柑橘類最大級の晩白柚(ばんぺいゆ)は、そのままでもサワーでもウマい!!!

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こんにちは。先日行った飲み屋さんで、網焼きした皮つきミカンを食べてそのおいしさに感動し、それ以来買ってきたミカンはレンジでチンして皮ごと食べています。皮の苦さがなくなり、ジュワっとした甘酸っぱさが増して、とてもおいしいですよ。ぜひ試してみてください。

 

そんな、柑橘類への期待値が上昇していた飲み屋さんの帰り、ふと思い出したことがありました。

 

小さい頃、めちゃくちゃデカいグレープフルーツみたいなやつを、近所の友達に見せてもらった気がする

 

その子の家では、むいた皮を玄関で干していたので、遊びに行くと柑橘系の爽やかな香りがしました。あれは一体?

 

帰宅してからネットで検索してみると、熊本県の名産「晩白柚(ばんぺいゆ)」であることが分かりました。良かった! 昔を懐かしむ酔っ払いのたわごとではなかった! 昔を懐かしみ早速注文。

  

晩白柚、到着しました

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晩白柚が到着しました。どんなものが来るのかな? と思いをはせるまでもなく、こんなのが入ってます! という専用の箱に梱包されていました。

 

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こちらは、熊本県の佐竹農園から取り寄せた、1番大きな3Lサイズ(1個入り 2,800円)の晩白柚です。送料無料で届きましたが、北海道には300円、沖縄には1,000円送料がかかるそうです。箱を開けた瞬間から、爽やかな香りが広がります。私の場合は、近所の友達ん家の香りというノスタルジックな効果も。

 

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とうとう、お目見えです! デカーい! ミカン、キンカンと比べると、その大きさが分かると思います。

 

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それから、重ーい! 両手に持った感じでは、「昼休み、校庭でドッチボールしようぜ!」と言いたくなるような重さです。ハカリに乗せてみるとエラーの表示が。やはり思い出は、記録より記憶ということでしょうか。※体重計に乗せると、2.7kgと記録。

 

 

むいていく

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皮をむいていくのですが、どうやらネイティブな方法があるそうです。手順が書かれた冊子も一緒に入っているので、こちらに従ってむいていきましょう。

 

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まず、晩白柚の上部を切っていきます。実まで切らないように慎重に切っていくのですが、慎重すぎて実まで到達しなかったので、良い具合のポイントまで調整しました。

 

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次に、縦に切れ目を入れていきます。こちらも実を切ってしまわないように、包丁の刃先で縦線を入れるイメージで切っていきます。白いワタはクッションのようにフカフカです。

 

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かじると苦いので、口に入れるのはやめておきましょう。

 

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さて、1周切れ目を入れたら、皮を1枚1枚実からはがすようにむきます。ミカンが見守り、キンカンが飽きているなか、いざ!

 

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メリメリメリ……。この触感、梱包材をプチプチつぶしたり、霜をザクザク踏んだりするような、なぜかクセになる要素を秘めている気がします。とても気持ち良いです。

 

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現れました。神々しい雰囲気すらあります。美大生の卒業制作のような雰囲気もあります。つい、別の角度からも写真を撮ってしまいました。

 

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分厚い皮とふかふかのワタに包まれていた中身は、ギッシリと実が詰まっていてズッシリ重たいです。皮をむいてもまだ、ミカンやキンカンの5倍以上の大きさです。

 

 

さらに剥いていく

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続いて、薄皮をむいていきます。ミカンは薄皮どころか、最近は皮ごと食べてしまうのですが、晩白柚の場合はしっかり薄皮を取るのが一般的だそうです。

 

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実も大きいですね。ミカンは網に入って売っているLサイズのものです。キンカンは全く太刀打ちできない大きさです。

 

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薄皮といえど分厚いので、非常にむきやすいです。ドンドンむいていきましょう。

 

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ドン!

 

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ドドン!!

 

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バーン!!!

かつて、こんなにジューシーなタワーを見た事があるでしょうか。1玉全部むくと、13房入っていました。

 

 

食べてみる 

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待ちに待った晩白柚、さっそく食べてみました。サクッとした食感に爽やかな酸味があり、とても食べやすいです。ミカンやキンカンとは、また違った味わいがあります。実が詰まっているので食べ応え十分、パクパク食べられます。

 

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あの日の飲み屋さんの帰り道に感謝を込めて、1房丸ごと使ったサワーを作ってみました。おいしい! 私は、とんでもないものを開発してしまったかもしれません。

とんでもないものを……!

 

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グラスに房が収まりきりません!

 

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煮沸して消毒したビンに、果肉と皮のスライス、砂糖を入れて置いておくと、とろ~りジュレのようにもなるそう。熊本県では、皮も果肉もお鍋でグツグツ煮て作る、晩白柚の砂糖漬けやぼんたん漬けもよく食べられているそうです。

 

おいしかった!

ノスタルジックな思い出から晩白柚を取り寄せてみましたが、あの日の香りと知らなかった味わいに出合うことが出来ました。晩白柚の食べ頃は1月中旬から3月末まで! ぜひお取り寄せしてみてくださいね。

 

お店情報

佐竹農園

住所:熊本県八代市奈良木町64
電話番号:0965-33-3064
営業時間:不定期(ウェブサイトからお問い合わせが確実です)
定休日:不定休
ウェブサイト:http://www.banpeiyu.info/
※この記事は2016年12月の情報です。
※金額はすべて税込みです。

 

書いた人:うちとみ運輸

うちとみ運輸

放送作家、構成作家が所属するエンタメ集団。お笑いライブ、テレビ制作、舞台演出、Web記事制作などを主に活動を行う謎の集団。現在、月刊誌や広報誌、WEBなど各媒体で執筆中。

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