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ふたなりの歴史について 完成版

1 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:46:04 lKWiKmUg
書けました

投下していきますね


2 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:46:24 2ooFnxac
パンツ脱いだ


3 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:46:28 lKWiKmUg
NaNじぇいしたらばの皆さん、こんばんは。
早速暴言を吐きますが、お前らみんなちんぽ大好きなんだろ?
どうせホモばっかだしよ!

ガチムチ兄貴、イケメン、汚っさん、ショタ、男の娘、etc…、
ちんぽの付いた生き物は色々いますが、今宵、ぼくが語らせていただくのは“ふたなり”についてです。

現在、エロマンガにおける一ジャンルとしての地位を確固たるものにしたふたなりもの。
しかし、そうなるまでには長い道のりがありました。

今宵はその辺の事とか、あとおすすめのふたなり作品なんかについて、語らせていただこうと思ってます。


4 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:46:44 lKWiKmUg
まず、エロ媒体における“ふたなり”の定義について。

「女の子にちんぽが付いている」

これが大前提です。
「ちんぽが付いている」という一点を除いてしまえば、完璧にただの女の子になる。これ。

「玉付きか玉無しか」「生まれつきか後天的なものか」「ちんぽはでかいのかでかくないのか」など色々要素はありますが、
そういったものは全てオプション扱いです。
男の娘やニューハーフがふたなりに含まれないのは、大前提を満たしていないからです。
どんなにかわいかろうが、女の子にしか見えなかろうが、精神的に女の子だろうが、ふたなりとは違う生き物です。
未来科学とかすごい魔法か何かで、女性器や子宮、卵巣なんかが造られるところまで行ってしまえば、ふたなりと呼べるかもしれませんが。


5 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:46:49 HYHsOzqw
まーたふたなり博士か(期待)


6 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:47:11 lKWiKmUg
大前提として書いた通り、ふたなりっ子は基本的には女の子なのです。
女の子なのに、男としての快感に戸惑い、悶え、乱れる。
そういうところにふたなり好きの皆さんはエロスを感じてめちゃシコなわけです。
また、「自分でも感じる、わかる、理解できる感覚を、ふたなりっ子も共有している」という点に感情移入できるのです。

ふたなり好きの皆さん。
皆さんがそういう嗜好に至るきっかけとなったのは何でしょう。

ぼくは大雑把に分けて2パターンあると思っています。


7 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:47:20 Yce33x/M
お前の考察が好きだったんだよ!


8 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:47:21 B2Bto0fU
完全版でも暴言を吐く博士すこ


9 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:47:29 lKWiKmUg
(A)段階を踏んで到達するパターン

皆さんはエロマンガやAVを見ていて、「男が邪魔なんじゃ!」と思った事はないでしょうか。
あるでしょう?あるはずです。
「俺は女の子のスケベなとこが見たいんじゃ!おっぱいやケツやおまんこが見たいんじゃ!男いらんのじゃ!」と。
エロマンガだと、男を省略して描いているコマもあったりしますが、AVだとそうはいきません。
男のケツや顔、体毛が視覚に入ってきます。加えてうるさい男優だと聴覚にまで侵入してきますね。

そこで次に挙げるような発想に至ったはずです。

「女の子しか出てないのを見ればいいんや!レズ(百合)ものを見よう!」と。

百合はいいですね。素晴らしい。きれい。ぼくも結構好きです。
ですが、見ている間に何か、物足りなさを感じてきます。
こんな板に女性はほぼいないでしょうから読んでる皆さんを全て男性だと決めつけて書きますが(ここまでもそうでしたから今更ですけど)、
ノンケエロものを見てる時と較べて、何というか薄味というか、何かパンチが足りない…という感じになったと思います。

そうなる原因は主に、以下の2つではないかと思います。

まず我々は男性であるため、女性が感じる快感がわからない、というのがあります。
おまんこやクリを触られたり、おっぱいを揉まれる気持ちよさはやっぱりわかりません。
チクニーとか女装オナとかしてる方がいたら申し訳ないですけど。
そのせいで感情移入というか、自分をそこにバーチャルに介在させる事ができないのです。

あと、女性の絶頂は、男性のそれと較べて視覚的にわかりづらい、というのもあります。
男は射精するので一目瞭然ですが、女性がイクイク言いながらビクンビクンしていても、なんか見た目にはよくわからないのです。
マンガだとセリフや描写を工夫して少しでも可視的にする努力ができますが、やはり射精の単純明快なわかりやすさには及びません。
ましてやAVなんて、いくらでもイッてる演技できるわけですから(セクシー“女優”ですしね)、
本当にイッてるのかどうかなんでわかるわけがないのです。


10 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:47:44 .mup96Ls
おなしゃす!


11 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:47:45 lKWiKmUg
ここに至った人のうち、何割かは(実写派の人はほぼ10割が)、
「やっぱり男が出てないと抜けねーわ」という結論に至り、再びノンケエロマンガやAVに戻っていきます。

しかし、残りの何割かは、次のような発想をするのです。

「せや!女にちんぽ付けたらええんや!」

でも、実際女の子にちんぽは付いてません。
しかし、空想の世界にならいるのです。ちんぽの付いた女の子が。
それがふたなりものの画像だったり、エロマンガだったり、あるいは小説やSSだったりするわけです。
最近は実写AVにもふたなりものがあったりします。もちろん造り物のちんぽを女優さんに装着させてるだけですが、
そこそこそれっぽい色と造形にしてモザイクをかければ割とそれっぽく見えますし、
その偽ちんぽから白濁液が出てくる機構なんかもできてます。
あとは女優さんに演技を磨いてもらえば、かなりそれっぽいものに近づいていけるのではないでしょうか。

そうやってふたなりというジャンルに出会った人が、それを性癖のド真ん中で受け止めて、以後ハマっていくわけです。

余談ですが、無修正のふたなりAV動画見た事あるんですけど、すっげえシュールでした。


12 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:49:15 DRMFo91E
一段落付いたらオススメのふたなり作品教えてください!オナシャス


13 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:49:20 BdFGW4j2
僕も「男いらん!」→「でも快感をわかりやすくしたい」→「ちんぽ生やそ!」パターンですねぇ!


14 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:49:42 lKWiKmUg
パターン(A)として「段階を踏んで到達する」というのを挙げましたが、今から挙げるパターン(B)はこうです。

(B)いきなり目覚めるパターン

みなさんは、性に目覚めた頃に見たエロいもの、例えばエロマンガだったり、AVだったり、エロ本だったり、画像だったり、
そういったものを記憶してはいるでしょうか。
ぼくが初めて読んだエロ本は、父が隠し持っていた『SMスナイパー』でした。
緊縛されたりロウソク垂らされたり浣腸されたりケツにソーセージとか突っ込まれてる女性の写真がいっぱい載ってましたね。
幸いというかなんというか、ぼくはそういう嗜好に目覚める事はありませんでしたが、
まだ性に対して未熟な頃に触れるエロ媒体によって、その後の性癖の方向が定まっていくというのはよくある話だと思います。
といっても、もともとその素養というか、素質が無い人は、引鉄を引く事はないでしょう。
ぼくがSMに目覚めなかったのは、自分の中にそれで興奮する素養が無かったのだと思います。


15 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:50:45 c9/9n5Ys
百合妄想にふたなりを持ち込んでしまうことを「百合暗黒面」と勝手に呼んでるけど度々そっちに堕ちかけてるゾ


16 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:51:07 lKWiKmUg
第二次性徴を迎えた頃、エロ知識は無いけどとにかくオカズが欲しくて、エロマンガ雑誌を買ってきたり、ネットで画像を漁ったりしていた時、
たまたまふたなりエロマンガが載ってたり、ふたなり画像が出てきたりすると、ものすごい衝撃を受けるはずです。
「なんやこれ!何で女にチンポ付いとんのや!?」と。


17 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:51:38 lKWiKmUg
ここで「ええやん!アリやん!」となる人は、もともと素養があった人です。
(A)パターンの人が辿ってきた過程を全部すっ飛ばして、いきなりゴールです。

世の中には色んな人がいて、上に挙げた以外の事でいきなり目覚めた人もいるのですが、その具体例は後で挙げようかと思います。


18 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:51:52 lKWiKmUg
それではここから、ふたなりものについての歴史について語りつつ、
その折々の代表的だったり傑作だったりする作品(一部自薦含む)を紹介していこうと思います。

そもそも、“ふたなり”という呼び方の語源は何でしょうか。
“ふたなり”という単語は日本語ですので、その語源は日本にあります。

創作物の登場人物であり、架空の存在である“ふたなり”ですが、
それを強引に現実に存在する人に当てはめると、“半陰陽”の人になると思います。
“半陰陽”というのは、男性と女性、両方の性特徴を併せ持った人や、外見的な特徴が実際に備わっている性と違う人の事を指します。
性別というものは、卵子が受精して細胞が分裂していって徐々に人の形を取っていく、その過程のどこかで決定されるものですが、
そこの段階で上手くいかなくて、卵巣と精巣が両方形成されてしまう(片方、もしくは両方が未熟な場合がほとんど)、
もしくは、実際の性別とは逆の外見的特徴になってしまう(男性器が体内に埋没していたり、陰核肥大や膣口閉塞している)。
そういう特徴を持って生まれてきてしまった人が半陰陽者というわけです。

日本においても、あまり一般的ではないにせよある程度は認知されていたようで、
平安時代後期から鎌倉時代前記にかけて描かれたとされる『病草紙(やまいのそうし)』という絵巻物に半陰陽者が描かれ、
二形(ふたなり)と称されています。

http://i.imgur.com/rIm1GqX.jpg

また、江戸時代に出ていた『快淫水好傳』という艶本(春画本)にも、半陰陽者とされる人々が描かれています。

http://i.imgur.com/ArBlhXu.jpg

どちらに描かれている半陰陽者とも、割と誇張されて描かれているように思えます。
ある意味、ふたなり漫画のご先祖様というか、超古典と呼べるのかもしれません。


19 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:52:08 BdFGW4j2
>>15
暗黒面楽しいよ!おいで!


