで書く内容なのだったら、ここはある程度丁寧な説明と考察が必要な箇所ではないか。
そもそも消防車で炉に注水する経路が非常時にうまく働かなかったのだとしたら、設計思想、安全審査、訓練や検査等に(イソコンの場合と同様、負の体質に基づく)不備や欠陥、不作為があったのではないか?そういった検証には至らなかったのだろうか。
本書を読み始めた頃出版された最新版の「福島第一原発事故の「真実」」。興味はあるが「そっちもすぐ読もう」という気にはなっていない。
2020年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年の前著「福島第一原発事故 7つの謎」に続く、2017年の本著。いずれもNHKスペシャル『メルトダウン』取材班が取り組んだ素晴らしい意欲作であり、失敗から学ぶ提言書である。
非常事態時に稼働する冷却装置(イソコン)の稼働設定値が、技術検討書の裏付けも残されず変更されていたこと、非常事態を想定した冷却装置の稼働訓練が40年間も行われなかったことで、稼働状態(白煙や音響)を体験した者が一人もおらず、福島原発事故時に、稼働しているのかどうかを現場員が見誤っていたこと、免震棟と中央制御室のコミュニケーション手段が有線電話一本で情報共有できず、超高優先度の情報も埋没したこと、組織の縦の指示命令系統が国の関与で一層強められ、他の原発所からのアドバイス、組織の横のコミュニケーションが一切機能しなかったこと、非常事態が長引いた時の組織的な対応である人員交代が全く考慮されず現場任せになって、現場所長は元より現場員にも不眠不休、極度の疲労疲弊を強いたことで、複合機同時事故に対して場当たり的な対応になったこと、現場への十分な食事や休養、トイレ(本書で触れられていないが電源喪失でトイレの通常使用ができなかったと他書で知った)が供給されない過酷な環境を強いられ続けたこと等々、問題、失敗の本質をあぶり出していく。
しかし一方で疑問も湧いてくる。1号機のイソコンが正常稼働していれば何が防げたのか、たとえ1号機が防げても他号機は防げなかったのではないか。その後の原発再稼働要件に本書による指摘、提言は加味されたのか、されていないとすれば大丈夫なのか、時間を福島原発事故前に戻して、今の原発再稼働要件を当時の福島原発に具備したとして、東日本大震災に福島原発は耐えられると言い切れるのか・・・
いずれにしても本書の出発点、福島原発事故当時に行われた注水は、ほとんど炉心に届かず冷却に役立っていなかったことが、シミュレーション分析とはいえ厳然とした事実として分かったことは衝撃である。
壊滅的なメルトダウン、メルトドロー、水素爆発が起きたのは、地震、津波がトリガーとなり、物理法則、化学法則、自然の摂理が貫徹されただけである。全電源を喪失した原発に対して、人は成すすべがなかったのであり、何も成し得なかった、アンコントロールだったのである。
原材料を高度な原発テクノロジーによって電気に変えて供給することが非常事態でさえぎられた時、自然が人工を吹き飛ばして広範囲に壊滅的な状況を引き起こすリスクがある。
だとすれば、そこに「事故対応か、現場の命か」で悩んで逡巡したり、「窒素投入は自社社員にはやらせないが自衛隊員ならいい」と考える現場リーダーや現場員を置いてはならない。個人や資質の問題ではない。ハイリスクに見合う組織の職責として、事故対応によって命を落とす危険性があることを契約した上で、その任に当たってもらわなければならない。民間でムリであれば国営化すべきではないか。
非常事態時に稼働する冷却装置(イソコン)の稼働設定値が、技術検討書の裏付けも残されず変更されていたこと、非常事態を想定した冷却装置の稼働訓練が40年間も行われなかったことで、稼働状態(白煙や音響)を体験した者が一人もおらず、福島原発事故時に、稼働しているのかどうかを現場員が見誤っていたこと、免震棟と中央制御室のコミュニケーション手段が有線電話一本で情報共有できず、超高優先度の情報も埋没したこと、組織の縦の指示命令系統が国の関与で一層強められ、他の原発所からのアドバイス、組織の横のコミュニケーションが一切機能しなかったこと、非常事態が長引いた時の組織的な対応である人員交代が全く考慮されず現場任せになって、現場所長は元より現場員にも不眠不休、極度の疲労疲弊を強いたことで、複合機同時事故に対して場当たり的な対応になったこと、現場への十分な食事や休養、トイレ(本書で触れられていないが電源喪失でトイレの通常使用ができなかったと他書で知った)が供給されない過酷な環境を強いられ続けたこと等々、問題、失敗の本質をあぶり出していく。
しかし一方で疑問も湧いてくる。1号機のイソコンが正常稼働していれば何が防げたのか、たとえ1号機が防げても他号機は防げなかったのではないか。その後の原発再稼働要件に本書による指摘、提言は加味されたのか、されていないとすれば大丈夫なのか、時間を福島原発事故前に戻して、今の原発再稼働要件を当時の福島原発に具備したとして、東日本大震災に福島原発は耐えられると言い切れるのか・・・
いずれにしても本書の出発点、福島原発事故当時に行われた注水は、ほとんど炉心に届かず冷却に役立っていなかったことが、シミュレーション分析とはいえ厳然とした事実として分かったことは衝撃である。
壊滅的なメルトダウン、メルトドロー、水素爆発が起きたのは、地震、津波がトリガーとなり、物理法則、化学法則、自然の摂理が貫徹されただけである。全電源を喪失した原発に対して、人は成すすべがなかったのであり、何も成し得なかった、アンコントロールだったのである。
原材料を高度な原発テクノロジーによって電気に変えて供給することが非常事態でさえぎられた時、自然が人工を吹き飛ばして広範囲に壊滅的な状況を引き起こすリスクがある。
だとすれば、そこに「事故対応か、現場の命か」で悩んで逡巡したり、「窒素投入は自社社員にはやらせないが自衛隊員ならいい」と考える現場リーダーや現場員を置いてはならない。個人や資質の問題ではない。ハイリスクに見合う組織の職責として、事故対応によって命を落とす危険性があることを契約した上で、その任に当たってもらわなければならない。民間でムリであれば国営化すべきではないか。
2020年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
立派に見える組織でも、いざという緊急事態の時にどう対応できるのか?
