記者会見拒否したまま…鳩山前首相、異例の退任

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100608-00000936-yom-pol

鳩山氏は3月、フリーランスの記者などにも開放した記者会見で「多くの皆さんに開かれた記者会見をより多く開くのが望ましい」などと述べていただけに、過去の発言、姿勢と矛盾する幕引きとなった。

報道により追い込まれた、という被害者意識が強かったのでないか、それで、記事にあるような幼稚な対応になったのではないかと推測されますね。
個々の国民は報道を通じて政治を知る以上、政治家としても、マスコミに対する接し方はよく考えないと、国民の理解を得られないことにつながるでしょう。小沢氏にしても、取材に対し傲慢な態度で(少なくともそのように見える接し方で)臨むことがよくありますが、それによりかなり損をしているという認識は持つべきではないかと私は感じています。

2010年06月08日のツイート

HMV渋谷 8月閉店へ CD不況直撃?

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010060902000074.html

同店は、英国が本拠のHMVの国内第一号店として一九九○年にオープン。「渋谷系」と呼ばれるジャンルをはじめ、若者の音楽文化の拠点として一時代を築いたが、二十年で幕を閉じる。

時代の流れ、ではありますが、今後の電子書籍の普及による書店の衰退ということを予想させるものでもありますね。
ipodが最初に発売されたのが2001年で、その後、約10年の間に、CDを買って音楽を聴くというスタイルは、かなり廃れてしまいました。電子書籍の普及が、音楽配信と同程度の進むかどうかは未知数ですが、一旦、普及が始まれば、その便利さから利用が広がることは容易に予想されます。
今月下旬に発売予定のiphone4でも、電子書籍アプリであるibooksが利用でき、キンドルipadよりも、むしろ、より小型のiphoneのようなツールで本を読むというスタイルが、多機能の携帯電話に慣れた日本では普及する可能性もあるような気がします。

2011年新聞・テレビ消滅

2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)

2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)

今日は午前中から福岡へ出張していて、行き帰りの移動中に最初から最後まで読みました。昨年、出版された後、読まねばと思いつつ読めずにいたので、うまく読み通せて良かったと思っているところです。
この種の話題は、最近、雑誌等でもよく取り上げられていますが、著者は、元々が新聞記者で、その後、インターネットの世界にも身を置くなど、古い世界と新たに到来しつつある世界の双方を良く知るだけに、物事の本質をよくえぐり出していて、内容に納得できるものがありました。
本の中では、

コンテンツ(記事等そのもの)
コンテナ(コンテンツを運ぶもの)
コンベヤ(コンテナを配達するシステム)

という表現が繰り返し使われつつ説明されていますが、コンテナ、コンベヤを握るものが覇権を握るという状況の下、メディアの世界では、この3つの分野のどこに身を置くか、身の振り方ということを考えなければならない人や組織は多いのではないか、という印象を強く受けるものがありました。