北海道のじゃがいもで作るポテトチップスが美味しい、3つの秘密[2]

特別取材編でお届けいたします!

↑生産者の皆さんが収穫機械ハーベスターの上で、じゃがいもを手作業で丁寧に選別していきます

「じゃがいもDairy」がベテランフィールドマン白井亮一さんに「美味しいじゃがいもを作る秘密」を聞く、第2弾。
今回語ってもらったのは、「たくさん失敗したから気がついた、生産者との関係で『大事にしたい』こと」。
白井さん、新人の頃は生産者を何度か怒らせたりしたそうで・・・。

 

取材・文/大橋博之
撮影/河野英喜

 

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〈秘密その2〉生産者との信頼関係が、じゃがいもを美味しくするんです!


↑生産者の笑顔が見たいと熱く語る、ベテランフィールドマンの白井亮一さん

 
 

「フィールドマンの仕事が実際の結果と結びついているか、確かめるのは難しいんですよ」と、ベテランフィールドマンの白井亮一さん。

「こういうことをやった方がいいですよ」と生産者の方に提案したとしても、本当にその提案で上手くいくとは限りません。自然が相手なので天候に左右される部分も多いし、環境が要因でアクシデントが起こることもあります」(白井さん)。
 

 

↑雨上がりの朝。陽の当たるじゃがいも畑には、幻想的な霧が立ち込めます

 

「結局は、生産者の方々からの『一緒にやってよかった』という言葉でしか確認できないんです。我々フィールドマンの“やりがい”は、生産者に喜んでもらえることでしかないように思います。生産者の笑顔が、我々の次の仕事と、その先にいるお客様につながってますね」(白井さん)。

どれだけテクノロジーが進歩しても「触れ合いは大切にしたい」と白井さん。
生産者とフィールドマンが共に顔の見える近さにいたい、そんな触れ合いは進歩した未来でも失いたくはないものだそうです。


↑時に生産者と一緒に畑に出て、じゃがいもの生育状態をチェックすることもフィールドマンの仕事

 

今では大ベテランの白井さんも新人の頃は、会社に言われたことをそのまま生産者に伝えに行く、ということをして失敗したことがあったそうです。

「ただ伝えるのと、相手の気持ちや事情も汲み取って伝えるのとでは、まったく違いますよね。生産者の立場に立って話をさせていただくことが、新人の頃はできませんでしたね」(白井さん)。


↑お客様へ美味しいじゃがいも商品をお届けするために、生産者と一緒にフィールドマンも汗をかきます

 

また、生産者の方を怒らせてしまったことも、何度かあったそうです。

「20歳そこそこの若造の時、ベテランの生産者を訪ねて上からモノを言うような言い方をしてしまったことがあります。当然上手くはいきません。そういうことで失敗したことは、たくさんあります」(白井さん)。

生産者と同じ目線でさまざまな意見交換をして、そのうえで会社からの要望をマッチする形で伝える。それがもっとも大事なんだとか。
そんな、心の通う気持ちの触れ合いが、美味しいじゃがいもの生産につながっているんですね!
 

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→ 北海道のじゃがいもで作るポテトチップスが美味しい、3つの秘密[1] はコチラから!
→ 北海道のじゃがいもで作るポテトチップスが美味しい、3つの秘密[3] はコチラから!

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