豊洲移転

「石原氏の責任重い」 百条委が報告書

 豊洲市場(東京都江東区)の移転問題を検証する東京都議会の百条委員会が2日開かれ、浜渦武生元副知事ら2人の偽証などを認定する調査報告書をまとめた。7日の都議会で採決する。

 報告書では、浜渦氏と元都政策報道室理事の赤星経昭氏の偽証を認定。移転先の選定経緯に関し、「豊洲は既定路線とはいえず、最高責任者の石原慎太郎元知事の責任は重い」とした。また、東京ガスから豊洲の土地を購入した経緯をめぐっては、「土地取得を優先し、東京ガスに損をさせない交渉を記録に残らない形で行った」と指摘した。

 報告書に対し、自民の理事からは、「偽証したと認定する十分な根拠がないと意見が出たことを記載すべき」などと反発があがったが、自民を除く5会派の賛成多数で採用された。

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