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空からのぞいた桃太郎 単行本 – 絵本, 2017/9/1

影山 徹 (著)
4.1 5つ星のうち4.1 58個の評価
すべての形式と版を表示
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あなたは本当の『桃太郞』を知っていますか?

誰もが知っている童話『桃太郎』。でも、その『桃太郎』を空からのぞくと、意外な姿が見えてくるかも知れません。

『桃太郞』は、日本一有名な童話です。現代においても、誰もがその内容を知っています。
ですが、『桃太郞』の物語には、実は裏の顔があるのです。そのことを知る人は、意外に少ないのではないでしょうか。
古くは福沢諭吉、最近ではアニメ監督の高畑勲さんからも批判された、『桃太郞』の裏の顔。
それは、『桃太郞』を普通に読んでいたのではなかなか気づきません。しかし空からのぞくと、つまり俯瞰で見ることによって、如実に浮かび上がってくるのです。
この絵本では、そんな『桃太郞』の裏の顔を、俯瞰で描くことによってあぶり出しました。
作者は、日本を代表するイラストレーターのひとりで、俯瞰図を描かせたら右に出る者はいないという影山徹さんです。その残酷なまでに精緻に描かれた『桃太郞』の裏の顔を、ぜひひとりでも多くの人に確認してもらいたい。
この絵本は、日本で一番有名な童話である『桃太郞』の価値観を根底から覆す、衝撃の一冊です。
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  1. 本の長さ
    32ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    岩崎書店
  4. 発売日
    2017/9/1
  5. 寸法
    22.1 x 29.8 x 1 cm
  6. ISBN-10
    426581204X
  7. ISBN-13
    978-4265812042
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商品の説明

著者について

【影山 徹・作・絵】
1958年青森県三沢市生まれ。東京デザイナー学院卒業。印刷会社、デザイン事務所を経て82年よりフリー。90年講談社「年鑑日本のイラストレーション」新人賞。『鹿の王』上橋菜穂子著(KADOKAWA)など書籍の装画を中心に活動。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩崎書店; スタンダード・エディション版 (2017/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2017/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 32ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 426581204X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4265812042
  • 寸法 ‏ : ‎ 22.1 x 29.8 x 1 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 58個の評価

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上位レビュー、対象国： 日本

小石
5つ星のうち5.0 絵の美しさ
2022年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全ページ見開きで、ゲームの舞台を見ているようなワクワクする構図。考えさせられる絵本として購入しましたが、配色の美しさに魅了されました。渦巻く波の描写がお気に入り。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
shinn
5つ星のうち4.0 面白い
2022年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
桃太郎の矛盾の追求にはもってこいです❗
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
ずんだ
5つ星のうち3.0 アイデアは素晴らしいのに、帯と小冊子が野暮すぎて残念
2018年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鳥瞰図のような視点の見せ方がSNSで話題になっていたので購入しました。

「誰もが知っている昔話を上から見たらどんなふうに見える？」
そんなシンプルなアイデアがたのしい絵本です。とはいえ桃太郎の話を知っているからこそたのしめるものではあるので、大人向けかも。絵柄も見やすく、動物が隠れていたりと細かな発見もあってたのしいです。

しかしこの絵本の最大のマイナスポイントは、帯と小冊子です。
帯にある「鬼だから殺してもいい？」というショッキングなコピーはこの絵本が持つ「既存の世界をちがった目線で見る」という面白さとは全く関係ありません。また、このコピーで期待して購入された方が期待はずれになるのもうなずけます。だって、そんなことを問いかける絵本じゃないですよ。上から見て「おばあさんはこんなとこで洗濯してたんだー」「鬼多すぎだろ！」とか楽しむ絵本です。

社長さんが書かれている小冊子も蛇足で野暮でした。誰もが知っている桃太郎というお話を使う反面、この作品に批判が多いからというのもわかりますが、正直ビビり過ぎだと思います。もしくは戦略なのだとしたら、鳥瞰図好きな読者も倫理観を問いたい読者も裏切られた気持ちになります。ほんともったいない…桃太郎に対する批判なんて、鳥瞰図のアイデアでなんとでも跳ね返せたのに。

