世界最先端のプロジェクション・マッピングは「自転車」で移動式!

ブラジル生まれのド派手な自転車が「オモシロイ!」と評判を呼んでいます。街行く人々の目を止める、楽しい仕掛けを搭載して、夜の街へ繰り出していく。そう、この自転車が活躍するのは太陽が落ちてから。

街をプロジェクションで
遊びに変える自転車

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きらびやかなネオンで装飾した自転車には、2万ルーメンのプロジェクター、PC、バッテリー、さらにはスピーカーが搭載されています。これは結構、重そう…。
このプロジェクションマッピングしながら走る自転車「Suaveciclo」を開発したのは、ブラジルのサンパウロに拠点を置くメディアアート・デュオのvjsuave

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街中の建物や壁、街路樹をそのまま活かし、自転車で移動しながら手書きのキャラクターを投影させていく二人。ビルの物陰から、ひょこっとキャラクターが顔を出したり、猫がマンションの壁を逆さまに歩いてみたり。まるで、街全体がアニメの世界に迷い込んだよう。これには子供たちも大喜び。

街に溶け込む
手描きの温かみ

 

いわゆるプロジェクションマッピングって、映像美や世界的建造物との融合など、どちらかというと、テクノロジーの観点や開催場所に注目がいきますよね。でも、対照的にvjsuaveの手法は、手描きのキャラクーに詩やメッセージを添えて、壁や街路樹、湖、歩道に投影していくスタイル。それはなぜか?
そこに暮らす人々との対話や、遊び心を喚起して、彼らの「パフォーマンスと人々が一体になること」を目指しているからなんだそう。ともすれば子供の落書きのような、手描きのキャラクターにこだわる理由は、ここに狙いがあった訳です。

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フィルムフェスティバルや音楽イベントにも引っ張りだこのvjsuaveのふたり。ブラジル国内に留まらず、彼らはこのSuavecicloでロシア、スイス、ドイツ、スロバキア、ルクセンブルク、ポルトガルにも出没。突如始まるプロジェクションマッピングは、大人から子供まで世界の人々を魅了し、評価を得ているようですよ。

Licensed material used with permission by VjusaveFacebook

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。