現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

児童文学の主人公について

2016-10-14 12:31:04 | 考察
 児童文学の主人公は、いろいろな設定が可能です。
 例えば、王様だったり(寺村輝夫「ぼくは王さま」シリーズ)、クマだったり(神沢利子「クマの子ウーフ」シリーズ(その記事を参照してください)、トラだったり(小沢正「目をさませトラゴロウ」)します。
 しかし、実は彼らを使って「人間の子ども」を描いているケースが多いです。
 そんな時は、主人公の属性(王様、クマ、トラなど)と子どもの本質をどのように融合させて描くかが、作者の腕の見せ所です。

ぼくは王さま (新・名作の愛蔵版)
クリエーター情報なし
理論社

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