20 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:52:07 lKWiKmUg
ふたなりの漢字表記で『二形』というのが出てきましたが、他にも『二成』『双成』と書く場合もあります。
平安時代初期に在原業平という歌人がいたそうですが、彼は女と見まごう程の超美男子だったそうで、
男と女の両方の性を持った『ふたなり』と、男でありながら女のように美しい『業平』を合わせて『ふたなりひら』という事もあったそうです。

http://i.imgur.com/JfygF9S.jpg

個人的にですが、『二成』『双成』表記はこっから来てるんじゃないかと思います。
“形”は「なり」って読まんし、普通。

あと、半月(はにわり)という呼び方もあったそうです。
“はにわり”というタイトルのふたなり作品も存在します。

判割 はにわり(成年向けコミック きあい猫/東京三世社 DOコミックス)
http://i.imgur.com/eH3wQSX.jpg

はにわり!沙耶華お嬢様〜感染する股間の大きなモノ〜(同人CG集/サークル 黒色槍騎兵)
http://i.imgur.com/bbQN1E3.jpg


21 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:52:22 lKWiKmUg
日本では平安時代からあったらしい“ふたなり”という概念ですが、じゃあ海外はどうだったのか、という話をします。

むかーしヨーロッパの方では、悪魔や神といった人ならざる者に両性具有者がいるという考えがあったようです。

新約聖書に出てくる悪魔バフォメットや、ギリシャ神話に出てくる神ヘルマプロディートスは両性具有者とされています。

悪魔バフォメット
http://i.imgur.com/l8cVDbW.jpg

眠るヘルマプロディートス(ルーブル美術館所蔵、作者不明)
http://i.imgur.com/21tOw6a.jpg

ヘルマプロディートスは海外における半陰陽者の呼称の1つであるヘルマプロディトス (Hermaphroditus)の語源にもなっています。
このヘルマプロディートスさんはもともとただの美少年な神様だったのですが、
旅先の泉で水浴びしてたところにサルマキスとかいう泉の精(BBA)にレイプされ、
さらにサルマキスおばさんの「ヘルマプロディートスきゅんと離れ離れになりたくない!」という訴えが神々に聞き届けられたせいで
融合させられて一心同体にされるという気の毒なエピソードを経て両性具有になったんだそうです。
かわいそう(小並)


22 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:52:35 lKWiKmUg
また、14世紀後半にジョン・マンディルによって書かれたとされる旅行記『東方旅行記』において、
『ふたなり族』という人種?が出てくる話があるそうです。

この『東方旅行記』、中世ヨーロッパではマルコ・ポーロの『東方見聞録』以上のヒット作となり、
これを読んだ探検家が旅に出たり、地理学者が参考にして地図描いたりしてたそうです。
また、ジョン・マンディルも“シェイクスピア以上の名文家”と賞賛されたそうで。
しかし、大航海時代を経て、次第に世界の地形やらが明確になっていくにつれ、
『東方旅行記』は完全なるフィクションと断定されるに至ったとの事です。
ついでにマンディルという人自体も実在したかどうかよくわかんないそうで。

日本でも1919年(大正8年)に『マンダヴィル東洋旅行記』として翻訳・出版されたとの事。


23 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:52:49 lKWiKmUg
さて、ここまで海外における中世以前のふたなりに関する事柄について書いてきましたが、次の話は一気に近代まで飛びます。

時は1911年、ところはアメリカ・シカゴ。
19歳の青年、ヘンリー・ダーガーは、自身が住むアパートの部屋で、ある物語を書き始めます。
その題名は『非現実の王国として知られる地における、ヴィヴィアン・ガールズの物語、
子供奴隷の反乱に起因するグランデコ・アンジェリニアン戦争の嵐の物語』。
もっとも、見ての通りクッソ長いタイトルなので、現在は『非現実の王国で』という略称で呼ばれています。
ヘンリー青年は今で言うコミュ障だったようで、隣人と交流する事もなく、職場と教会に行く以外は自室に引きこもり、
ひたすら物語を書き進め、挿絵を描き、自分で装丁・製本して…というのを亡くなる前年までず〜っと続けていました。
ちなみに享年81、1973年の事でした。
つまり、『非現実の王国で』は60年以上に渡り執筆され続けていた超・超・超長編であり、
「世界で一番長い長編小説」と呼ばれる事もあるそうです。テキストが約15,000ページに、挿絵が約300枚との事で。

で、この話のどこがふたなりに関係有るのかというと、クッソ長い題名に出てきた“ヴィヴィアン・ガールズ”なのです。
彼女たちが裸になるシーンが頻発するのですが、そのシーンを描いた挿絵の彼女たちの股間に、ちんぽが付いているのです。

『非現実の王国で』挿絵(画:ヘンリー・ダーガー)
http://i.imgur.com/j9yfuGz.jpg

どうもダーガーは女性の裸を見た事が無かったらしく、それで描いちゃったという説があります。
しかし、別の挿絵だと描かれていない場合もあり、「付いてないのは知ってたけど敢えて描いた」という説もあります。
残念ながらダーガーはコミュ障を貫いたまま死んでしまったので、誰にも真相はわかんないんですが。


24 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:53:05 lKWiKmUg
ちなみに、ダーガー自身には『非現実の王国で』が“作品”である、という認識は無かったようで、
亡くなる前年に病気でアパートを出て救貧院に入る事になった時に、『非現実の王国で』に関するものは全て置いて行った上、
「部屋に残していく物はどうする?」と聞いたアパート管理人に「捨てといてくれ」と言ったそうです。
あくまで『非現実の王国で』はダーガーが自己満足のために書いたものという事なのでしょう。
そう考えると、物語だの小説だのと呼ぶより“黒歴史ノート”と呼んだ方がしっくりくる感じがします。
間違いなく、世界一長い黒歴史ノートですね。

なお、アパート管理人はダーガー退去後に『非現実の王国で』を発見すると
「こいつはとんでもないアウトサイダー・アートだ!」と感銘を受け、挿絵を画廊や愛好家に売ったり、
部屋の物を保存・移設して博物館作っちゃったりしてるそうです。

皆さん、どうですか。
黒歴史ノートの1冊や2冊、あるでしょ?
それが画廊やら博物館やらで展示されるとか考えたら…怖すぎィ!!

ちなみにぼくがこの話を知ったのは、瑞井鹿央先生の同人誌『GunFire』のあとがきでした。

GunFire(成年向け同人誌 瑞井鹿央/Flavor Graphics)
http://i.imgur.com/RgwmN85.jpg
http://i.imgur.com/rdOeze1.jpg

ふたなりに目覚めるパターンを前の方で書きましたが、
瑞井先生はダーガーで、ダーガーは自力で目覚めたんですね。(B)の方のパターンです。


25 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:53:20 lKWiKmUg
さて、ここまで、日本と海外のふたなりに関する事を書いていきましたが、
どちらもエロマンガどころかまだ手塚治虫すら出てきてない頃の話になってしまいましたので、年代を進めていこうと思います。
海外の話に飛んでましたが、ここからまた日本の話です。

1970年代、漫画・アニメにおいて、両性具有のキャラクターが何人か登場しました。
『デビルマン』の飛鳥了、『科学忍者隊ガッチャマン』のベルクカッツェ、『マジンガーZ』のあしゅら男爵、
彼(彼女)らはみんな両性具有設定です。
何をきっかけにふたなり好きになるかは人それぞれですから、この辺りで目覚めた人もいるのかもしれませんね。


26 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:53:31 c8K8uz1U
ふたなり豚くっさ
消えろ


27 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:53:46 lKWiKmUg
さらにちょっとだけ飛んで、1987年。
したらば民の皆さんは十代・二十代の方も結構いるみたいですが、その人達はまだ生まれてない年ですかね。
この年、ふたなりマンガにおけるエポックと呼べる作品が生まれます。
その名は『奴隷戦士マヤ』。

『【愛蔵版】奴隷戦士マヤ』(成年向けコミック このどんと/久保書店 ワールドコミックスMAX)
http://i.imgur.com/ZoLttQA.jpg

異世界に飛ばされた現代日本の女子高生・マヤが、ふたなりに改造されて肉奴隷に堕とされていきます。

http://i.imgur.com/6mynzF1.jpg
http://i.imgur.com/nh1lRkz.jpg
http://i.imgur.com/g5etnpF.jpg


