センター試験、全日程が終了 再試験対象は100人超
大学入試センター試験は20日、理科と数学の試験が行われ、2日間の日程を終えた。交通機関の遅れで定刻に間に合わなかった受験生への対応などでミスがあり、2日間で8会場の計104人が再試験の対象となった。
大学入試センターによると、共立女子大(東京・千代田)では20日、1人が都営地下鉄浅草線の遅れで遅刻したが、監督者が開始時間を繰り下げなかった。19日の試験でも問題の配布漏れなどがあり、計57人に影響したことが新たに判明。全員を再試験の対象とした。
センターによると、試験中に2人がスマートフォンを操作して電卓機能を使ったり、ウェブサイトで用語を検索したりしていた。不正はほかに定規の使用が1人、解答時間終了後のマークシート記入が1人。4人は全教科の試験結果が無効になった。
センター試験の志願者は57万6830人。20日の各教科の志願者に占める受験者の割合は数学(1)が69.0%、数学(2)61.8%、理科(1)28.2%、理科(2)41.3%だった。
平均点の中間発表は23日、得点調整の有無の発表は25日、平均点の最終発表は2月7日。体調不良などで受験できなかった人が対象の追試は1月26、27日に実施する。