帯と小冊子の分、星２つマイナスにしました。帯のコピーを先に見てしまった妻に「なんでそんな意識高いやつ買ったの？」なんて言われてしまい残念です…笑
30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
安達 真木人
5つ星のうち5.0 「違う視点」で桃太郎
2017年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
誰もが知る桃太郎の話に、俯瞰視点の絵を組合わせた意欲作。
4歳の姪に地理的感覚をと買い求めたのだが、それ以上の内容で満足。

特に序盤では、ちゃんと川の上流に険しい岩、下流には丸い石を配してあったり、
影の向きや長さ、生物の種類等などによって時間や季節の遷り変り等、
自然が丁寧に描かれており、読み聞かせでの説明し甲斐がある。

圧巻なのは鬼退治のシーン。
和気藹々とした鬼ヶ島の商店街が一転、火計を用いた奇襲で大混乱の中 大立ち回り。
築かれた屍（外傷も流血も見られないが…）の山に、如何なる理由がこれを正当化出来るのか疑問を抱かずにいられない。”鬼だから殺してもいい？”

と、主題は「違う視点」でみるということ。
おまけ小冊子にある通り、それぞれが自分のアタマで考えて疑問や感想を話し共有する教材として最適。
絵本はコミュニケーション・ツールであると再認識。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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あんずバー
5つ星のうち5.0 100年後も読み継がれる傑作
2017年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一言で言えば、傑作でした。

物事を俯瞰することで気づくことはたくさんあります。
普通の桃太郎と合わせて読ませることで、
お子さんに、複眼的な視点の重要さを教えることができると思います。
メディアリテラシーがますます重要になる今後の世界において、
幼少期に最適の教材ですね。

疑問を持ち続けることは、
多くの学びと気付きを与えてくれます。
自分も幼稚園の頃に読みたかった。
たぶんもっと頭のいい自分になれていたかも…。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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ｈｙｄｏｒｏｇｅｎ
5つ星のうち4.0 作品は良い　帯と解説は酷い
2020年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
恒川光太郎著「草祭」（単行本）の表紙画が好きでこの画家に関心を持ちました。
今流行りの「ドローンから見た〇〇」みたいなアイデアは良。緻密ながら手描き感溢れる絵もとても良かったです。
酷いのは、多くの方が仰るように帯と解説（著者でなく出版社によるもの）。
「鬼が本当に悪なら、どうして住みやすい人間の土地を奪わなかったのでしょうか？」って・・
土地を奪えば自分で農地耕作をしなくてはいけない。当時の軍隊・警察（封建地主、国司等）とも対峙しないといけない。統治能力や生産能力のない山賊・海賊・野党の類が、一般人の目の届かない根城に隠れ潜むのは、古今東西当たり前ですやん。
物語が語られた昔（特に戦国時代）には、映画「７人の侍」やNHK大河「麒麟がくる」等で描かれるように、不定期に訪れては食料や財産や村の娘を略奪していく野党の類は、村人達の悩みの種だったでしょうに。この出版社は一体どういう倫理観の持ち主なのか。

それにしてもこれだけ優秀なアーティストが、こんな下らない出版社の顔色を伺わないと本一つ出版できない現状に慄然とします。
本作を書店で見つけてたら、この帯を見てまず買わなかったと思う。
今の日本の出版業界の異常な出版不況は、別にネットのせいじゃないでしょう。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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やみもり
5つ星のうち5.0 上空から見た
2018年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上空から桃太郎の話を見た絵本です。斬新な考えだと思いますが、多分、屋内を描けないため、桃を山の上で割る羽目になったんじゃないかと思います。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
世阿弥
5つ星のうち3.0 上から見たももろう
2019年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上から見た桃太郎　という１つのアイデアで作られた絵本です。
絵も好きだし発想もユニークだから新品で購入。
ただ、想像を超えるものではなかったというか…
当たり前なんですが桃太郎の話なのでそれ以上に広がっていかないです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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