ある意味、組織の柔軟性が問われるのだが、やはり組織が大きければ、
大きい程、自由に動けず、硬直化してしまうものだ。
その組織の中で、原発爆発後の危機的状況を現場に踏み止まり、戦い
続けた吉田所長の人間性と云わば「武士道精神」に感銘を受ける。
たとえ、「海水注入」が原子炉に全く届かなったにしても、私(福島県民)
は深く、深く感謝する。
逆に、なぜ、原子炉の緊急時冷却装置「イソコン」が発動しなかったのか?
一番有効な手段だった「イソコン」は、いつの間にか40年封印され、
ニ番目に有効な「ベント」SR弁による原子炉内の水蒸気の減圧法に、
入れ替わったのか?
この重要決定事項の変更が、いつ、だれによって、どのような論議のもと
行われたのかが、昔の事で分からないと言ってしまう!東京電力という
組織の在り方に、大きな疑問と、怒りを感じる。
いかにも日本的で、責任の所在が不明となり、誰も責任を取らない。
もはや、これは、日本政府もお得意とする手法であるが、、、、、、。
原子力という生命に直結する分野では、一企業であろうとも、その重要
決定事項に対する決定のプロセスを記録に残すべきだ!!!
公文書という形でも、会議を映像記録という形でも、記録として、
長期に残すべきだ!
AIでの社会作りが叫ばれる現在、こんな事も出来ていない日本の企業文化
の昭和的あり方に、怒りを越えて、情けなさ、悲しさを覚えてしまう。
ある意味、組織の柔軟性が問われるのだが、やはり組織が大きければ、
大きい程、自由に動けず、硬直化してしまうものだ。
その組織の中で、原発爆発後の危機的状況を現場に踏み止まり、戦い
続けた吉田所長の人間性と云わば「武士道精神」に感銘を受ける。
たとえ、「海水注入」が原子炉に全く届かなったにしても、私(福島県民)
は深く、深く感謝する。
逆に、なぜ、原子炉の緊急時冷却装置「イソコン」が発動しなかったのか?
一番有効な手段だった「イソコン」は、いつの間にか40年封印され、
ニ番目に有効な「ベント」SR弁による原子炉内の水蒸気の減圧法に、
入れ替わったのか?
この重要決定事項の変更が、いつ、だれによって、どのような論議のもと
行われたのかが、昔の事で分からないと言ってしまう!東京電力という
組織の在り方に、大きな疑問と、怒りを感じる。
いかにも日本的で、責任の所在が不明となり、誰も責任を取らない。
もはや、これは、日本政府もお得意とする手法であるが、、、、、、。
原子力という生命に直結する分野では、一企業であろうとも、その重要
決定事項に対する決定のプロセスを記録に残すべきだ!!!
公文書という形でも、会議を映像記録という形でも、記録として、
長期に残すべきだ!
AIでの社会作りが叫ばれる現在、こんな事も出来ていない日本の企業文化
の昭和的あり方に、怒りを越えて、情けなさ、悲しさを覚えてしまう。
2019年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
幾ら頑張っても無理なものは無理。電気を作るだけなら他に安くできる仕組みもあるし、そもそも誰かに任せきりにしなければならない仕組みである事はとても危ない事だと思う。分散型のそれぞれに責任が分担できる仕組み、自然エネルギーに変えるほうが安全で安心な未来を開けると再認識しました。
不良資産だと言うことが分かった原発を管理すると言う面倒な仕事が残ってると思うと、暗澹たる気持。
不良資産だと言うことが分かった原発を管理すると言う面倒な仕事が残ってると思うと、暗澹たる気持。
2021年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イソコンの件はなぜ引き継ぎできなかったかは読んでもよくわからなかった。原発を運転することは人間が扱える範囲を超えているのかもしれない。それでも何とかしなければならないようにしていることも感じとれた。