28 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:54:05 lKWiKmUg
この年にふたなりを主軸に据えたマンガを、しかも商業誌に、連載作品として載せていたという事実にまずビックリです。
いわゆる美少女漫画と言われる成年向け漫画を専門とした世界初の漫画雑誌『レモンピープル』の創刊が1982年、
これまた初の美少女物成年向け同人誌とされる『シベール』が発行されたのが1980年頃。
1987年といえば、美少女エロマンガというジャンルができてからまだ7年しか経っていないのです。
そんなエロマンガ黎明期とも呼べる時期に、ふたなりというニッチジャンルを商業でやるのはかなりの冒険だったのではないかと思います。

『奴隷戦士マヤ』の衝撃はすさまじく、後に続くふたなりもの作家のほとんどが、多かれ少なかれ、影響を受けていると思われます。

『奴隷戦士マヤ本』(成年向け同人誌 危険思想/Dangerous thoughtS)
http://i.imgur.com/zSwvGbN.jpg

そんな『奴隷戦士マヤ』ですが、掲載雑誌の休刊のために連載は中断となり、1989年に出た最初の単行本にてとりあえず“第一部完”。
その後は掲載誌を度々変えながら、第二部・第三部と進み、現在ではこのどんと先生による同人誌にて、第四部が散発的に進行しています。
まだ続いてるのか…(困惑)


29 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:54:21 lKWiKmUg
『奴隷戦士マヤ』終了後も、ふたなりエロマンガは出るには出てるんですが、いずれも読み切り、もしくは2〜3話完結の短編作品。
ぼくは1992年頃から美少女エロマンガ雑誌に手を出し始めたのですが、2〜3冊買ったら1本載ってるか載ってないかくらいの感覚でしたね。
昭和の終わりから平成初期にかけて、ふたなり好きにはひもじい時代が続いていました。

商業はそんな感じでしたが、ならば同人誌の世界はどうだったのかというと…、
んにゃぴ…、よくわかんないです。
ぼくが同人誌に本格的に手を出し始めたのは90年代後半の話なので、それより前の事はわかりません。
この時代にも需要はあったはずですから、同人ふたなり作品もあるにはあったんでしょうけど…。

しかしそんな中、今度は同人ふたなりにおけるエポックが生まれます。
時は1994年、そのキャラクターの名は…、“モリガン・アーンスランド”。

http://i.imgur.com/7uvpErS.jpg

彼女が登場したゲーム『ヴァンパイア』は、ストリートファイターIIで社会現象と言ってもいい大ヒットを飛ばしたカプコンが、
新たに立ち上げた完全新作格闘ゲーム。
吸血鬼、狼男、ゾンビ、ミイラ男といった人為らざる者達・ダークストーカーズが闘うゲームです。
スト2とは一線を画す、アニメタッチのドット絵、豊富な中割りによるアニメーションパターン、
人間でない彼らだからこそできるとんでもない攻撃の数々、通常技が連続で繋がるチェーンコンボなど、
様々な新機軸を組み込んだゲームでした。

そんな中で、モリガン・アーンスランドの種族名は“サキュバス(夢魔)”という聞き慣れないもの。
「サキュバスって何じゃい?」と調べてみたら、男性の夢の中に現れて精気を吸い取る悪魔、みたいな感じだという。
今でこそサキュバスはエロモンスターの代表格みたいに認知されてますが、
当時はTRPG好きな人とか以外はわかんなかったんじゃないでしょうか。ドルアーガの塔には出てましたが(“サッカバス”表記)。
何でポロリしないのかわかんない衣装も相まって、相当エロいキャラだったと思います。
そして、翼(に擬態した配下のコウモリ)を様々な形に変形させて戦う戦闘スタイル。

こうして、男性キャラからはアッフンアッフンと精気を搾り取り、女性キャラ(この時点ではフェリシアだけですが)は
翼を変形させた責め具や魔力で生やしたふたなりちんぽでアヘらせる、
二次創作同人界における最強クラスのセックスモンスターが誕生したのです。
最もエロ同人を描かれたキャラとなると、やれ綾波だ、春麗だ、不知火舞だ、ティファだのと論争になるかと思いますが、
こと“最もエロ同人でふたなりになったキャラ”となれば、モリガンに勝るキャラを探すのは難しいんじゃないかと思います。


30 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:54:35 lKWiKmUg
格ゲーキャラがエロ同人界を席巻し(あとCCさくらとかEVAとかサクラ大戦とか)、
ゲーメストに載ってたとらのあなの広告を見ながらドキドキしていたゲームキッズも多かったであろう1996年。
商業エロの世界にも、久々にふたなりメインの作品が登場しました。

『アナル・ジャスティス』(成年向けコミック 上連雀三平/フランス書院 Xコミックス)
http://i.imgur.com/oDRc2QG.jpg
『アナル・ジャスティス 肉棒射精編』(成年向けコミック 上連雀三平/フランス書院 Xコミックス)
http://i.imgur.com/YAdf7at.jpg

女子高に入学した男の娘が、ふたなりっ子専用の部活『女の子のための勃起倶楽部』に入部して嬉し楽しいスクールSEXライフを送る…、
という、設定も世界観もネジが何本かぶっ飛んでる素敵なお話のマンガでした。
『肉棒射精編』では、シーメールの教師や、彼女が顧問を務める男の娘オンリーの部活『玉部』が登場し、
勃起倶楽部とのバトルが勃発!?みたいな感じで話が転がっていったり。


31 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:55:02 lKWiKmUg
アナル・ジャスティスが果たしたエポックに、『ふたなりっ子が男を掘る』いわゆる“逆アナル”シチュがあります。
といってもこの時点では掘られるのは男の娘であり、ショタホモBL漫画の延長線上にできただけのものかもしれませんが。
それでも第1話で早速、ヒロインである男の娘が掘られていたり、非ふたなりの女キャラが男の娘をディルドで掘ったり、
シチュエーションにバリエーションがあるのが面白いところです。

http://i.imgur.com/9duqZGv.jpg
http://i.imgur.com/pytsNmE.jpg

最終的にはこうだぞ!
http://i.imgur.com/iNAKQDP.jpg


32 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:55:22 lKWiKmUg
余談になりますが…、
知ってる人も多いでしょうし、知らない人でも表紙の画像を見て「ん…?」と思った人がいたかもしれませんが、
上連雀先生は一般紙では小野敏洋名義で活動されています。コロコロキッズだった人なら記憶しているかもしれません。
「バーコードファイター」や「電撃!ピカチュウ」の作者さんです。
ここにも、電ピカで性の目覚めを迎えたり、バーコードファイターの桜ちゃんで性癖歪んだりした兄貴がいるんじゃないでしょうか。
なんと恐ろしい事に、この『アナル・ジャスティス』にも桜ちゃんが登場しているのです。
もっというと、上連雀先生が後年発表した男の娘BLマンガ『アナルエンジェル』のヒロインも桜ちゃん。
時系列的には『バーコードファイター』→『アナルエンジェル』→『アナル・ジャスティス』の順。

バーコードファイターの桜ちゃん
http://i.imgur.com/fhSpSMU.jpg
アナルエンジェルの桜ちゃん
http://i.imgur.com/287wTmR.jpg
アナル・ジャスティスの桜先生
http://i.imgur.com/V3FOxYF.jpg

一応、パラレルワールドの話という事になっています。
小○館に怒られるからね、仕方ないね。


33 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:55:48 lKWiKmUg
おっと、桜ちゃんは男の娘なので、ふたなりの話題に戻しましょう。

先程から何度か触れましたが、この時代のエロ同人の主役と言えば格ゲー。
最大手級のジャンルという事で母数が大きいからか、はたまた格闘娘とふたなりの親和性が高いのか、
この頃にできて(もしくはのし上がってきて)、現在大手となっているサークルには、
この時代に格ゲーふたなり本を描いていたところが結構ありました。


34 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:55:59 lKWiKmUg
『PIPER 2』(成年向け同人誌 来鈍/STUDIOふあん)
http://i.imgur.com/ntz6CYM.jpg
http://i.imgur.com/XobxSxL.jpg


35 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:56:21 lKWiKmUg
『9回転』(成年向け同人誌 13./回転ソムリエ)
http://i.imgur.com/8lVoyxS.jpg
http://i.imgur.com/EHnwzmA.jpg


36 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:56:36 lKWiKmUg
『ユリ&フレンズ96'』(成年向け同人誌 彩画堂)
http://i.imgur.com/QazIs4F.jpg
http://i.imgur.com/eN5kPpx.jpg


37 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:56:49 lKWiKmUg
2000年代からエロ同人に手を出し始めた人だと、来鈍や彩画堂がふたなり描いてたって言われてもピンとこないのではないのでしょうか。
彼らは2000年頃を境に、商業デビューしたりサークルが大手になっていくにつれて、ふたなりから離れて行きました。


38 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:57:05 lKWiKmUg
また、この頃のふたなり同人誌として外せないものに『朧月都市 COMIC BOOK』シリーズがあります。

『朧月都市 COMIC BOOK IX』(成年向け同人誌 十六夜清心、あずき紅、梁川理央、他/METAL)
http://i.imgur.com/cMWHJxa.jpg

