商品開発から製品化までの道のりの中で、避けて通れない「プレゼン資料作り」。アイデアを可視化して共有するためには訴求力の高い資料を!とは思うものの、これがなかなか難しい。雑然と散らかったアイデアやデータをどうひとまとめにするか……悩むビジネスマンも少なくないかと。そんなビジネスマンの必見?の「圧倒的プレゼン資料」、「日清のどん兵衛 釜たま風うどん (5⽉28日発売) 」の社内資料がこの度公開されました。これで社長もつるっと承認したんだとか!?

 「本場香川の釜たまうどんに対するどん兵衛釜たま風うどんの戦力調査」というタイトルから始まるプレゼン資料なのですが……タイトルのスライドから既にツッコみどころ満載。

 まず、全部手書き。今のご時世、会社ロゴとブランドロゴから文字の一つ一つが全部手書きなんて……斬新。白地に黒ペンと赤ペンを駆使した総手書きのスライドの右上には、赤い四角枠に囲まれている「圧倒的極秘」の文字。タイトル含む13ページに渡るプレゼン資料は手書き職人による本場香川のうどんと「釜たま風うどん」の比較や課題解決の為の情報などがイラストや図表もふんだんに盛り込まれております。例えば待ち時間の比較では香川の有名店では1時間以上、休みの日は2時間以上とし、どん兵衛の場合は有名になっても「5分」と訴求。確かにそうだけども……。



 手書きならではの味わいもさることながら、手書きだからこそできるグラフの作り方まで……って、これ!この円グラフはどう考えても意図的でしょ!!「圧倒的どん兵衛好き100人」というグラフの中に書かれている「圧倒的においしい」23人がどう見ても若干いびつな円グラフの8割近くを占めているんですけど。「圧倒的にふつう」65人と入れ替わっているーーー!?ってこれって、印象操作というのでは。

 とにかくこの資料、全てにおいて「圧倒的」が連呼されており、読み進めるうちになんだかつるっと承認したい気になる……わけないと思います。とはいえ「日清のどん兵衛 釜たま風うどん」は発売決定しており、5月28日に全国ですでに発売済み。希望小売価格は1食180円(税別)となっています。

情報提供:日清食品