足が速い(鮮度が落ちやすいってことね)さばを、新鮮なうちに密封&加熱殺菌して作るさば缶。栄養価も高いのはもちろん、非常食(冷蔵庫が空っぽのときの“非常食”という意味も……)としても良いですよね。
水煮から醤油味、味噌味などいろいろあるさば缶は、もちろんそのまま食べてもイケる。それにメーカーによっても味の濃さや風味が違うので、食べ比べてみるのも楽しいと思います。水煮にも塩を使用、不使用タイプがあるのでいろいろと使い分けができますし、オイル漬けやゴロッと大きくプレミアム缶(感)アリアリのタイプなども料理の幅を広げてくれます!
で、今回は「水煮」のさば缶で作る冷たい「坦々風うどん」。私は稲庭うどんを使っていますが、讃岐うどんやきしめんでもOK。お好きなうどんで作ってみてくださいね。さば缶を風味がアップするひと手間もご紹介します。
魚屋三代目の「さば缶で冷やし坦々うどん」
【材料】2人前
- うどん(今回は稲庭うどんを使用) 2人前
- さば水煮缶 1個(140g)
- きゅうりの千切り、白髪ネギ 適量
- 万能ネギ(小口切り) お好みで
- ラー油 お好みで
- 氷 6~8個
(A)(1人分の量、それぞれの器ごとに混ぜ合わせます)
- ゴマだれ(市販品) 大さじ4(しゃぶしゃぶ用など)
- ポン酢 大さじ1
- 炒りごま(白) 大さじ1
- 粉唐辛子(一味でも大丈夫です) お好みで
作り方
1. 盛りつける器それぞれに(A)の調味料を入れてよく混ぜ合わせ、ラップをして冷蔵庫で冷やしておきます。
※ゴマだれはメーカーによって甘さや酸味などが違うのでお好みのもので。ゴマドレッシング(オイルタイプや中華ゴマタイプ以外のもの)でも大丈夫ですが、味見をしながら混ぜる量を加減してください。甘さが足りなければ砂糖を足したり、酸味が少なければ酢やポン酢の量を変えてくださいね!
2. さば缶は中身を取り出して水気を切り、耐熱の皿などにのせオーブントースターで表面に焼き色をつけます。
その間にうどんをゆでて冷水にとり、ぬめりを落としながらうどんをしめてコシをだします。
3. 1の器にゆでたうどんを盛り付け、氷、冷水にさらしたきゅうり、2のさばを添えて白髪ネギを天盛りにします。仕上げにラー油をお好みで加え、万能ネギを散らします。
※ゴマだれに氷を入れることによって、冷たさと濃さが食べる時にちょうど良くなります。それでも濃いと感じる場合はお水を加えて薄めてください。
お好みですりおろしニンニクやショウガ、お好きな香味野菜をトッピング!
トッピングのさば水煮缶、これがゴマだれに良く合ってうまし! 醤油味や味噌味などもありますが、ゴマだれが濃いめなので今回はやっぱり水煮かな。サバの身はそのままのせてもOKですが、オーブントースターなどで焼き色をつけると香ばしさがアップするのでぜひ試してみて!!!
市販のゴマだれ(しゃぶしゃぶ用など)とポン酢を混ぜたタレは、あとは辛さや風味調節をするだけ! 食べる時にラー油をかけ、よく混ぜてお召し上がりください。本場のスパイス花椒をプラスすれば、しびれる辛さで四川風の麻辣(マーラー)味になりますよ!
※この記事は2017年8月の情報です。