児童買春 背景知って 被害少女支援の団体発足

2018年12月06日 05時41分12秒 | 医科・歯科・介護

任意団体 シェアスル

 千葉の女性ら「若者の駆け込み寺に」 /千葉

 毎日新聞2018年12月2日 地方版

社会一般
千葉県
 経済的な困窮や虐待などさまざまな困難を背景に児童買春の被害に遭った少女らを支援しようと、千葉市の女性ら10人が任意団体「シェアスル」を発足させた。少女たちの実態を学ぶ講演会を開催し繁華街の巡回にも取り組んでいる。

若い女性の「駆け込み寺」となるシェルターの開設も目指している。【斎藤文太郎】

 代表は千葉市美浜区の関根由紀世さん(56)。

夫婦間や交際関係にある男女間の暴力(DV)を防止するためNPO法人「ウィメンズ・ウィングちば」で相談事業などに長年携わってきた。

少女の自立をサポートする一般社団法人「Colabo(コラボ)」(東京)とコラボと関わりのある少女たちが企画した展示会に2016年に足を運んだ。少女たちの体験や思いがパネルで紹介されており、17年秋にはコラボの仁藤夢乃代表(28)の講演を聞き、児童買春に至る経緯が単純ではないことを知った。

 「千葉にも苦しむ少女がいるのでは。支援が必要ではないか」。DV防止に取り組む仲間たちとそんな会話になり、実態を知ろうと17年の冬にJR千葉駅や京成千葉中央駅付近などを巡回。一見して困難な状況だと分かる少女は見かけなかったが、アダルトショップや少女がライブに出演するカフェなど以前は知らなかった店舗があることに気づいたという。

今年6月、生活困窮や就労の相談員や他の市民活動にかかわる女性らとともに任意団体を発足。

団体名は「共有する」という意味で、少女たちを取り巻く現状や課題を多くの人と分かち合いたい、という思いを込めた。 

 

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