コンサートやライブ、スポーツイベントなどのイベントを裏で支えるイベントスタッフ・コンサートスタッフバイト。みんなはどこに満足しているの？時間、時給、仕事内容について詳しく聞いてみました。
【目次】
1．イベントスタッフ・コンサートスタッフバイトの仕事内容
2．総合評価
3．労働時間
4．時給
5．この仕事の満足度
6．イベントスタッフ・コンサートスタッフバイトで働いてみた体験談
7．メリット・デメリット、評判は？
イベントスタッフ・コンサートスタッフバイトの仕事
仕事場は「コンサート」「ライブ」「ヒーローショー」「販売会」「セミナー」「スポーツイベント」などの会場がメイン。会場設営、客席の準備、グッズ販売、受付（チケットのもぎり）、お客様の誘導・案内、警備などを行います。イベント終了後に、会場の片づけを行う場合もあります。
ひとつのものを大勢のスタッフでつくり上げる醍醐味や、イベントが成功したときの達成感を味わえるのはイベントスタッフ・コンサートスタッフバイトならでは。やりがいを感じて、バイトをリピートする人も多いようです。
1日単位で求人があるので、空いている時間を使って好きな時に仕事ができ、学校やサークルで忙しい学生にもチャレンジしやすいバイトです。求人が多いのは7、8月の夏のイベント期間、12、1月のクリスマス、カウントダウン期間。気になる人は求人をチェックしておこう。
総合評価：時給に満足、仕事が好きがに5つ。トータルも満足度が高い結果に
ライブやイベントの開催に合わせて単発が多いイベントスタッフ・コンサートスタッフバイト。勤務時間はイベントに合わせて半日や1日など長時間が多いですが、時給が高く、比較的イベントの裏側を見ることができるなど貴重な体験ができるため、時給、仕事が好きともに★5つ。トータルでも★5つで満足度が高いバイトです。
1回の労働時間：7時間以上が40.7％。勤務時間は長いが、達成感とやりがいは半端ない
7時間以上が40.7％と勤務時間は長め。その分、頑張った分だけの達成感とやりがいがあります。また、長時間大勢のスタッフと協力して仕事をこなすため、仲間ができやすいという魅力的なバイトです。
※平日の労働時間を集計
時給は1000円以上が40％超え。単発でしっかり稼ぎたい人におすすめ
時給1000円以上が合わせて40％を超えました。求人では日給表記をしていることも多いようです。単発で仕事をしたい人や短期間で高収入を得たい人にはおすすめバイトです。
※バイトの時給は地域や時期、時間帯によっても変わります。
仕事は「仕事そのものが好き」という回答が45.3％と大多数！
「イベントの雰囲気を楽しみながら仕事ができる」「近くで芸能人をみたりもできるので楽しい」など、自分自身も楽しめることから「仕事内容そのものが好き」という人が45．3％も。また、荷物の搬入や撤収など比較的単純な作業が多く、「比較的仕事が楽」という回答が30.2％でした。
※複数回答可
イベントスタッフ・コンサートスタッフとして働いてみた体験談
＜ココがよかった＞
・普段見ることのできない楽屋や、舞台の裏側を覗くことができる。
・多くの学生がバイトをしに来るので、友達がたくさんでき、とても良いです。
・突発的に入れるため、お金のないときにありがたい。ライブを無料で見ることができる。
・お客様と触れ合う機会も多く、反応が直接返ってくるところにやりがいを感じていました。
・人を楽しませるイベントを作り上げているという達成感が得られる。深夜、早朝作業が多いけれど、イベントが成功したのを見ると疲れも吹き飛び、次の仕事への活力になります。
＜ココが大変＞
・着ぐるみの中の仕事は体力的に大変。夏場は熱中症予防に気をつけなければいけない。
・立っている時間が長く体力仕事で、連日となるときつい。
・社会人としての振る舞いを求められたので、マナーの面で勉強することが多く大変でした。
・高価な物品や大きく重たいものなども運ばなければいけないので、大きな責任感を感じた。
・会場が自宅から離れていた場合、体力を使う仕事なので行き帰りをしんどく感じることがあった。
メリット・デメリット、評判は？
＜メリット＞
・基本的にイベントを見ることは禁止されていますが、音は耳に入ってくるので働きながら有名歌手の音楽を聞くことができます。（30代／女性）
・同じことの繰り返しにならないので変化があって楽しいのがメリットです。（30代／女性）
・様々なアーティストの業務に携われるので、芸能界に興味のある人はメリットが豊富です。特に楽屋設営は実際にタレントと会えることもあります。（20代／女性）
・シフト制のバイトと違って、働きたいと思った日に働くことができます。（20代／女性）
＜デメリット＞
・イベント会場はアクセスが悪いことが多く通勤が大変でした。（20代／女性）
・コンサートはアンコールの有無によって時間が大きく変動するため、バイトの時間が明確ではありません。（20代／女性）
・重たい荷物や機械を運ぶことがあるので、体力的にきつかったり、腰を痛めることがありました。（20代／女性）
・イベントがないと働けないため、イベント数が少ない地方に住んでいる場合、それほど稼ぐことができないと思います。（20代／男性）
データ：データ：18歳～25歳までの学生時代にアルバイト経験者（2157人）を対象に調査（調査期間：2015年12/4～12/21）。
調査協力／株式会社クラウドワークス
文：荒川文乃
