糖尿病・代謝内科 宮田クリニック

宮田 哲 先生
内科 / 糖尿病科 / 糖尿病内科
取材日:2017年10月30日
JR環状線「福島駅」、JR東西線「新福島駅」、阪神「福島駅」、からすぐの糖尿病などを専門にしている内科のクリニック

プロフィール

宮田 哲 (みやた さとし) 先生
経歴
学歴

府立北野高等学校 卒業
神戸大学医学部 卒業
1987~1990年
米国オハイオ州クリーブランド
Case Western Reserve大学医学部 留学
研究テーマ:糖尿病合併症の成因解明

経 歴

神戸大学医学部附属病院、市立伊丹病院、兵庫県警本部診療所
神戸海星病院(糖尿病センター長)、
JCHO大阪病院(旧 大阪厚生年金病院)内科診療部長
平成29年7月 糖尿病・代謝内科 宮田クリニック 開設

資格・所属学会
日本内科学会認定医
日本糖尿病学会専門医・研修指導医
日本糖尿病学会学術評議員
大阪糖尿病協会理事
受賞歴・出版物
2004年 第19回 日本糖尿病合併症学会 Young Investigator Award受賞
趣味
中・高校時代はバレーボール部、大学ではサッカー部に所属していましたが、現在は、スポーツ全般の観戦専門。
電車通勤中の読書や、休日の美術館巡りが楽しみです。"
今回は大阪市福島区で2017年7月に開院されたばかりの「宮田クリニック」の院長、宮田哲先生にお話を伺いました。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

『代謝内科』という名前は聞きなれないかと思います。『代謝』とは、さまざまな栄養素の合成や分解を介し、活動するためのエネルギーを作ったり燃やしたりして生命を維持するために必須の基本的な営みのことです。従いまして、栄養素を摂取する「食事」、ならびに、エネルギーを使う「運動」とも密接な関係があります。この代謝の何かがうまく廻らないと、血液中のブドウ糖、コレステロール、中性脂肪、尿酸などの濃度が上昇し、それぞれ、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症と呼ばれる疾患になります。ただ、それだけでは、特別な症状が起こらないところが、これらの疾患の難しいところです。患者さんも、「どうして、定期的に通院しないといけないの?」と疑問を感じられるのも当然です。しかし、これらを放置しますと、全身の血管が傷んで、様々な合併症が生じてしまいます。重症化するまではほとんど症状がないので、適切なチェックが必要なのです。『代謝内科』では、これらの疾患を予防したり、コントロールしたりすることによって合併症の進展を抑制し、生活の質の維持ならびに健康寿命の延伸を目指す診療科です。
どれも慢性的な疾患であり、お一人お一人が異なった課題を抱えておられると思います。当クリニックでは、スタッフ一同、日々、悩みを抱えておられる皆様に対して、少しでも、その負担度を軽減し、「元気」な生活を送られるお手伝いができるように尽力して参ります。


ドクターになったエピソードや開業するに至った思いを教えて下さい

 研修医1年目に受け持った症例で、糖尿病網膜症で失明されて失職し、家族とも疎遠になって社会的に大きなダメージを受けられた方がおられました。まだ、医師になりたてで、非常にショックを受けたことを今でもはっきりと覚えています。合併症で困る患者さんを少しでも減らしたいという気持ちが、現在、糖尿病の診療を続けている動機の一つとなっています。

信条や座右の銘など、またそれにまつわる想いがございましたら、教えてください。

『人間万事塞翁が馬』を実感することがあります。疾患を抱えておられることが必ずしもネガティブなことばかりでなくなるように支援することができましたら幸いです。

病院・クリニックの特徴を教えてください。

専門性
医師だけでなく、糖尿病看護のスペシャリストや、糖尿病療養についての資格を有しているスタッフが常にお話をお伺いすることができます。
迅速性
血糖値やHbA1cだけではなく、コレステロールや中性脂肪、肝機能、腎機能、貧血検査なども院内で迅速検査を行っています。
30分~1時間前後で結果がでますので、その日のうちに結果に基づいた治療が可能です。

アクセスの良さ
電車やバスでの通院がしやすいです。
自転車でお越しの方のために専用の駐輪場も設けています。"



推薦ドクターの声

D Medical Clinic Osaka 広瀬 正和 先生

宮田先生は長きにわたり大阪の糖尿病治療の中心でご活躍されてきました。糖尿病の患者会などにも長年協力されており、病気の治療以外にも、患者さんの生活や悩みまで配慮していただいている先生です。とても穏やかで優しい先生ですので、糖尿病患者さんも相談しやすい先生です。

地域医療サポーター 松谷 麻里子
宮田先生はこれまで内科医として糖尿病の特に合併症について臨床と研究を重ねてこられました。
糖尿病は現時点では治らない病気ということで、患者様は診断によってショックで落ち込む方が非常に多いらしいのですが、帰られるときには少しでも気が楽になるようなクリニックを作りたいという想いで開院されました。
また糖尿病は色々な病気と関わっており、抱えている他の病気を念頭に置き、合併症、癌などの早期発見にも努めいかれることをモットーとされていますが、そこは20年以上内科医として全体を診てきた経験を活かしていきたいということです。
同じ気持ちを持ったスタッフと一緒に共通認識を持ちながら、患者様に癒しの場所を提供したいと熱意に満ち溢れておられます。
頭脳明晰ながらソフトな印象の素敵な先生です。
糖尿病だけでなく内科の疾患についても経験豊かな宮田先生は頼りになるのではないでしょうか。