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日々の恐怖 1月23日 窓の外(3)

2019-01-23 20:07:06 | B,日々の恐怖





 日々の恐怖 1月23日 窓の外(3)





 しばらくはその話題で盛り上がったけど、Cが階段から落ちたときに鎖骨を折っちゃって、それが神経を傷つけたとかで利き手が満足に動かせなくなった。
絵も描けなくなって漫研も退部してしまった。
 Bは、

「 祟りかもしれない・・・。」

ってこの話を一切しなくなり、一つ上のAも就活やなんやらで忙しくなって、あの日のことはなんとなく誰も話さなくなった。



 大学を卒業してから15年くらい経った今年2月の終わり頃、Aと偶然再会した。
俺の仕事の取引先の担当がAだった。
 卒業してから一回も会ってなかったから、それはそれは嬉しかった。
仕事が終わってから飲みに行ったんだけど、話が例の窓バン騒動になった。

「 あれなんだったんですかね?」
「 怖かったよなー。」

と笑い話にしてたんだけど、どうもおかしい。
大体同じことを経験してるんだけどなんか違う。
 例えば女の容姿だ。
俺が見たのは肌が墨のように真っ黒でボサボサのショートヘア。
ボサボサすぎて髪が逆立ってる感じだった。
 服装はノースリーブに短パンかミニスカートだったと思う。
手足も真っ黒だったから。














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