このシリーズは『朧月都市』というPBM(プレイバイメールゲーム)を元とした二次制作…
う〜ん、二次制作なんでしょうか。わかんないですね。

そもそもPBMって何じゃい?という所から話を進めないといけないんだと思いますが、
これは郵便などの通信媒体を用いて遠隔地のプレイヤー同士が遊ぶゲームを指すそうです。(wikipedia丸写しで)すまんな。
手紙を使ったTRPGとでも言うんでしょうか、プレイヤーがゲームマスター宛に、
「自分のキャラクターはこういうやつで、今回がこんな行動をする」みたいなキャラクターシート的なものを送付し、
ゲームマスターがそれらの内容をそれぞれ反映させて物語を進めていく…、説明になってるかなこれ。
20年くらい前のパソコンゲーム雑誌とかにこういうのあった気がしますね。

上手く説明できないんで強引に進めますが、PBMというのは読者=プレイヤーが物語に直接介入できるわけで、
おそらく“朧月都市 COMIC BOOK”シリーズに参加していた作家さん達もプレイヤーだったんでしょうから、
二次よりももっと先、1.5次創作的な事が言えるんじゃないかと思います。


39 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:57:19 lKWiKmUg
何次創作だどうたらは話の本筋と関係ないのでここでやめますが、
PBM“朧月都市”開始が1994年なのですが、同年にはもう『朧月都市 COMIC BOOK』の1冊目が出ています。

http://i.imgur.com/GMCPOZf.jpg

1冊目の表紙にいるんだから最初から登場してるキャラなんだと思いますが、この画像の眼鏡美女、
前のレスに貼った別の巻の表紙見たらわかると思うんですが、ふたなりです。
伊丹鈴香さんといいます。
確か30歳くらいだったと思いますが、見ての通りのドスケベボディな上にクソデカちんぽ持ち、性欲も底無しというキャラでして、
セックスしまくり妊娠させまくりのとんでもないセックスモンスターです。

この伊丹さんを中心とした『朧月都市』を、色々な参加作家陣の描くコミックアンソロジーといった形で生まれたこのシリーズは、
何だかんだで2000年頃まで続いた長寿シリーズとなりました。

また、『朧月都市 COMIC BOOK』を発行していたサークル『MODEL』は、同シリーズ以外にも色々と二次創作同人誌を出していたのですが、
そちらもふたなりものが多く、ここら世代のふたなり好きはお世話になった方も多いんじゃないかと思います。

現在もサークル『MODEL』は存続しており、所属作家の一部は商業でも活躍しています。
(所属しているorしていた主な作家:あずき紅、十六夜清心、やながわ理央、F.Sなど)


40 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:57:34 lKWiKmUg
さて、90年代後半ともなると、新たな媒体が登場します。インターネットです。
そのなりたちは90年代前半に米軍の軍用ネットワークを民間に払い下げたものが始まり、とか聞いたような気がしますが、
ともかく、日本でインターネットが一般に浸透し始めたのは90年代後半でしょう。

ところで、何かが普及するにあたって、“エロ”はそれに大きく貢献する事があります。
家庭用ビデオにおけるVHSとベータの闘いに前者が勝利したのは、VHSの方がめっちゃエロビ出てたから、と聞いた事があります。
インターネットは90年代後半に爆発的普及を果たしましたが、それにもやはりエロパワーが何割かあったんじゃないかと思います。

「インターネットとかいうのでチャンネーのおまんこがモザイク無しで見れるらしい」
「割れとかいうのでタダでエロゲーが手に入るらしい」

こういった事を動機として、思い切りよくパソコン買って回線繋げた人も多かったでしょう。


41 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:57:49 lKWiKmUg
また、インターネットが他の媒体と違う点として“双方向性”というのがありますね。
見たり読んだりするだけではなく、こちらから発信する事ができるわけです。
自分の書いた文章や、描いたイラストなんかを、不特定多数に向けて発信し、閲覧させる事ができるようになったのです。

この事態に、今まで表に出て来なかった、ふたなり好きをこじらせた人達は湧き上がりました。

『奴隷戦士マヤ』や『アナルジャスティス』、その他散発された商業短編、そして同人誌。
現在と比べ、ふたなりものの供給は圧倒的に少ない時代でした。
恐らく、ふたなり好きの強者達は、妄想と紙とペンを武器に、ドロドロと自分の欲望を吐き出していたでしょう。
その一部は同人誌としてそれを世に出す事もしましたが、そこまでするのはやはり敷居が高い。
ところが、手軽に自分の考えを発信できる媒体が登場してしまった。
そこでふたなり好きの強者は、己の熱き血潮を、ある者は絵に、またある者は小説にして、ネットの海に放流したのです。
また、「ネットの海は広い、俺と同じ性癖の者もいるかもしれない」と、同好の士を探し、さすらい、見つけていったのです。

http://i.imgur.com/RdPGTJE.jpg

↑は、老舗ふたなりwebサイト『キ印良品』のリンク集コーナーの、インターネットアーカイブで参照できた最も古いキャッシュです。
2002年のものですが、とんでもない数の同好の士と繋がっているのです。

こうやって知り合っていったふたなり好きの人達は、やがて仲間内の同人の先人から誘われて同人の世界に飛び込み、
さらには商業の世界へと進んでいった人も多くいます。


42 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:58:09 lKWiKmUg
以降が新規執筆分です


43 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:58:25 lKWiKmUg
90年代後半から00年代前半にかけて、ネットの世界で爆発的に広がりを見せたふたなりジャンル。
しかし、一般的には、この時代になってもまだまだキワモノ扱いでした。

ぼくは一時期イラストを描いていたのですが、とあるエロ絵板にふたなりっ子を描いたら総スカンを食らった事がありました。
「女にちんぽ付いてるとか気持ち悪いんじゃ!」という人は、当時のぼくが思っていたよりずっと多かったんだと思います。

世間のそんな扱いに抗うかのごとく、商業マンガ界に挑戦状を叩きつけた男が現れたのは、ちょうどそんな頃でした。
男の名は『ぐら乳頭』。

http://i.imgur.com/nDl0NHN.jpg

↑は1999年に創刊された『COMIC夢迅』の創刊号の表紙です。
新しい雑誌という事で、ベテラン・中堅・新人など、様々なエロ漫画家を揃えています。
ぐら乳頭先生もその中の一人なのですが、表紙に書いてある作家陣の中にその名前は見当たりません。
そんな扱いの不遇さの理由の一つは、彼が当時ド新人(恐らくこれが商業デビュー)だったからでしょう。
そしてもう一つは、「ふたなりものというキワモノを描いてるから」ではないかと思います。

そんなぞんざいな扱いにも負けず?次号以降もふたなりマンガを描き続けるぐら乳頭先生。
ついには初の単行本発売にまでこぎつけました。もちろん、掲載作品はふたなりものオンリーです。

『妄想』(成年向けコミック ぐら乳頭/ティーアイネット MUJIN COMICS)
http://i.imgur.com/ijvCiCA.jpg
http://i.imgur.com/H8lmCD7.jpg

↑の画像、1枚目が表紙、2枚目が裏表紙です。
出版社の方も、「ふたなりマンガなんか売れるのか?」いう迷いがあったのでしょう。
表紙だけではパッと見、ふたなりマンガしか載ってないようには見えませんね。

ぐら乳頭先生はその後もほぼ毎回ふたなりマンガを描き続け、ふたなり単行本を何冊も出しています。


44 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:58:46 lKWiKmUg
ぐら乳頭先生が商業ふたなりの先人であるこのどんと、上連雀三平両先生と違う点として、「ふたなりものしか描けない」というのがあります。
このどんと先生は『奴隷少女マヤ』以外にも作品があり、そちらはふつうにノンケエロです。
上連雀先生にしても、エロマンガでは飛ばしてますが、別名義で一般作品も描いています。
また、両先生とも、同人では商業以上に好き勝手やっているでしょう。
要するにこの二人は、商業でふたなりに拘る必要がないのです。
しかしぐら乳頭先生は、エロマンガはふたなりものしか描けず、商業デビュー以降は同人活動もしていません。
彼は商業ふたなりマンガに拘り続けるしか道が無かったのです。
しかもその道は、深い霧に包まれたような、よくわからない道だったのです。

ぐら乳頭先生の成功を持って、商業エロマンガ界に「ふたなり、いけるや ん!」という空気が生まれたと思います。
そんなぐら乳頭先生の事を、敬意を込めて“商業ふたなりの父”と呼ぶ人も多くいます。


45 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:59:06 lKWiKmUg
さて、商業ふたなりの父誕生と同時期に、他にもふたなりオンリーの商業作品が出ていますので、そちらを紹介します。

まずはRaTe先生の『P総研』。

『P総研』(成年向けコミック RaTe/茜新社 TENMAコミックス)
http://i.imgur.com/B9Kccu5.jpg

これまでのふたなりものほぼ全てに言える事ですが、「何故女の子にちんぽ生えてるのか」「どうやって女の子にちんぽ生やしたのか」
という疑問に対して、はっきりとした答えを示した作品というのは無かったと思います。
「生まれつき生えてる」とかいうのはまあしゃあないとして、
「魔法で生やした」「薬で生やした」というのは何とも大雑把な理由に思えます。
そういった疑問に対して、真正面からぶつかっているのがこの『P総研』です。

