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核兵器と原発 日本が抱える「核」のジレンマ (講談社現代新書) 新書 – 2017/12/14
鈴木 達治郎
(著)
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原子力委員会の元委員長代理がはじめて明かした、日本の「核」の真実! 北朝鮮の「核の脅威」にわれわれはどう対峙すべきか? 「核の傘」は日本国民を本当に守ってくれるのか? 世界の原子力産業は衰退期に入ったのに、なぜ自民党はその流れに逆行するのか? 核分裂のしくみ、北朝鮮の核問題、トランプ大統領の誕生、核軍縮の国際的枠組みなどについて、少しでも理解を深めるきっかけになれば幸いである。
人類滅亡まであと2分半――。
世界終末時計が
63年ぶりとなる「危機的状況」を指している今、
私たちはどうすればいいのか。
原子力委員会の元委員長代理が
はじめて明かした、日本の「核」の真実!
-----
北朝鮮の「核の脅威」にわれわれはどう対峙すべきか?
「核の傘」は日本国民を本当に守ってくれるのか?
世界の原子力産業は衰退期に入ったのに、
なぜ自民党はその流れに「逆行」するのか?
-----
今、日本の原子力政策は、福島事故の教訓を忘れ、
限界と矛盾に満ちたまま、前に進もうとしている。
それに加え、核兵器廃絶という、被爆国日本が
もっとも熱心に取り組まなければならない課題への
大きな障害にもなっている。
一方で、北朝鮮の核の脅威が迫る中、
米・韓・日は制裁に加え軍事圧力を強めており、
北朝鮮情勢はこれまででもっとも緊迫した事態を迎えている。
これに対して、日本や韓国からは、
「米国の拡大核抑止力(核の傘)」をさらに強めてほしいとの
要請が続き、一部には「独自の核抑止力を持つべき」との
意見まで出始めている。
だが、私たちは挑発に乗るのではなく、
冷静に考えてみる必要があるのではないだろうか。
本書は、核分裂のしくみから、核軍縮の国際的枠組みに至るまで、
幅広い課題を扱っている。北朝鮮の核問題、トランプ大統領の登場など、
最新の課題も取り扱うことができた。
本書が日本の抱える「核」のジレンマについて、
少しでも理解を深めるきっかけになれば幸いである。
-----
【本書の内容】
第1章 巨大エネルギーの「光と影」
――核兵器と原発の密接な関係
第2章 衰退期に入った世界の原子力産業
――原発の何が問題なのか
第3章 63年ぶりに危機的状況となった「終末時計」
――「核の脅威」にどう対処すべきか
第4章 「核の傘」は神話に過ぎない
――「核抑止」論から脱却するには
人類滅亡まであと2分半――。
世界終末時計が
63年ぶりとなる「危機的状況」を指している今、
私たちはどうすればいいのか。
原子力委員会の元委員長代理が
はじめて明かした、日本の「核」の真実!
-----
北朝鮮の「核の脅威」にわれわれはどう対峙すべきか?
「核の傘」は日本国民を本当に守ってくれるのか?
世界の原子力産業は衰退期に入ったのに、
なぜ自民党はその流れに「逆行」するのか?
-----
今、日本の原子力政策は、福島事故の教訓を忘れ、
限界と矛盾に満ちたまま、前に進もうとしている。
それに加え、核兵器廃絶という、被爆国日本が
もっとも熱心に取り組まなければならない課題への
大きな障害にもなっている。
一方で、北朝鮮の核の脅威が迫る中、
米・韓・日は制裁に加え軍事圧力を強めており、
北朝鮮情勢はこれまででもっとも緊迫した事態を迎えている。
これに対して、日本や韓国からは、
「米国の拡大核抑止力(核の傘)」をさらに強めてほしいとの
要請が続き、一部には「独自の核抑止力を持つべき」との
意見まで出始めている。
だが、私たちは挑発に乗るのではなく、
冷静に考えてみる必要があるのではないだろうか。
本書は、核分裂のしくみから、核軍縮の国際的枠組みに至るまで、
幅広い課題を扱っている。北朝鮮の核問題、トランプ大統領の登場など、
最新の課題も取り扱うことができた。
本書が日本の抱える「核」のジレンマについて、
少しでも理解を深めるきっかけになれば幸いである。
-----
【本書の内容】
第1章 巨大エネルギーの「光と影」
――核兵器と原発の密接な関係
第2章 衰退期に入った世界の原子力産業
――原発の何が問題なのか
第3章 63年ぶりに危機的状況となった「終末時計」
――「核の脅威」にどう対処すべきか
第4章 「核の傘」は神話に過ぎない
――「核抑止」論から脱却するには
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2017/12/14
- 寸法10.6 x 1 x 17.4 cm
- ISBN-104062884585
- ISBN-13978-4062884587
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商品の説明
著者について
鈴木 達治郎
