全国の「美唄やきとり」ファンに届け! 福よし本店のもつ串を味わう!【北海道】

北海道・美唄市の名物と言えば、美唄やきとり。北海道民のみならず、全国にファンを持つ北海道グルメです。なかでも美唄やきとりファンからの熱い支持を集めているのが「福よし本店」。美唄市出身の裸電球氏が、美唄やきとり愛を胸に名店の味をガッツリ堪能、しっかりリポートしてくれます。

エリア美唄 (北海道)

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全国に熱狂的なファンがいる、魅惑の焼鳥。
様々な部位の鶏肉が一串で味わえる名物料理があります。


皆さんは「美唄やきとり」をご存知ですか。

北海道・美唄市民の頼み方も豪快です。
「18時に持ち帰りで、もつ50本お願いします」

週末にもなれば、そんな電話が鳴り止みません。

ファンは用がなくても美唄駅で下車したり、高速道路を下りてまで買いに来るほど!
やみつきになる人が後を絶たないのです。

今回は、そんな美唄やきとりファンの聖地
福よし本店 にお邪魔します!

 

この焼鳥で大きくなりました

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自分がいつも食べていた焼鳥が、

いつのまにか、みんな大好きなブランドみたいになっていて、
驚きと誇りで胸いっぱい、メシ通レポーターの裸電球です。

北海道・美唄市。
私、この小さな町の出身なんですよ!


美唄市は炭坑で栄えた町でして、
今回ご紹介する「福よし」も元を辿ると炭坑の集落で産声をあげました。
いまから50年以上も前の話ですね。

 

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美唄市の決して大きくはない繁華街のはしっこ。

闇夜にキラリと輝くここが「福よし本店」です。

札幌市内にたくさんの「福よし」がありますが、
本店の佇まいは、やはりそれだけで、パワーを感じますよね。

ものすごく渋いです。
それでは早速、お邪魔しましょう!

 

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昔から、家族でお祝いといえばココでした。

誕生日に連れてきてもらったこともあります。

美唄で焼鳥といえば「もつ」か「せい」。
なんともシンプルな頼み方なんです。

現在の福よしには「若どり」や「ポンポチ」などのメニューもありますが、
7割以上の注文が、ソウルフードの「もつ」だそうです。

 

焼き場の勢いがすごい!

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まるでショーを見ているようです。

炭火を間に挟み、向き合った状態でどんどん焼いています。

塩をサーッと振ったかと思うと、クルクルと串を回転。
真ん中に鏡があるかのように、動きがシンクロする場面も。

まさに職人技です。

 

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注文の電話が鳴りやみません。

一度に30本以上焼くことのできる大きな台ですが、
それでもトップスピードのまま、焼いては置いての繰り返し。

まるで……スポーツですよ!

 

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すごい火力!
ちょっと近くに立っているだけでもクラクラしそうです。

福よしの美味しさの秘訣は焼き方はもちろんのこと、
やはり「良い素材」を使うことだといいます。

 

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お迎えを待つ、焼鳥のみなさんです。

まるで幼稚園のように、次から次へとお客さんが取りにやってきます。

 

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この暗号がわかれば美唄出身者。

もつ50本とせい30本という意味です。

それにしても合計80本ですよ!

 

焼きあがりました!

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こちらが全国の焼鳥ファンを魅了する、福よしのもつ串です。

5本頼みました。(486円)

壁にはこんな張り紙も!

 

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美唄の人はすぐに焼鳥でパーティーです。

私の知る限り、ほとんどの同級生の家で「何かあれば焼鳥」でしたね。


誕生日、クリスマス、お盆も、正月も人が集まれば持ち帰り!
実は私もお店で食べるのは久しぶり。

お店で食べると、塩が溶けていないので、美味しいんですよね~。
やっぱり焼きたては最高です。

 

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鳥レバー、ハツ、砂肝、キンカン(玉子)、皮などが一串に!
中央の部分が串によって変化するんです。

写真はキンカンですね。
注文した大量の焼鳥の中から、自分の好みを探し出すのも楽しいところ!

 

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私はこのレバーが好きなんですよ。

それに間に挟まるのが「玉ねぎ」なのも「美唄やきとり」の特徴!

串から抜くポイントをどこに置くかでも、味わいは変わってきます。

レバーを単体で食べて、ビールをゴクリ。
その直後に皮と玉ねぎを一気にかみ締める幸せ!

 

お店で食べるとコレが楽しめる! 

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福よしの名物といえば焼き鳥だけではありません!
かけそば 486円です。

〆に食べるのが最高なんですよね~。
鶏出汁が効いていてたまりません。

これにですね、美唄市民は……。

残った串を入れるのです!

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まずはそばだけをズズズっと楽しみ、
宴会で残った焼き鳥をイン!

そばのために焼鳥を残しておく人もいます。

 

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串を入れると、そばの味が変わるんですよ!
炭の香ばしさ、肉のうま味が溶けでて、最高です。

ああ、たまらない。

 

是非、本店を訪れてみませんか?

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食べたくなるでしょ、「美唄やきとり」。

本店は地元の人で今日も賑わっています!

小さな町ですが、この環境から羽ばたいていった魅惑の焼鳥を、
是非味わってみませんか?

一度食べるとヤミツキになること間違いなしです。
筆者・裸電球もお店で食べたにも関わらず、お持ち帰り。

もつ串3本で、ビールの500m缶が空きましたよ!
恐るべし、福よし本店の「美唄やきとり」!

 

お店情報

福よし本店

住所:北海道美唄市西1条南4丁目2-16
電話番号:0126-63-3451
営業時間:火曜日~土曜日16:00~23:00(LO 22:30)
     日曜日16:00~22:00
※お問い合わせは12:00~可
定休日:月曜日(ゴールデンウィーク・お盆・正月は営業)

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

書いた人:裸電球

裸電球

北海道を拠点に食べ歩き。CATVでグルメ番組のレポーターを担当したことをきっかけに、ハシゴ酒が趣味となる。入りづらいお店に突撃するのが大好き。現在はフリーで、映像制作とライターの仕事をしている。

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