この『P総研』の世界における、女の子に移植するタイプの後天性ふたなりちんぽ(作品内では“P”と呼称)は、
移植を希望する女性からPの幹細胞の元となる血液を採取し、カウンセリングで希望するPのサイズなどを聞き、
研究所で培養・遺伝子操作して造ったPの元を注入し、1週間かそこらでPに成長する…というもの。

http://i.imgur.com/o3oo9kj.jpg
http://i.imgur.com/2uwDSez.jpg

マンガの方を見てもらえばわかると思いますが、非常に“それっぽく”理論が構築されています。

この『P総研』の設定、相当便利だったらしく、後にRaTe先生が描いた二次創作のふたなり作品にも登場するのが面白いところです。

『マリア様がPをみてる』(成年向け同人誌 RaTe/B5同盟)より
http://i.imgur.com/R9yxV8P.jpg


46 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:59:07 Xc3wxnEQ
>>41
煩悩格納庫さんにはよくお世話になりましたね…


47 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:59:24 lKWiKmUg
もう1つ。
完顔阿骨打先生の『神奈月の姉妹』。

『神奈月の姉妹』(青年向けコミック 完顔阿骨打/蒼竜社 プラザコミックス)
http://i.imgur.com/4xIphUa.jpg

完顔阿骨打先生といえばエロマンガ家歴30年近い大ベテランで、近年ではコミックLOの看板作家の一人として活躍しておられますが、
以前からちょくちょくふたなりものは描いておられました。
しかし、ふたなりメインの連載ものとなると、おそらくこれが初めての作品なんじゃないかと思います。

マッドサイエンティストならぬ“マッド薬剤師”という職業の存在する世界。
最年少で試験をパスした天才マッド薬剤師・砂恵と、その姉で同じく天才マッド薬剤師の美砂。
美砂は、ある高名なマッド薬剤師の作った薬を飲んだせいでちんぽが生えてしまい、レズである彼女はショックのため失語症となる。
姉を治療すべく研究を進める砂恵は、様々な薬を発明し、ちんぽを生やす薬も完成させるものの、美砂を治す事はできなかった。
そんな時、ひょんなことから自宅に招き入れた砂恵の同級生・ゆりに生やしたちんぽから出る精液に、
薬の効果を増幅させる効果があるとわかり、薬作りとふたなりセックスの日々が始まっていく…というお話です。

さて、この本の事を“青年向け”と書きましたが、変換ミスではありません。
実はこの本、成年向けマークが付いてないのです。ふたなりハードエロエロマンガなのに。
これを読んで興味が沸いた18歳未満の方がもしいらっしゃれば、探してみるのもいいかもしれません。
2001年発行だから見つけるのに苦労すると思いますが。


48 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 00:59:45 lKWiKmUg
さて、いけそうなジャンルが生まれれば、とりあえずオンリージャンルアンソロジーを出してみる、という事はよくあります。
2000年代前半、商業のふたなりアンソロがぼちぼち出始めるのですが、それらは正直、あまり出来のいいものではありませんでした。
大抵は無名に近い新人や、仕事の減ってきた中堅どころを集めて描かせていたようなのですが、
参加作家陣のほとんどが、ふたなりものに関しては門外漢という感じでした。
要するに、“わかってない本”ばっかりだったのです。

ふたなりの扱い方をいまいちつかめていない商業に比べ、同人・ネット界のふたなり作品はまさに百花繚乱といった塩梅でした。
個人的には、この時代が一番熱かったんじゃないかと思っています。
前の方のレスで述べましたが、今まで世に出て来れなかったふたなり愛好家達が「俺はここにいるぞ!」と熱く吠えていた時代でした。

というわけで、この辺り、2000年代前半のふたなり作品に、いくつか触れていこうと思います。


49 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:00:08 lKWiKmUg
◆NDG Naughty Dick Girls

fortune氏による、ふたなりネット小説です。

主人公のふたなり少女・千春にある日、謎の人物から届いた招待メール。
それに応じて指定の場所を訪れた千春を待っていたのは、山奥の立派な洋館、
そこに勤める三人のふたなりメイド、そしてどこからか漂う、媚薬のような甘い香り。
その日から、千春とメイド達の、ふたなりセックスと精液に塗れた毎日が始まる…

大体の官能小説において、描写の多くは、女性がどのように感じているか、反応しているか、というところに割かれています。
NDGもエロ小説であるからには当然そうなのですが、この作品に出てくるのは全員ふたなりっ子。
ちんぽがどんな風にされて、どんな風に気持ちよくて、どんな風に射精するのかという描写が続いていきます。
ちんぽの感覚というのは当然我々男性読者については勝手知りたるものですから、それはもうストレートに響いてきます。
「チンコビンビンですよ、神」状態ですよ。

ふたなりものにおける“あるある”の一つに、「ふたなりっ子は性欲が超強い」というのがあります。
二つの性を併せ持ち、しかも両方ともきちんと機能しているから、性欲も常人の倍強い、という理屈です。
NDGの登場人物たちもご多分に漏れず、絶倫揃いです。
舞台となっている屋敷に常に媚薬のような香りが漂っているから仕方ないっちゃあ仕方ないんですが、
ちんぽは常にフル勃起。朝起きたらオナニー、昼間は家事の合間にセックス、当然夜もセックスの時間。
精液を浴び、飲む事でさらに発情し、性の宴はいつ終わるともなく続いていきます。
読者のちんぽの勃起もいつ終わるともなく続きます。ちょっと抜いとくか…

ふぅ…
とまあ、素晴らしいふたなり小説を書いていたfortune氏ですが、NDGを完結させ、いくつかの短編を書いた後、
新作の執筆途中で行方がわからなくなってしまいました。
実生活が忙しくなったのか、スランプに陥ったのか、それともまた違う理由があるのかはわかりませんが、
そのうちにホームページも契約切れか何かで消滅してしまい、NDGはネットの大海の藻屑となって消えていきました。
しかし、ふたなり好きがこの作品に触れられないのは実に惜しい事です。名作なんですよこれ!

http://fortune.free-city.net/

↑のURLとインターネットアーカイブ(https://archive.org/)を使えば、今でも読む事ができます。
いくつかある短編作品とともに、ふたなり好きの皆様にはぜひ読んでいただきたいと思います。

前のレスで紹介したRaTe先生もNDGのファンだったようで、なんと作者に無許可で(連絡取る方法がないので仕方ないんですが)、
NDGのコミカライズ同人誌を出しています。

『NDG 01』(成年向け同人誌 RaTe/B5同盟)
http://i.imgur.com/unPGVLy.jpg
http://i.imgur.com/WNDjaSQ.jpg

現在3冊目まで出ているのですが、RaTe先生がここ数年来体調を崩しており、なかなか続きが出せない状況です。
焦らなくていいからいつか元気になって、NDGの続きや商業作品を出して欲しいものです。


50 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:00:31 lKWiKmUg
NDG以外のふたなり小説系HPもいくつか紹介します。
URLここに貼ったらアレかもしれないのでHP名だけ書きます。
興味あったら検索ゥ!してください。

◆CERAMIC HEART

はやさかうたね氏のHP。
ファンタジー系の世界観なオリジナル小説『NEVER LANDERS』シリーズや、
格闘ゲーム系の二次創作小説を手がけていました。
巨根ふたなりのちんぽをいじめるシチュを得意としている印象。
かつては同人活動も積極的に行っており、初期はみさくらなんこつ氏、後期は陸奥流氏が挿絵を担当される事が多かったです。
2000年代前半からプロのエロゲシナリオライターとして活動され、ふたなり要素を含む作品もいくつか出ています。
最近大病を患われたようで、ネットや同人での活動は縮小して、本業のシナリオライターに専念されているようです。

◆我流痴帯

TANA先生のHP。
現在では成年向けマンガ家として活動されているTANA先生ですが、元々は小説書きの人だったのです。
挿絵も自分で描いていたのが、商業漫画家として成立するくらいまで上達したんですね。すごい(小並)
今現在のHPを見てもその痕跡は見つかりませんが、インターネットアーカイブを利用すれば昔公開されていた小説を読む事が可能です。
二次創作メインで、ふたなり・スカトロ要素多めでした。
TANA先生の同人誌を読んだことある人ならわかるかもしれませんが、それがそのまま小説になったような感じですかね。

◆自治区・陽電子

天無人氏のHP。
設立は1998年。日本のネット黎明期の個人HP特有の雰囲気溢れるHPです。
かつてはふたなり小説愛好家の梁山泊的な場所だったようで、プレイチャットやBBSでの交流が盛んだったり、
訪問者による小説の登校なども多くあったようです。
更新は10年以上止まっていますが、HP自体は今も生きています。


2000年前後辺りの時代、この他にも数多のふたなり小説サイトが存在していました。
イラスト系のふたなりHPを作ろうと思った場合、アナログ描きならスキャナ、デジタル描きならグラフィックツールやタブレットなど、
“インターネットにアクセスできる手段”以外の初期投資が必要でしたが、
これが小説系のHPとなれば、ネットさえできればどうにか作れたのです。
はやさかうたね氏はドリームキャストの愛好家ですが、ネットでの活動を始めた時期と合わせて察するに、
最初はドリームキャストでネットでの活動を始めたのではないでしょうか。
もちろん文才は必要でしょうが、小説というのはふたなりというジャンルに限らず、
手っ取り早く自分の作品を世に出すのに向いていると言えるのではないでしょうか。
現在では、小説よりも手軽なSSというのもありますし。