すずき・たつじろう 1951年大阪市生まれ。長崎大学核兵器廃絶研究センター センター長・教授。1975年東京大学工学部原子力工学科卒業、1979年マサチューセッツ工科大学プログラム修士修了。工学博士(東京大学)。ボストン・コンサルティング・グループ職員、財団法人電力中央研究所 社会経済研究所研究員、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授等を経て、2010年1月から2014年3月まで内閣府原子力委員会委員長代理を務めた。核兵器と戦争の根絶を目指す科学者集団「パグウォッシュ会議」評議員。新聞・月刊誌・ウェブ媒体等への寄稿のほか、『核のない世界への提言:核物質から見た核軍縮』(法律文化社/監訳)、『アメリカは日本の原子力政策をどう見ているか』(岩波ブックレット/共編)などがある。
すずき・たつじろう 1951年大阪市生まれ。長崎大学核兵器廃絶研究センター センター長・教授。1975年東京大学工学部原子力工学科卒業、1979年マサチューセッツ工科大学プログラム修士修了。工学博士(東京大学)。ボストン・コンサルティング・グループ職員、財団法人電力中央研究所 社会経済研究所研究員、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授等を経て、2010年1月から2014年3月まで内閣府原子力委員会委員長代理を務めた。核兵器と戦争の根絶を目指す科学者集団「パグウォッシュ会議」評議員。新聞・月刊誌・ウェブ媒体等への寄稿のほか、『核のない世界への提言:核物質から見た核軍縮』(法律文化社/監訳)、『アメリカは日本の原子力政策をどう見ているか』(岩波ブックレット/共編)などがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2017/12/14)
- 発売日 : 2017/12/14
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4062884585
- ISBN-13 : 978-4062884587
- 寸法 : 10.6 x 1 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 230,938位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 925位講談社現代新書
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
概略内容と、目次などは、Amazonさんの「商品説明」が、割に詳しく記述されていますので、参考にしてください。はっきり言って、いつも長い感想文を書くのですが、今回は、先行レビュワー様の ご意見に80%賛同します。感想がカブリますので、共通の箇所は、割愛させていただき、20%の 違いだけ、述べさせてください。結論からは、星の評価は5個です。①本の販促用の「帯」の、コピー文句は、大げさで、あくまで、「販促」用なので(虚偽ではありませんが)地道に考え、読み進めてください:本の著者の真の意味は、別にあると思いました ②本の表紙の「23:57 30秒」・・・というのも、今の北朝鮮情勢を 鑑みての、販促用みたく感じます:この時計は、アメリカの専門科学雑誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティフィック」が、2年に一回 発表する世界の「終末時計」の最新版:2017年1月末に 発表された「2分半前」なのです ③本の題名が「みそ」で、「核兵器」と「原発」は、問題が別離しているのではなく、特に日本の場合、アナログ的に繋がっていて、関係が 大あり なのだと、驚かされました:この本の二番目の重要ポイントです ④表現が、適切かどうかですが、この2つの問題に対しての「日本の舞台裏」の 暴露本の様です:読む価値は 充分あると判断します ④現在の 最新情報では、地上型の「イージスアショア」を、秋田県と山口県に 設置予定だそうです ⑤北朝鮮への対策として、本当に、「核の傘」が 役にたつのか? 日米でも、議論沸騰です ⑥南半球の全域は「非核兵器地帯」と言って、一定の地理的範囲において 核兵器が排除された状態を 作り出すことを目的とした、国際法上の 制度のことを言う:この⑥が、この本で、一番重要であると感じました *この⑥は、「眼からウロコ」で、世界には、こういう 実例区域が多く存在していて、極東アジアにも、周辺諸国の 状況が整えば、核から、「解放」されることが、不可能ではないのです。人類が生き残る為に、何をすべきかを、考え、行動すれば、費用も少なくて済む ⑥の 手段がベストな 選択と感じました。目次や著者の経歴から わかる様に、やや、文章が硬いですが、飾りなく、ズバット記述されているので、ある程度の 国際政治や工学知識があれば、理解しやすく、はっきり言って、日本の、この「産業」はどうなってんの?と、思うでしょう!福島の事故の 失策が 本当に、日本の「原子力諸産業」にフィードバックが かかり、大改革が 断行されたのか?と、考えてしまいました。実は、答えは「No」なのです。核燃料リサイクル、MOX燃料、「もんじゅ」廃炉後の 新たな「炉」の建設と続くのです・・・。政府の方針は、何も変わってない! 色々な「裏側」が分かる、ふ~ん、な~るほど。の連続の本でした。人類の生末を考慮して、この「問題」の 解決を推進してもらいたいものだと、実感させられました。将来の子供、孫・・・いや、その後の 世代に 「死の灰」等の、負の遺産を 残さない為に。人類が平和に生き延びられます様に、現代人が 最善策を講じないといけないのです。もっと、真剣さが必要なのではないでしょうか!
