元日本代表陸上選手の為末大さん(36)が、彦根市極楽寺町の市立河瀬小学校で「出前授業」をおこない、児童たちにハードル競技やランニングなどを指導した。
「侍ハードラー」の異名を持つ為末さんは、400メートルハードルの日本記録保持者で、世界選手権では同種目の銅メダルを2度獲得。出前授業は、大手製粉会社「日本製粉」主催の社会貢献活動として企画し、同小学校が開催を要望した。
体育館で授業があり、6年の76人が参加。子供たちは、スキップやストレッチ体操などでウオーミングアップしたあと、ハードルに挑戦。為末さんから「姿勢を正しく」「怖がらずハードルにぶつかっていくつもりで」などとアドバイスを受けながら、ハードルに向かっていった。
授業を受けた高橋芽衣さん(12)は「ハードルは苦手だったけれど、為末さんが背中を優しく押してくれたので頑張れた」と話していた。