prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「アメリカン・ギャングスター」

2018年07月17日 | 映画
デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウがそれぞれ麻薬取引の大物と麻薬捜査官に扮するが、出番がそれぞれ平行してかなり大詰めまで顔を合わさないのは「ヒート」ばり。

ただし、いったん顔合わせてしてからの展開が互いにある意味疎外されていた同士が化学反応を起こしたように実話ネタだからと言われないと振り落とされるようなあれよあれよという調子で悪いことをしていた連中が雪崩をうったように捕まる。
善悪が対立するより妙に手を携えてより悪い相手を捕まえる方に動くのはアメリカらしいプラグマティズムだし、昔の映画のグッド・バッド・マン(良い悪人、改心した悪人)キャラを思わせたりする。

麻薬組織の中にも人種問題が横たわっている、というか、差別があるから犯罪に向かうという面もあるあたりが自然に入ってくる。

「アメリカン・ギャングスター」 - 映画.com

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