2021年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この著者は、あの東日本大震災の時、原子力政策をリードした原子力委員会の一員であったと、先ず書き、福島第一原発群のあの惨事まで、原発推進であり、その事故により、もろくも原発が大変な事態を起こし、初めて、「安全神話」を信じ込んでいた自分の誤認識に気が付いたと書いている。
そして、単に漫然と日本のエネルギーは「原発」に頼るしかないという認識が、大きくぐらついたとしている。
そこから、原発と核兵器の問題がリンクしていることも知る、思考んが始まり、その結果を2017年時点で書いた書である。
内容は、主としてプルトニュームの問題であろう。これは、「核燃料サイクル」という事の破綻と、そのプルトニュームがウランよりはるかに扱いが難しい事を明確に語っている。プルトニュームは高速増殖炉「もんじゅ」の方式の原子炉で使うという想定で、六ケ所村には再処理工場なども作られた。しかし、失敗、「もんじゅ」は駄々っ子のように金ばかり使って、問題ばかりでほとんど動くことなく、廃炉は決まった。窮余の策で、軽水炉でMOX(10倍の値段がかかるとしている)にして使おうとするが微々たるもので、使用済み核燃料は未処理のままで、たとえ故障だらけの再処理工場でプルトニュームを取り出すと、使い道がなく、溜まる一方になる。完全に、この核施設サイクルは破綻しているのだが、依然として政府は、あの事故があった後も方針を変えてないという。石破茂に至っては、こんな技術が日本にあり、プルトニュームがこれだけあるという事は、「核抑止力効果にもなる」とのたもうていたようだ。いまも、日本政府は、非核三原則を法制化していない。
次に、そのプルトニュームは、核兵器の基本的な材料であり、今の日本政府の基本姿勢は、「核抑止力と言う効果のない事」に依然としがみ付いている。インド、パキスタン、北朝鮮、イスラエルが核兵器を持ったではないか。また、テロ組織がそれを狙っていることも明らか。「核抑止力と言う考えは、逆に、核拡散を広める結果になっている」と事実をきちんと提示している。
そういう中で、遅々として進まない核廃絶に向かっての、いろんな取り組みを紹介し、時間はかかるが、少しでもそういう方向に進めたいという期待と実践を続けている人である。
ただ、残念なのは、同じ東大で原子物理学を学び、東電に入り、疑問を持ち、一民間研究者として、早くから「原子力資料室」を主宰した、亡き大先輩であろう高木仁三郎には全く触れていないし、原発そのものをどう考えるかの視点はぼかしている。ただ、ある意味、忠実に事実や動きや考え方を総会・提示して、彼が今変身している姿は、十分伝わる内容になっている。したがって、原発、核兵器を根源から考え、具体的にどうすべきかをきちんと提案している現実的な書になっている。問題点の明確化と今度の対応策を提示した良書であろう。
そして、単に漫然と日本のエネルギーは「原発」に頼るしかないという認識が、大きくぐらついたとしている。
そこから、原発と核兵器の問題がリンクしていることも知る、思考んが始まり、その結果を2017年時点で書いた書である。
内容は、主としてプルトニュームの問題であろう。これは、「核燃料サイクル」という事の破綻と、そのプルトニュームがウランよりはるかに扱いが難しい事を明確に語っている。プルトニュームは高速増殖炉「もんじゅ」の方式の原子炉で使うという想定で、六ケ所村には再処理工場なども作られた。しかし、失敗、「もんじゅ」は駄々っ子のように金ばかり使って、問題ばかりでほとんど動くことなく、廃炉は決まった。窮余の策で、軽水炉でMOX(10倍の値段がかかるとしている)にして使おうとするが微々たるもので、使用済み核燃料は未処理のままで、たとえ故障だらけの再処理工場でプルトニュームを取り出すと、使い道がなく、溜まる一方になる。完全に、この核施設サイクルは破綻しているのだが、依然として政府は、あの事故があった後も方針を変えてないという。石破茂に至っては、こんな技術が日本にあり、プルトニュームがこれだけあるという事は、「核抑止力効果にもなる」とのたもうていたようだ。いまも、日本政府は、非核三原則を法制化していない。