51 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:01:09 lKWiKmUg
◆Lack in Loveシリーズ

『Lack in Love 123』(成年向け同人誌 諒英/連画屋敷)
http://i.imgur.com/XXPLaAs.jpg


内気な“あや”と、明るい“さなえ”。二人はふたなり。
ある日、あやが自分と同じふたなりだと知ったさなえは、「仲良くなろう」と申し出る。
だがさなえは、Hを通じてでないと人と仲良くできない性分で、あやにえっちないたずらを仕掛ける毎日。
それに戸惑い、そして拒絶の姿勢を見せたあやだったが、いつしか自分もさなえに惹かれている事に気付き、受け入れる。
そして始まる、あやとさなえのらぶらぶ甘々なカップルライフ。

思春期の少女同士の、初々しくも真っ直ぐな、性愛のぶつけ合い。
それだけ見ていると微笑ましい感じで見守りたくなるのですが、
徐々にさなえに深入りし、依存していくあやと、時折陰のあるところを見せるさなえに、
いつしかこの関係が崩れてしまいそうな危うさも感じさせるお話です。

http://i.imgur.com/q5sahOO.jpg
http://i.imgur.com/NGfpr3m.jpg

その後、さなえの友人のふたなりっ子と、そのセフレ(非ふたなり)を交えて乱交する話があったりしたのですが、
残念ながら未完のまま現在に至ります。これからさなえの黒い部分が出てくるのかな?という、
話が動いていきそうなヒキで終わってしまったのが何とも惜しい所です。


52 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:01:47 lKWiKmUg
諒英先生はその後、商業デビュー。当初はふたなりものを描いていましたが、
最近は同人も含めてふたなりものをやらなくなっちゃったので残念です。

『ふたなりドピュドピュ天国』(成年向けコミック 諒英/一水社 いずみコミックス)
http://i.imgur.com/eaIXs5K.jpg
「おッ おッ」って喘ぎ声、なんというか子犬みたいで無様かわいいと思います
http://i.imgur.com/goB1uYl.jpg

あっそうだ(唐突)
諒英先生がかつて旭丸氏(サークルVOLTCOMPANY.)との合同サークル『れんがかんぱにー』で出していたシリーズ
『BANANAMIX』も併せて紹介しておきます。オムニバス形式のセリフ付きふたなりイラスト集シリーズです。

『BANANAMIX6』(成年向け同人誌 諒英、旭丸/れんがかんぱにー)
http://i.imgur.com/hS1JFX0.jpg
http://i.imgur.com/QZ4Dbmz.jpg


53 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:02:16 lKWiKmUg
◆華 シリーズ

『華 巻之壱・改』(成年向け同人誌 瓦屋A太/瓦屋本舗)
http://i.imgur.com/xnkz6AE.jpg

シリーズと書きましたが、別に連続したストーリーというわけではありません。
その時その時で瓦屋A太先生がハマってるネタで読み切りふたなりエロを描いてるって感じです。

瓦屋先生のふたなりエロマンガの特徴は、ふたなりっ子同士がとにかく、上から下からミルクを搾り合う、その有様にあります。

http://i.imgur.com/ugwr1hs.jpg


54 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:02:30 lKWiKmUg
エロマンガ家としてはそろそろベテランの域に差し掛かっている瓦屋先生ですから、同人誌もすごい数出てるんですが、
どれを買ってもヤってる事は大体同じなので安心してください。元ネタの好みで選べばいいです。

『火華』(成年向け同人誌 瓦屋A太/瓦屋本舗)より(2003年発行)
http://i.imgur.com/JBKBALi.jpg
『華憐』(同上)より(2008年発行)
http://i.imgur.com/xzVD5lR.jpg
『カシダシチュウ』(同上)より(2014年発行)
http://i.imgur.com/Nzc7zHn.jpg


55 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:03:07 lKWiKmUg
◆ダルシーレポートシリーズ

『ダルシーレポート1』(成年向け同人誌 Q/Behind Moon)
http://i.imgur.com/RORmbVG.jpg

これは有名なので知ってる人も多いんじゃないかと思います。
Q先生による、一大SFふたなり長編です。

主人公の少年・百瀬忠は、友人と発見したミステリーサークルを調査していたところをUFOにさらわれる。
UFO内で不思議な体験をした後、地上へ開放された忠の肉体は、両性具有に造り変えられていた。
そして忠は、頭の中に響く謎の意思により新しい名前“モモエ”を与えられる。
モモエは自らの精液によって、人間を操り人形のようにしたり、自分と同じふたなりの体に造り変える能力を得ていた。
能力によって同級生のミドリとその家族を配下とし、一家に潜り込んだモモエは、
転校生“黒木モモエ”として、“百瀬忠”だった頃に通っていた学校に戻ってくる。
そして、ミドリの友人ユキ、忠が片想いしていた生徒会長のアオイらを籠絡。
こうして、自らを中心としたふたなりと操り人形のコミュニティを形成したモモエだったが、
やがて彼女の周辺で不可解な事件が起こるようになる。
モモエたち、謎の秘密組織、そして地球外から来た謎の意思たち。
さまざまな者たちの思惑が交わり合い、物語は進む。それは一体、誰の描いた筋書きなのか…?

話の大筋は上記の通りSFミステリー的な感じの話なのですが、物語とともに展開されるふたなりセックスの数々が大変えろいです。
中でも、モモエと恋人関係になる、忠だった頃の想い人・アオイはとんでもない巨根を付けられてしまい、
その馬並みちんぽに与えられる快楽の虜となってしまいます。

http://i.imgur.com/RLLhTai.jpg
でかい(小並)
セルフフェラも余裕。英語だとAuto fellatioっていうらしいですね。

http://i.imgur.com/txuf0GS.jpg
ひとたび勃起しちゃうと理性が利かなくなります

ダルシーレポートシリーズは2002年から2011年までの9年間、全14冊の長編となりましたが無事完結。
現在は続編である『DRII』シリーズが進行中です。


56 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:03:23 lKWiKmUg
また、Q先生はダルシーシリーズと平行して様々な二次創作ふたなり本を描かれています。
何でだかここの皆さんの好きな題材が多い印象。

『優しく指導いたします』(成年向け同人誌 Q/Behind Moon)
http://i.imgur.com/TqDtHA4.jpg
『ツイテールズ』(同上)
http://i.imgur.com/ZPHuEA2.jpg

商業デビューも果たしており、ふたなりものを経て現在は男の娘ものを多く描かれています。

『姉といぢられ男の娘』(成年向けコミック Q/一水社 いずみコミックス)
http://i.imgur.com/KME4OSk.jpg


57 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:03:56 lKWiKmUg
男の娘ものの話が出たのでついでっぽく書きます。

90年代にエロ同人界を席巻した格闘ゲームジャンルでしたが、21世紀になるとその勢いは失われていきました。
カプコンは2001年の『カプエス2』以降長い冬に入りました。カプジャム?あれはイングリットたんのプロモゲーです。
SNKは2000年の倒産後、色々あってSNKプレイモアとなるも微妙なゲームを連発。
格ゲー界の新たな雄・ギルティギアシリーズも、操作が忙しすぎておっさんゲーマーは付いていけませんでした。
格ゲーというジャンルがエロ同人界で廃れていったのも、ある種必然だったのかもしれません。

しかし、格ゲーが大手ジャンルから転げ落ちる前の最後の光がありました。
この子です。

http://i.imgur.com/bOZVAKV.jpg

2002年より稼働開始した『ギルティギアイグゼクス』より新キャラとして登場した、“ブリジット”です。
まだ“男の娘”という言葉すら無かった当時、ブリジット登場の衝撃はかなりのものでした。
実は当時、ぼくんちの近所に石渡太輔が近所に講演会をしに来た事があったのですが、行って質問してみようと思ったほどでした。
「何でこんなことしたんや?」と。眠かったんで結局行かなかったんですが。
エロ同人界にもブリジット旋風が巻き起こり、元々ショタを描いていた作家はもちろんの事、
ふたなり作家の皆さんまで、こぞってブリジットきゅんのエロ本を出しまくりました。


58 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:04:08 lKWiKmUg
『熊姫魂』(成年向け同人誌 みさくらなんこつ/ハースニール)
http://i.imgur.com/behUIGb.jpg
『GILBRIDE』(成年向け同人誌 Rebis/アルセノテリス)
http://i.imgur.com/bmXezYB.jpg
『鰤陵辱本』(成年向け同人誌 だいすけBe/キ印良品)
http://i.imgur.com/WilZAxY.jpg
『初鰤』(成年向け同人誌 旭丸/VOLTCOMPANY.)
http://i.imgur.com/T3sC8uL.jpg


59 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:04:25 lKWiKmUg
このブリジット旋風はいつしか沈静化したのですが、ふたなり同人界に意外な置き土産をしていきました。

ブリジットは男の娘です。ふたなりではありません。
ゆえに、ふたなりには必ずしも必要でないあれが付いています。
そう、キンタマです。

ふたなり好きが集まれば必ず起こるであろう“玉無し・玉付き論争”。
玉無し派は「極限まで男要素を削りたい」「玉描くとまんこ見えない」などの理由で、
玉有り派は「ちんぽがあるんだから玉もないとおかしい」「玉無かったらどこで精液作るんや」などの理由で、
それぞれ己が主張を繰り広げます。

