中部大学の武田教授が自身のブログで展開している「持論」が面白い。
武田教授は「コレステロールの嘘」を糾弾している。つまり、コレステロール値の設定が誰のためなのか。武田教授によると医学界は、コレステロール値を低く抑えようと「高ければ……」の恫喝医療を広めている。それは「病院経営の安定化と製薬会社の利権」のためと断言する。
また「適正血圧」にも疑問を呈している。医師が患者の適正血圧が分からないため、「基準値」に沿った診察・投薬をする。「血圧とコレステロール値は低ければいい」という考えが国民の間に蔓延した結果、がんや認知症が増加した、という。
テレビの人気番組で、〇〇は健康に良い、と紹介すると、主婦がスーパーに殺到して、あっという間に商品がなくなる、という現象が起きる。これなどはいかに日本人が権威に弱いかを表している。「医者・弁護士・学者・行政が言っているから……」という理由で、疑うことなく信じ込む日本人。違う意見や少数の学説を排除し、「長いものに巻かれる」性癖は止めたほうがいい。
武田教授によるとNHKが「今からでは間に合わない」と環境破壊をあおるような番組や、「悪玉コレストロール」と決めつけていたものが、ある時から「必須コレストロール」だったという事例もあると論じている。
今でもテレビでは「ほっておくととんでもないことになりますよー」と「恫喝番組」が花盛り。
日本人はとかく「騙されやすい民族」、玉石混交の情報の中から真実を見極めるのは至難の業。
武田教授は数少ない発言する学者だ。