ライトノベルに関するプロを目指す人達のためのシェアハウス「SCH西日暮里」が西日暮里にオープンします。運営するのは、東京都港区のCID株式会社。SCH西日暮里は、入居者をライトノベル制作に関わりたい人に絞り、クリエイターの成長につながるシェアハウスを目指すそうです。

同じ夢に向かう物同士て切磋琢磨することも期待しているそうですが、似た存在としては多くの著名漫画家を輩出したトキワ荘が知られています。トキワ荘は手塚治虫氏ら多くの漫画家が一時居住していたアパート。ライバルが身近に居たことで、互いに良い影響があったと言われています。

SCH西日暮里では同じ志を持つ住人を集める他、共有スペースには住人なら読み放題のライトノベル600冊を設置し、ライトノベル雑誌の定期購読や、毎月の入居者アンケートでライトノベル購入も実施するなど、ライトノベル研究の場を提供。

他にも、入居者同士の影響を後押しするため、入居者同士の食事会を兼ねた作品発表会を定期的に予定し、シェアハウスでのイベント参加(デザインフェスタやコミックマーケットなど)に、プロを招いてのトークショーや創作に関する講習会、共有スペースは入居者のギャラリー兼用としても運用。さらには詳細は未定とのことですが仕事の紹介なども考えているそうです。

募集している入居者は、ライトノベル作家を目指している人、ライトノベルの表紙絵、挿絵を描きたいイラストレーター、装丁デザインなど、ライトノベルに関わる仕事をしたい人達。

気になる立地は西日暮里駅より徒歩5分で、入居の際の初期費用(敷金、礼金、契約金、保証金等)は0円になるそうです。必要なのは、個室賃料6.5万円と共益費1万円。共益費には水道光熱費、ネット代、消耗品費、書籍代が含まれています。

どんな才能が集まるのかまだわかりませんが、もしかしたらこのシェアハウスから有名作家や絵師が多く誕生するかも?しれませんね。


(おたくま経済新聞編集部 / 画像提供・CID株式会社