かく言うぼくですが、以前はバリバリの玉無し派でした。
先程述べた理由ももちろんありますが、一番の理由は「袋がシワシワできしょい、女の子に似合わない」というものです。
現実の玉袋ももちろんそうですが、マンガ内における玉袋もまた、シワシワだったのです。

『アナルジャスティス』にて、男の娘のキンタマを愛でる描写がよく出るのですが、
上連雀先生の描く玉袋もまた、シワが描かれていました。

http://i.imgur.com/kZH36NF.jpg
シワシワとまではいきませんがちょっとシワっとしてますよね

まあ、例を探してみたら言うほどシワシワでもありませんでしたが、
とにかく袋の方にはあまり愛着を持とうという気が起こらなかったのです。

そういった状況の中に、ブリジットの登場によって、ふたなりマンガ界に、ショタマンガにおける袋の描写が輸入されたのです。

『ショタナイズ』(成年向け同人誌 彩画堂)より
http://i.imgur.com/eFzdPNs.jpg

↑こういう、プリッとした、シワ一つない袋です。

こうして、ふたなりマンガ界にも「かわいいキンタマと袋を愛でる」という概念が根付きました。
今ではぼくも玉有り派…までは行きませんが、容認派というか、両方いけるやん!派です。


60 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:04:50 lKWiKmUg
この玉愛で文化ですが、ブリジット旋風以前は無かったのか?と言われればそんな事もありません。
それ以前にも、玉Loveなふたなり好きは存在していました。

その代表格と個人的に思っているのが、まるみや氏です。

『ママタマ』(成年向け同人誌 まるみや/おぞね)
http://i.imgur.com/Kg4l5Lf.jpg

↑の本は2012年の発行ですが、まるみや氏は2000年前後あたりから、すでにネットや同人の世界でキンタマ愛を撒き散らしておられました。

2000年の年賀イラスト
http://i.imgur.com/LgTytoP.jpg

この2枚の画像を見ればわかりますが、まるみや氏は巨根・巨玉がお好みのようです。
古いイラストを発掘してみると、さらに複乳・複根・魔乳などのアレな属性付きのものがいっぱい出てきます。
まあそういうのは置いときますが、昔から現在まで一貫しているのは、プリッとしたシワのない玉袋を描く、という事です。
古い方の絵はモザイク入ってるからわかんないかもしれませんが。

これだけでかくて、なおかつプリッとしてると、キンタマが別のものに見えてしまう事もあります。
プリッとしてて、2つあって、丸い。…そう、おっぱいです。
まるみや氏が開祖かどうかはわかんないですが、氏の同人誌にはこういうプレイがよく出てきます。

『タマヒメサマ』(成年向け同人誌 まるみや/おぞね)より
http://i.imgur.com/VE5R5UM.jpg

ご覧ください。パイズリならぬタマズリです。
まるみや氏の描く、もっちりと柔らかそうな巨玉だからこそ成立するプレイです。

そんなまるみや氏の本業は、なんとアニメーター・キャラクターデザイナー。
『超重神グラヴィオン』『宇宙のステルヴィア』『聖痕のクェイサー』などのキャラデザを手がけたうのまこと氏、その人です。

http://i.imgur.com/16mGCAP.jpg

ふたなり界って意外と広い。


61 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:05:08 lKWiKmUg
ついでなんで、もう一つニッチなところ行っちゃいましょう。

小説系HP紹介のところで紹介したTANA先生もそうでしたが、
ふたなり好き、かつスカトロ好き、というハイブリッダーな方が結構いらっしゃいます。
ぼくがパッと思いつくだけでも、

(以降、ウンコ注意)

ラヂヲヘッド先生
『メメント・モコ』(成年向け同人誌 ラヂヲヘッド/革命政府広報室)より
http://i.imgur.com/Q5TClTQ.jpg

カクガリ兄弟
『日本本当はエロイ!おとぎ銃士!』(成年向け同人誌 カクガリ兄弟/肉りんご)より
http://i.imgur.com/ZsxJp4V.jpg

ジャム王子先生
『かぐわしき肛涜の檻』(成年向け同人誌 ジャム王子/ジャム王国)より
http://i.imgur.com/4Stus75.jpg

…すいません、もっといっぱい思いついたんですが、ちんぽとウンコを併発してる画像があんまり無かったんです。

僕はスカトロのほうはあまり適正無いんでよくわかんないんですが、何かあるんでしょうね。
かわいい女の子からこんな汚いものが出てくるのか!というギャップ萌えとか、
かわいい女の子から出てくるものならどんなものでも愛おしい、みたいな。


62 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:05:25 lKWiKmUg
…さて。
こうして、同人やネット界隈で高まり続けたふたなりの熱気は、ついにここまで到達しました。
ふたなりオンリーの同人イベント『ふたけっと』です。

http://i.imgur.com/jlSxqvu.jpg
第1回のカタログ画像探したけど見つかりませんでした

第1回ふたけっとの開催は2002年。
今となっては当時の事を調べてもほとんど情報が見つからなかったのですが、
主催者、サークル参加者ともに、かなり一般入場者数を低めに見積もっていたようです。
「俺らは盛り上がってるけど、世間的にはまだまだ全然狭いジャンルだし、一般客とかそんな来ないだろ」
「まあ身内オンリー同然の、まったりイベントとして楽しませてもらいましょうや」
ってな感じだったのが、蓋を開けてみれば予想を遥かに上回る一般入場者が殺到。
ほとんどのサークルが、出展物100部もないような状況で、多くのサークルが早々に完売達成、
目当てのものを手に入れられなかった一般入場者たちが、「とにかく何でもいい、買わなきゃ(使命感)」となり、
開始1時間程度で9割近くの参加サークルの在庫が払底したというとんでもない事になったそうで。
あらためて、ふたなり市場の潜在需要の高さ、それに対する供給の少なさを再確認できたと言えるのではないでしょうか。

第2回ふたけっとまでは約2年半ほど空いたようですが、以降は年1回開催となり、近年では年2回開催する年もあるそうです。
ぼくは関西民なので、都合がつかなかったりで一度も行った事がないのですが、近いうちに一度行ってみたいイベントですね。


63 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:05:42 lKWiKmUg
しばらく同人・ネット界隈の話が続きましたので、ここらへんで再び商業に目を向けます。
えーっと、どこまで書きましたけ。
…ああそうだ、しょっぱいふたなりアンソロが出てたってとこでした。
ジャンルはニッチ、載ってるマンガも微妙とくれば、ちゃんと売れてたのかどうか怪しいところ。
商売として成立させるのなら、ある程度の売上は上げなければなりません。では、どうするか。

話は簡単。しょっぱくないアンソロを作って売ればいいのです。餅は餅屋、ふたなりマンガはふたなり作家に、です。
ネットや同人の世界には手練のふたなり作家がゴロゴロしているのですから、そこから吸い上げればいいのです。

2003年より発行されたふたなりマンガアンソロジー『ふたなりっ娘LOVE』シリーズが、それをやってのけました。

『ふたなりっ娘LOVE』(成年向けコミックアンソロジー/茜新社 天魔コミックス)
http://i.imgur.com/cC5xV06.jpg

表紙には、その独特のセリフ回しやオノマトペで異彩を放ち、
当時の2chなどのネット界隈で“ふたなり”の代名詞的存在となっていたみさくらなんこつ先生を起用。

…度々話が飛んで申し訳ないのですが、個人的にみさくら先生の名前を見ると、下記のコピペを思い出します。

12 :水先案名無い人:04/09/12 03:22:50 ID:qJ920qxt
古代中国には様々な部族が存在したが、その中でも群を抜いて珍しいのが
醐岱(ごたい)地方に住んでいた趙萬(ちょうまん)族である。

歴史家・南武忽(なん むこつ)の記した「醐岱趙萬族」によると趙萬族は
女だけの部族で男は存在しなかったとされている。彼女らは狩りなどで
長距離を移動する際、「あ゛み゛ゃあ〜〜〜っ!」「んほおお゛ーーっっ!」
などの部族の者にしか分からない暗号のような叫び声で連絡を取り合った。
独特の発声法で放たれるこの声は一里先の仲間の耳にも届いたという。
また、彼女らは鎮放身流苦(ちんほうみるく)という白濁した液体を常飲して
いた。これは飲むだけで体の疲れや苦しみが洗い流すように鎮まるという
秘薬であったが、残念なことに趙萬族がどのようにしてこの鎮放身流苦を
作っていたのかは一切の謎である。

最後の族長、芭珂曼(ば かまん)の時代に趙萬族は時の皇帝に反旗を
翻した。しかし少数民族である彼女らが皇帝の軍にかなうはずもなく、
あえなく趙萬族は滅亡してしまったのである。馬珂曼が何を思って皇帝に
刃向かったのかは最後まで分からず仕舞いであったが、その後しばらく
都では「愚かな行為をする者」という意味で「芭珂曼公」という言葉が
使われたという。

現代日本においても愚か者を指して「バカ!バカ!まんこ!!」 と罵る
ことがあるが、これはもちろん「芭珂曼公」が誤って伝わったものであり
そのルーツが醐岱趙萬族にあることは言うまでもない。

