ヤマトHD、純利益34%減に下方修正 働き方見直しで費用増
18年3月期
ヤマトホールディングスは31日、2018年3月期の純利益が前期比34%減の120億円になりそうだと発表した。従来予想を50億円下回る。従業員の働き方を見直す中で配達の委託コストなどが膨らんだ。
売上高にあたる営業収益は2%増の1兆4900億円と、200億円上方修正した。営業利益は28%減の250億円と、50億円下振れる見通し。過去のサービス残業分の賃金の支払いも増加した。
併せて発表した17年4~6月期の連結決算は、最終損益が79億円の赤字(前年同期は36億円の黒字)だった。
一方、営業収益は4%増の3554億円だった。ネット通販の広がりなどで「宅急便」の取り扱い個数は5%増の4億5000万個だった。営業損益は100億円の赤字(同74億円の黒字)だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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