赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。
 



AFC Champions League, Round 8 2nd Leg
Urawa(JPN) 4 v 1 Kawasaki(JPN) [Aggr. 5 v 4] @Saitama Stadium 2oo2, SAIATAMA(HOME)

今更ではありますが、いやはや久方ぶりに(といっても済州戦もあったか…)頭のネジが何本か飛んで行ってしまったような大逆転劇でした。アウェイでの1stレグで1×3で敗れていたため、正直なところ浦和の逆転勝ち抜けのためにはこの試合を2×0で逃げ切るか、あるいは3×1で延長に持ち込んでうっちゃるくらいの選択肢しかイメージできませんでしたが、90分4×1での逆転勝ち抜け、しかも痛恨のアウェイゴールで先制を許した上で引っ繰り返すというのは全くもって想像を超えていました。平日埼スタACLの浦和は強いですね。大入りの時にからっきし弱くて客の入りが悪い時は強いというのもプロサッカークラブとしてなんだかなあというのはまちがいないのですが…(笑)



開始18分で先制を許した場面は対面の右SBエウシーニョ選手にたやすく裏を取られてしまった槙野とエウシーニョ選手にかわされた西川の合作という感じでしたが、1ボランチの青木がエウシーニョ選手にパスを出した中村憲選手にもう少し寄せられなかったかなー、というのは要求が高すぎるでしょうか。この時点でさすがの埼スタも一瞬静まり返ったように個人的には感じましたが、いずれにせよ35分に矢島のスルーパスに反応した興梠がゴールしてすかさずこの試合ではタイにしたことで私含めスタンドが大きく勇気づけられたのは間違いなかったと思います。そして何より、現地ではよくわからなかった川崎左SB車屋選手の一発退場劇ですが、映像で見る限り一発退場もやむなしという印象を持ちました。



浦和の試合で数的有利というと反射的にイヤな予感がしてしまい、実際現地でもそんな話をしていましたが、この日はむしろ川崎さんの方に数的不利の立場になった時に引いてカウンターをちらつかせながら守りきるといった引き出しがなかった、ということだったのかもしれませんね。特に川崎さんが中村憲選手のみならず大島選手まで下げてカウンターの威力を自ら大きく減らしてくれたのは浦和としては非常に助かりました。数日前のリーグ柏戦でまさにそういう場面を見せつけられていただけに余計にそのように感じました。浦和ではマウリシオを下げてズラタンを投入した堀監督のギャンブルが見事に当たりましたね。正直言ってスタンドで見ていたときは「おいおいマウリシオ下げて大丈夫かよ」と思っていましたが、中村憲選手が下がっていたことも堀監督の背中を押したのかもしれませんね。



柏戦で失点に絡んでしまった遠藤に代わりCBに入ったマウリシオは相変わらずの安心感で存在を示し、復帰初戦で武藤に代わりインサイドハーフ的ポジションに入った柏木もしっかりとゲームを作ってくれていました。この試合では矢島が先制点をアシスト、ラファが2試合合計の同点ゴールということで、堀監督が我慢して使っている(と勝手に私が思っている)ふたりがまがりなりにも結果を出してくれたことは喜ばしいことなのですが、特にラファは相変わらず守備はおざなりで攻撃時も独善的なプレーが目立っており、それ以外にもチームとしての守り方も含めてまだまだ課題山積、この試合をもって万事問題解決!と楽観することは全くできませんが、とにもかくにも9年ぶりのACL準決勝ということでこのめったにないチャンスを是非とも掴みたいですね。そしてあわよくばリーグや天皇杯にも弾みをつけたいところです。

AFCチャンピオンズリーグ ラウンド8 2ndレグ
浦和4×1川崎@埼スタ

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