新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

H7N9は100年で最悪の状況だ

2017-02-20 11:53:50 | インフルエンザ:海外の動き/海外発生

中国の鳥インフルH7N9、日本まで「温度」「空気」がなかなか伝わりにくいですが、「100年で最悪(最大)の状況だ!」とわかりやすい大見出しの報道。

  • 中国の鳥インフルエンザH7N9ヒト感染、100年で最悪の状況。
  • 2013年に最初の発生を見ていらい最高の数字で、我々はこの100年間で最大のパンデミック危機に直面している("We are facing the largest pandemic threat in the last 100 years,"
  • 1月16日時点まででも918例確診、359例死亡。
  • 現在のところ感染者はほとんど、鳥類接触があるか、汚染された環境接触があるかである。
  • 突然にH7N9ヒト感染が増えている理由として、「環境中のウイルス汚染」がある。天候異変がひとつ。もうひとつが生きた鶏を購入する習慣。栄養価は同じなのだから、(と殺場で処理された)冷凍したチキンを買ってほしいと。そうすればコントロールはずっと容易になるのにと。

う~ん。地元民が鳥市場で生きた鶏を買って自分でさばいたり市場でさばいてもらったりの習慣は、過去2013年も14年も15年も16年もあったわけで、説明になってないような気も。天候変異はいかほどのものでしょう。ウイルス変異に言及していないのは、いろいろ思慮があるのでしょうが。。。

ともあれ、「100年で最大のパンデミック危機」とは、温度差のある世界に伝わる表現としてよく言ったという感じですね。

ソースはRT
https://www.rt.com/news/377824-china-bird-flu-humans/
‘Largest pandemic in 100 years’ threatens China as bird flu spreads


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