庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
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F1 イタリアGP

2018年09月14日 23時53分33秒 | F1
この数週間で色々な動きがありましたが、まずは鈴鹿での日本GP契約延長おめ( =゚ω゚)ノ。F1の開催権がリバティメディアになって難航してるという噂も流れておりましたが、最終的にはどうすれば集客力を高められるかという前向きな方向性で一致したようです。まずはブルーインパルスでも呼んでほしいですな(^^;。各国GPには、それぞれの国を代表して空のアクロバットチームが参加してますから。

それ以外にもありましたが、それは最後にまとめて。とにかくこの数週間というもの、フェラーリにはがっかりさせられました(;´Д`)。

さてがっかりさせられた第一弾、フェラーリのお膝元モンツァでのイタリアGP。今年は金、土まではフェラーリペース、肝心の日曜日決勝ではメルセデスが持って行くパターンが多かったのですが、今回もその展開。いや、よりがっかりさせられました(;´Д`)。
メルセデスはやるべき事をきっちりとやりきり勝ったのですが、フェラーリはそれが出来ていない(;´Д`)。野球で言うならメルセデスは「ノーアウトで一番バッターが出塁、二番バッターは送りバントもしく進塁打できっちりランナーを進ませ中軸で得点」なのに対して、フェラーリは「一番バッターが出塁したのに二番は無意味なバスターエンドランでゲッツー。三番バッターが二塁打で四番に繋ぐも、これまた三盗失敗でスリーアウトチェンジ。ランナー二人が出たのに記録上は三者凡退。しかもこの作戦がすべてベンチの指示」みたいなちぐはぐさでした。

予選では久々キミ・ライコネンがポールポジション、二番手ベッテルとティフォシ大盛り上がりの展開。しかしスタート直後、ベッテルはトップを行くライコネンを意識しすぎるあまり、予選三番手から追い上げるハミルトンへの注意がおろそかになり、結局、ベッテル、ハミルトン接触。この結果ベッテルは18番手まで順位を下げ、その後猛追するもトップに争いには絡めないまま四位フィニッシュ。
孤軍奮闘する羽目になったライコネンは一度はハミルトンにパスされるものの、すぐに抜き返してトップをキープ。しかし二十周目、メルセデスがハミルトンのタイヤ交換をするようなそぶりを見せると、フェラーリはそれに併せてライコネンをピットに。しかしメルセデスは直後にハミルトンがファスティストラップをたたき出したのを見てタイヤ交換中止、ステイアウトで難なくトップを奪い返す。
この時点でほぼ勝敗は決まってましたなあ(;´Д`)。
ハミルトンはその後プッシュを続けて自分のタイミングでピットイン。タイヤ交換でポジションを失ったハミルトンに替わり、ライコネンに立ちはだかったのがボッタス。ボッタスはタイヤの限界ぎりぎりまでライコネンを抑え、後はハミルトンに託してピットイン。
最後はライコネンとハミルトン、サシの勝負となりましたが、早めにタイヤ交換してしまった分、ライコネンには不利。ましてやタイヤに厳しい高速サーキットモンツァ。
45周目のターン1でハミルトンにパスされると、その後はもうトップを争う戦闘力は無し。タイヤを労りつつ二位キープがやっとでした(;´Д`)。
結局、一位ハミルトン、二位ライコネン、三位ボッタス。そして四位ベッテルという結果に。
フェラーリは勝てたレースどころか、1、2フィニッシュも充分に狙えたレースだけにがっかりです(;´Д`)。これでシーズンの流れは大きくメルセデス、ハミルトンに傾いた感じですね。

そしてレース後にまたもやフェラーリに関するがっかりニュースが(;´Д`)。
イタリアGP前には来年もベッテル、ライコネンでほぼ確定と言われたフェラーリのシートですが、ここに来て亡くなった前会長マルキオンネ氏がルクレールと仮契約を済ませていたことが発覚。結局ルクレールはフェラーリに、シート交換の形で来年からアストンマーチンと組むザウバーにライコネンが放出という結果に(;´Д`)。
いやまぁ、率直に言わせて貰うと、フェラーリのこの決定にはがっかりだよヽ(`Д´)ノ 。
ルクレールは確かに若手の有望株ですが、来年いきなりフェラーリに乗ってライコネンに相当するパフォーマンスを発揮できるかは疑問です。ツイッターで「フェラーリの将来を考えたら、ベッテル放出。ライコネンの元でルクレールに経験を積ませた方が良いのではないか」という意見を呈されている方がいらっしゃいましたが私も同感です(^^;。
今回のGPもベッテルの独り相撲という印象が強いですかねえ。考えようによっては現在20人いるF1ドライバーの中で、一番ライコネンを怖れているのは、ハミルトンでもリカルドでもない。ましてやフェルスタッペンのわけでもなく(^^;、チームメイトのベッテルなのかも知れません。
レッドブル時代のチームメイト、ウェバーは当初、二人とも無冠の状態から始まり、チャンピオンになってからは常にベッテルがリードしてきた関係でした。
しかしライコネンはベッテルよりも早くワールドチャンプになっており、アロンソと同様、他のドライバーにもリスペクトされてる存在。
一つでも負けたら、自分は事実上のセカンドドライバー扱いになってしまうのでは。
ベッテルとみてると、ライコネンに対してそんな焦りを感じてるように思えるのですね。
まあそうだとしても、メルセデスのニキ・ラウダのようにドライバーとしてアドバイスが出来る存在がチームにいれば良いと思うのですが、フェラーリにはそれがいないのかなあ。
ルクレールと言えばこの数戦、チームメイトのエリクソンに負けてるのが気になりますね。今回こそルクレール十位、エリクソン18位でしたが、両者ノーポイント。更にエリクソンはDRSのトラブルでフリー走行で大クラッシュを演じた直後ですからねえ。
まあ舞台裏を知るとフェラーリの仮契約を済ませたものの、その後進展がなくルクレール自身がもやもやを抱えたまま走っていたせいかも知れませんが(^^;。

さてこれでヨーロッパラウンドも終了。今週末はシンガポール、その後はロシアに舞い戻り、いよいよ日本GPですな。

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