遊爺雑記帳

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名護市長選 自民は総力戦体制

2018-01-05 23:58:58 | 東シナ海尖閣諸島
 2月4日の名護市長選迄、1ヶ月を切りました。社民、共産、社大、自由、民進推薦の3選を目指す現職の稲嶺進氏(72)と、自民、公明推薦の前市議で新人の渡具知武豊氏(56)との一騎打ちの様相となっています。
 オール沖縄勢力が、宮古島、浦添、うるまの県内 3市長選での連敗に続き、那覇市議会選挙では過半数を割り、4連敗する勢力減衰傾向が見られるなか、自民党は総力戦態勢に入っているのだそうです。
 

名護市長選へ自民幹部大挙 辺野古移設実現へ必勝態勢 (1/5 産経)

■「沖縄世論を転換する年に」
 
自民党が沖縄県名護市長選(28日告示-2月4日投開票)に向け、総力戦態勢に入っている。二階俊博幹事長ら党幹部は4日、大挙して名護市を訪れ、与党系候補を激励した。今秋に県知事選も控えており、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に向けた「勝負の年」
となるだけに挙党態勢で必勝を期す。

 「選挙は最後まで頑張った者が勝つ。一層の奮起を心からお願いする」。二階氏は4日、名護市で開かれた渡具知武豊氏(56)=自民党県連、公明党県本部推薦=の集会でそう訴えた。自民党の萩生田光一幹事長代行と林幹雄幹事長代理も同席し、塩谷立選対委員長も沖縄入りして陣営のてこ入れを図った。告示後は小泉進次郎筆頭副幹事長も投入する。

 名護市長選は、元市議で辺野古移設容認の立場をとってきた新人の渡具知氏と、移設阻止を掲げ3選を目指す現職の稲嶺進氏(72)=社民、共産、社大、自由、民進各県委・県連推薦=の一騎打ちになる見通しだ。
 平成26年の前回選では、稲嶺氏が
約4千票差で自民党系候補を破った。ただ自民党幹部は「情勢は前回ほど悪くない」と語る。その要因の一つは、前回自主投票だった公明党県本部の推薦を得たことだ。公明党の基礎票は2500票とされ、二階氏は強く推薦を要請してきた。ただ、辺野古移設に反対の公明党県本部が支援に本腰を入れるかは不透明だ。二階氏ら幹部の「名護詣で」は、自民党の本気度を示し、公明党の協力を引き出す狙い
もある。

 稲嶺氏が辺野古移設に反対しているため、年間十数億円ともされる米軍再編交付金を受け取っていないことも選挙に影響する可能性がある。
政府関係者は「稲嶺氏はイデオロギーを優先し、市民も不満をためている」と説明
する。

 昨年行われた県内の市長選では、自民系候補が3連勝した。名護市長選で翁長雄志知事に近い稲嶺氏を破れば、秋の県知事選に弾みがつく。
自民党幹部は「連勝して沖縄世論を転換する年にする」と強調している。(石鍋圭)

 「オール沖縄」 4連敗 - 遊爺雑記帳
 名護市長選まで 2ヶ月を切ったが - 遊爺雑記帳

 2010年の名護市長選挙で、普天間基地の辺野古への移設を容認する島袋氏を、移設反対を唱える民主・共産・社民・国民新・そうぞう・沖縄社会大衆6党が、稲嶺氏を擁立して、島袋氏を破り誕生した稲嶺市長。オール沖縄の候補者一本化と、自民党本部と県連の連携、公明党との共闘が進まず、稲嶺氏の2期連勝が達成されていました。

 年初の名護市長選結果は、秋の県知事選にもつながることから、各陣営が注力しているのですね。更に、自民党も公明党も本部と県との組織の間で意志の統一がとれていないことが敗因でしたが、今回は二階幹事長のガバナンスがどこまで浸透するか、公明党の共闘がどこまで進むかがカギとなります。
 公明党との共闘で、今回は、渡具知武豊氏への推薦が得らたとの事。
公明県本が渡具知氏に推薦状 「海兵隊の県外・国外移転」盛り込んだ政策協定結ぶ - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

 しかし、普天間飛行場の移転については、「在沖海兵隊の県外、国外移転を求める」との政見に変遷。
 それでは、政府や自民党本部とは政策が異なりますし、辺野古移転を容認していた渡具知氏の基本姿勢とも異なることになります。市民の方々も渡具知氏が辺野古移転容認派であったことはご存知のはずです。
 自民党は何故根幹の争点の政見を偽るのでしょう。ルーピー鳩山でさえ、辞任した時は、「県外、国外移転」を一旦ですが取り下げました。
 オール沖縄が 4連敗しているのが県民の世論の流れです。
 尖閣の領海、領空はついに中国軍の進入が生じるまでにエスカレートしています。「海監」による取り締まりで、石垣など日本の漁船は尖閣近海での漁はできなくなっています。つまり、尖閣の日本による実効支配が危うくなっています。
 抑止力の海兵隊を、県外、国外に退去させることは、中国に尖閣を差し出すという、中国領事館の支援で誕生した、傀儡・翁長知事の役目を成就させることと言っても過言ではありません。

 普天間飛行場の、辺野古移転は、キャンプシュアブへの統廃合であり、米軍基地削減の一環です。
 先日の、小学校への部品落下事故は、普天間飛行場のキャンプシュアブ沖への統廃合に反対し、小学校の移転にも反対する勢力が、小学校を危険な場所へ釘づけにしているから、予想される事故が生じたのです。
 津波が予想されるのに、堤防の高さを放置し、発電設備を浸水する地下に放置していた福島第一原発と同じです。

 今回、自民党が総力を結集と言いますが、遠い県外にいる遊爺でさえ、自民党及び、自公統一候補の誕生へのドタバタが聞こえてきます。情報量が多い地元の皆様には、このドタバタは不信をつのるだけかと推測します。
 沖縄=日本を取り巻く中国の侵略のエスカレートを訴え、沖縄県民や日本国民を護る為に、キャンプシュアブへの普天間飛行場の統廃合がベターな策として実施が急がれることを、かつての島袋氏の様に、正々堂々と訴えて選挙戦を戦っていただきたい。
 選挙の結果、中国の侵略を手助けする為でもあり、世界一危険な普天間飛行場を放置し市民の方々を危険にさらし続けるという民意なら、それは民意。

 ただ、オール沖縄 4連敗に見られる様に、民意は変化しています。日々の市政、県政にも力を注ぐ市長、県知事が求められていると感じられるのですが、県外の国民(厚木近隣や御殿場に住んだ経験はある)の無知なのでしょうか。



 # 冒頭の画像は、尖閣諸島周辺の接続水域を航行する中国の公船や漁船に対応する海上保安庁の巡視船(左端) (平成28年8月)




  この花の名前は、キンシバイ




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