次に、そのプルトニュームは、核兵器の基本的な材料であり、今の日本政府の基本姿勢は、「核抑止力と言う効果のない事」に依然としがみ付いている。インド、パキスタン、北朝鮮、イスラエルが核兵器を持ったではないか。また、テロ組織がそれを狙っていることも明らか。「核抑止力と言う考えは、逆に、核拡散を広める結果になっている」と事実をきちんと提示している。
そういう中で、遅々として進まない核廃絶に向かっての、いろんな取り組みを紹介し、時間はかかるが、少しでもそういう方向に進めたいという期待と実践を続けている人である。
ただ、残念なのは、同じ東大で原子物理学を学び、東電に入り、疑問を持ち、一民間研究者として、早くから「原子力資料室」を主宰した、亡き大先輩であろう高木仁三郎には全く触れていないし、原発そのものをどう考えるかの視点はぼかしている。ただ、ある意味、忠実に事実や動きや考え方を総会・提示して、彼が今変身している姿は、十分伝わる内容になっている。したがって、原発、核兵器を根源から考え、具体的にどうすべきかをきちんと提案している現実的な書になっている。問題点の明確化と今度の対応策を提示した良書であろう。
2018年1月19日に日本でレビュー済み
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日本は言うまでもなく「アメリカの核の傘」の下にいる。
唯一の被爆国でありながら、「核兵器廃絶」に真剣に取り組まない。
それどころか、「アメリカの核抑止力」つまり核の傘をもっと強めて欲しいという姿勢すら見える。
たしかに、北朝鮮の核の脅威を考えると、日本が核兵器を持たないまでも、
アメリカに頼りきってしまう時勢でもある。
だが、それでいいのか。フクシマの教訓は活かされているのか。
世界は原子力縮小の時代になっているのに、なぜ自民党は逆行するのか。
唯一の被爆国として、核兵器廃絶のリーダーシップを取ってしかるべきなのに、
実態は逆なのだ。ここにジレンマがある。
核兵器廃絶のリーダーシップを取りたくても、現実的にできない……というジレンマ。
やや専門的な記述もあるが、用語解説もありその点は親切。
唯一の被爆国でありながら、「核兵器廃絶」に真剣に取り組まない。
それどころか、「アメリカの核抑止力」つまり核の傘をもっと強めて欲しいという姿勢すら見える。
たしかに、北朝鮮の核の脅威を考えると、日本が核兵器を持たないまでも、
アメリカに頼りきってしまう時勢でもある。
だが、それでいいのか。フクシマの教訓は活かされているのか。
世界は原子力縮小の時代になっているのに、なぜ自民党は逆行するのか。
唯一の被爆国として、核兵器廃絶のリーダーシップを取ってしかるべきなのに、
実態は逆なのだ。ここにジレンマがある。
核兵器廃絶のリーダーシップを取りたくても、現実的にできない……というジレンマ。
やや専門的な記述もあるが、用語解説もありその点は親切。
2018年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は2011年の福島原発事故を機に、原発・核兵器について批判的に考えるようになりました。
正直に言いますと、それ以前はどちらも強く意識するようなテーマではありませんでした。
>核エネルギーの誕生の歴史が不幸にも核兵器から始まっている・・
いわゆる「反核」と呼ばれる方々は、よくこのようなことを仰っているようですし、たしかに
歴史的な事実です。
それでは反核の意味とは何かと考えた場合、それは基本的には「核の軍事利用に反対」であり、
対して「平和利用」、原発は賛成(推進)ということになります。
新参者としては、未だにこの論理がよくわからないのです。原子力の軍事利用と平和利用は
コインの裏表の関係にあるとすれば、軍事利用を否定して平和利用を推進したところで
意味が無いのではないかと。
・核兵器禁止条約(朝日新聞日本語訳 一部抜粋)
前文
>本条約のいかなる内容も、締約諸国が一切の差別なく平和目的での核エネルギーの研究と生産、
>使用を進めるという譲れない権利に悪影響を及ぼすとは解釈されないことを強調する。
第十七 二項
>二、締約各国は本条約に関連した事項が最高度の国益を損なうような特別の事態が発生したと
>判断した場合、国家主権を行使しながら、本条約脱退の権利を有する。
ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)ノーベル平和賞受賞で話題の、本書でも触れられている
