書く仕事

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「サーモン・キャッチャー」道尾秀介

2017年07月07日 23時03分10秒 | 読書
「サーモン・キャッチャー」道尾秀介



私の人生なんて大したもんじゃない。でも、捨てたもんでもない。

とある釣り堀に集う、全く無関係の6人。

神と呼ばれる、釣り名人。
妻子に見捨てられた中年フリーター、一応「何でも屋」の看板を掲げてる。
その何でも屋に、池の鯉の世話を頼んだ金持ちの老婆。
釣り堀でバイトする女の子、「明(めい)」
明に一目ぼれした、引きこもり少年「さとし」としっかり者の妹「トモ」
彼らに謎のアフリカ人が絡み、わけのわからない展開で物語が始まる。

でも、実は不思議な縁で繋がっていた。
今までの道尾作品とはかなり趣の違うエンタメ作品だ。

こんなにかわいいヒロインが出てくる道尾作品は他にはなさそう。
セリフが、突沸的な笑いを誘う点も他にない。
意外性に満ちた、楽しいミステリーだ。
ただ、やはり、そこはそれ、道尾作品のお定まり、計算されつくした伏線ね。
そこは健在です。道尾作品なんですから。

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