核兵器禁止条約も、これはその気になれば核保有の能力を蓄えた上で、合法的に脱退が可能な
リスクを抱えています。状況は異なりますが、北朝鮮はNPTを第十条の脱退条項を根拠に
脱退しています。
私の疑問に対して「平和利用に徹すれば問題はない」という意見もあるかと思います。しかし、
おそらく現在、最もオープンな形で平和利用を厳守している日本が、諸外国や反核団体からは
潜在的核保有国として批判されている現実があります。
・・
本書を読み終えたは私の感想としては、今一度、人類と原子力利用のあり方を再検討するべきではないかと。
いわゆる「核と人類は共存できない」とまでは言いませんが、原子力平和利用のおよそ70年の歴史で
過酷事故が3度起き、また、平和利用目的で技術を導入して、結果的に核保有国に転じた事例もあります。
平和利用に徹していても、行動の予測が困難な非国家主体、テロによる核災害のリスクは増えるでしょう。
私から見ると、核を軍事利用と平和利用に分け、善悪を区別する考え方自体が前近代的に映ります。
その意味で、核兵器禁止条約には非常に不満が残りました。
あとがきに書かれている原発の副作用には、おそらく核拡散と核戦争(+テロリズム)のリスクも
含まれると考えます。
参考資料
核兵器禁止条約(朝日新聞デジタル 「核兵器禁止条約の日本語訳全文 署名50カ国」)
核不拡散条約(日本原子力研究開発機構 「核兵器の不拡散に関する条約(NPT)」)
上記二点は同名のタイトルで検索していただければ閲覧可能です。
正直に言いますと、それ以前はどちらも強く意識するようなテーマではありませんでした。
>核エネルギーの誕生の歴史が不幸にも核兵器から始まっている・・
いわゆる「反核」と呼ばれる方々は、よくこのようなことを仰っているようですし、たしかに
歴史的な事実です。
それでは反核の意味とは何かと考えた場合、それは基本的には「核の軍事利用に反対」であり、
対して「平和利用」、原発は賛成(推進)ということになります。
新参者としては、未だにこの論理がよくわからないのです。原子力の軍事利用と平和利用は
コインの裏表の関係にあるとすれば、軍事利用を否定して平和利用を推進したところで
意味が無いのではないかと。
・核兵器禁止条約(朝日新聞日本語訳 一部抜粋)
前文
>本条約のいかなる内容も、締約諸国が一切の差別なく平和目的での核エネルギーの研究と生産、
>使用を進めるという譲れない権利に悪影響を及ぼすとは解釈されないことを強調する。
第十七 二項
>二、締約各国は本条約に関連した事項が最高度の国益を損なうような特別の事態が発生したと
>判断した場合、国家主権を行使しながら、本条約脱退の権利を有する。
ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)ノーベル平和賞受賞で話題の、本書でも触れられている
核兵器禁止条約も、これはその気になれば核保有の能力を蓄えた上で、合法的に脱退が可能な
リスクを抱えています。状況は異なりますが、北朝鮮はNPTを第十条の脱退条項を根拠に
脱退しています。
私の疑問に対して「平和利用に徹すれば問題はない」という意見もあるかと思います。しかし、
おそらく現在、最もオープンな形で平和利用を厳守している日本が、諸外国や反核団体からは
潜在的核保有国として批判されている現実があります。
・・
本書を読み終えたは私の感想としては、今一度、人類と原子力利用のあり方を再検討するべきではないかと。
いわゆる「核と人類は共存できない」とまでは言いませんが、原子力平和利用のおよそ70年の歴史で
過酷事故が3度起き、また、平和利用目的で技術を導入して、結果的に核保有国に転じた事例もあります。
平和利用に徹していても、行動の予測が困難な非国家主体、テロによる核災害のリスクは増えるでしょう。
私から見ると、核を軍事利用と平和利用に分け、善悪を区別する考え方自体が前近代的に映ります。
その意味で、核兵器禁止条約には非常に不満が残りました。
あとがきに書かれている原発の副作用には、おそらく核拡散と核戦争(+テロリズム)のリスクも
含まれると考えます。
参考資料
核兵器禁止条約(朝日新聞デジタル 「核兵器禁止条約の日本語訳全文 署名50カ国」)
核不拡散条約(日本原子力研究開発機構 「核兵器の不拡散に関する条約(NPT)」)
上記二点は同名のタイトルで検索していただければ閲覧可能です。