民明書房刊「世界のチン民族」より


64 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:06:17 lKWiKmUg
はい戻します。

『ふたなりっ娘LOVE』1冊目の時点では、ふたなりマンガで実績のある執筆者は
RaTe先生、瑞井鹿央先生、T・K-1先生くらいだったのですが(誤認あればすいません)、
巻を重ねていくにつれ、様々な在野のふたなり作家を起用していく事となります。


65 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:06:51 lKWiKmUg
【『ふたなりっ娘LOVE』に登用されたふたなり作家の皆さん】

T・K-1先生
http://i.imgur.com/aeI7Q2A.jpg
ぼっしい先生
http://i.imgur.com/c3cBQnv.jpg
無道叡智先生
http://i.imgur.com/EBJCqxc.jpg


66 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:07:04 lKWiKmUg
じんじん先生
http://i.imgur.com/iZdqU76.jpg
トリノ宗肉先生
http://i.imgur.com/d0FWgNr.jpg
廣田眞胤先生
http://i.imgur.com/HMaGQ53.jpg


67 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:07:14 lKWiKmUg
水無月露葉先生
http://i.imgur.com/GCtKcOX.jpg
COW=ZOO先生
http://i.imgur.com/wf2U1Nj.jpg
鈴木志奈先生
http://i.imgur.com/rCSdror.jpg
ムサシノセカイ先生
http://i.imgur.com/RWcQcvK.jpg


68 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:07:26 lKWiKmUg
他にも既に商業で実績のあった、RIKI先生、上連雀三平先生、ひねもすのたり先生、
ジャム王子先生、完顔阿骨打先生、堀骨砕三先生といった面々も登場。

こうして新旧実力者を揃えた『ふたなりっ娘LOVE』シリーズは好評を博し、
2009年まで足掛け6年に渡り、通算14号を重ねるヒットシリーズとなったのでした。
途中からは目次のページにこういう細かい気遣いもあったり。

玉無し派も玉有り派も安心
http://i.imgur.com/JFQmgkc.jpg

その後は『ふたなりっ娘の世界』とシリーズ名を改題し、続刊中です。


69 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:07:29 HYHsOzqw
今はネット検索が充実してほんといい時代になりましたね…


70 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:07:42 lKWiKmUg
『ふたなりっ娘LOVE』のヒットに便乗する形で、一水社いずみコミックスもふたなりアンソロジーを出しました。

『ふたなりっ娘らばーず』(成年向けコミックアンソロジー/一水社 いずみコミックス)
http://i.imgur.com/tXb9g77.jpg

正確には『ふたなりっ娘らばーず』の前に『ふたなりっ娘ぷりーず』というアンソロを3冊くらい出していたのですが、
『ふたなりっ娘ぷりーず』1号から一年そこらで改題したのです。
『ふたなりっ娘LOVE』からRIKI先生を引き抜いて表紙=レーベルの顔として起用、そしてこのタイトル。
便乗する気満々で草生えますわこんなん。

明らかに二匹目のドジョウ狙いの姿勢はアレですが、こちらも『ふたなりっ娘らばーず』に負けじと、
在野の有力ふたなり作家を続々起用していきました。


71 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:07:58 lKWiKmUg
【『ふたなりっ娘らばーず』に登用されたふたなり作家の皆さん】

諒英先生
http://i.imgur.com/1hyTXI2.jpg
パルコ長嶋先生
http://i.imgur.com/SmVqDxq.jpg
命わずか先生
http://i.imgur.com/VLs7KDG.jpg


72 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:08:11 lKWiKmUg
藤坂リリック先生
http://i.imgur.com/Ld8a4qP.jpg
みなこなみ先生
http://i.imgur.com/zA4DvtZ.jpg
昇龍亭圓楽先生
http://i.imgur.com/WpjU8dd.jpg


73 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:08:21 lKWiKmUg
ねこまたなおみ先生
http://i.imgur.com/nDbZhnr.jpg
志堂マユル先生
http://i.imgur.com/ILs9zqN.jpg
幾夜大黒堂先生
http://i.imgur.com/i7HRQGQ.jpg
Q先生
http://i.imgur.com/ZZstXuJ.jpg


74 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:08:34 lKWiKmUg
『ふたなりっ娘らばーず』シリーズの成功で気が大きくなったのか、一水社はさらに一歩踏み出します。

『ふたなりっ娘プリティ!』(成年向け雑誌 一水社)
http://i.imgur.com/5jhwtne.jpg

ついに、ふたなりオンリーのコミック誌を創刊してしまったのです。
しかしこれは人類には早すぎたようで、これ一冊切りであえなく休刊。
ぼくもこれ買ったんですが、自炊用に裁断してしまいました。
取っとけばプレミアとか付いたんですかね…?


75 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:09:12 lKWiKmUg
『ふたなりっ娘LOVE』『ふたなりっ娘らばーず』が続刊していくにつれ、掲載作家さんも原稿が溜まっていきます。
そして迎えたのが、2000年代後半辺りから始まる、商業ふたなりマンガ単行本の発刊ラッシュです。


76 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:09:26 lKWiKmUg
『ふた姫』(成年向けコミック T・K-1/茜新社 天魔コミックス)
http://i.imgur.com/7BDJIIk.jpg
『ふたスキ!』(成年向けコミック じんじん/茜新社 天魔コミックス)
http://i.imgur.com/o86ytwH.jpg
『ふたなりイエスタディ!』(成年向けコミック 完顔阿骨打/茜新社 天魔コミックス)
http://i.imgur.com/osTyOww.jpg
『ふたなり王国の勃興』(成年向けコミック ジャム王子/茜新社 天魔コミックス)
http://i.imgur.com/ND9SPDL.jpg


77 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:09:37 lKWiKmUg
『ふたなりア・ラ・モード』(成年向けコミック パルコ長嶋/一水社 いずみコミックス)
http://i.imgur.com/VnLj4FB.jpg
『フタナリ』(成年向けコミック みなこなみ/一水社 いずみコミックス)
http://i.imgur.com/ePuD9M9.jpg
『ふたなりしんぱしー』(成年向けコミック 志堂マユル/一水社 いずみコミックス)
http://i.imgur.com/3Rgk9YC.jpg


78 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:09:55 lKWiKmUg
もちろんこれ以外にもあります。
20年くらい前のふたなり愛好家を現代に連れて来て、今の状況を見せてあげたいですね。


79 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:10:09 lKWiKmUg
もうこの辺りになると完全に「ふたなりものは売れる」と出版社側が確信したのでしょう。
さらに安直…ゲフンゲフン、お手軽…いや、新たな手法が生まれます。
同人で人気を博したシリーズを、総集編的にまとめて、商業単行本として発売する手です。

『ふた部!MIX』(成年向けコミック ぼっしぃ/茜新社 天魔コミックス)
http://i.imgur.com/dxrEO1c.jpg
『欠損少女 上・下』(成年向けコミック えにぐま/オークス オークスコミックス)
http://i.imgur.com/Gyutm3i.jpg
『ふたなり迷宮王女 プリナと淫魔の迷宮』(成年向けコミック Rebis/オークス オークスコミックス)
http://i.imgur.com/Wau6wL3.jpg
『ふたろま 〜ふたなり露出マニア〜』(成年向けコミック 紅ゆーじ/三和出版 サンワコミックス)
http://i.imgur.com/d0TA0FS.jpg

こういった手法も、今後は更に増えていくのかもしれませんね。


80 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:10:25 lKWiKmUg
さて、話が方々に飛びつつも、現代に至るまでのふたなりエロの歴史を紐解いて参りました。
あんまり解けてないような気もしますが。

さて、ここからは、ここまでで紹介し損ねた素晴らしいふたなり作品を紹介していこうと思います。


81 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:11:03 lKWiKmUg
◆精装追男姐

『精装追男姐』(成年向けコミック 師走の翁/ヒット出版社 セラフィムコミックス)
http://i.imgur.com/TJ03fj2.jpg

最近では白石稔さんのやらかしで一瞬話題になった、師走の翁先生の作品です。

主人公は学校でいじめっ娘三人組にいじめられているショタっ子。
ある日、裸に剥かれてちんぽいじめられた結果…
http://i.imgur.com/ffzwAGt.jpg

ちんぽが取れました。
http://i.imgur.com/TtNRTGS.jpg


82 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:11:59 lKWiKmUg
この取れたちんぽ、ショタっ子の股間に元通りくっつける事はできないものの、
根本を何かにくっつけるとちんぽとして機能するようになり、本人にも刺激が伝わるようになります。
さらに、人間が装着すると、元の持ち主に加えて装着した本人にも感覚が伝わる事が判明。

いじめっ娘トリオは面白がって、椅子に装着して生体バイブ椅子として使用したり、
フェラの練習用にしゃぶり回したりしていたものの、
たどりつくのはやはり「装着しておまんこに突っ込みたい」という欲求。

最初は仲間内で童貞のやり取りをしていたものの、すぐに歯止めが効かなくなって、友人や知り合いの女の子を片っ端から犯しまくる毎日に。
http://i.imgur.com/E4CMHs0.jpg


83 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:13:03 lKWiKmUg
おかげでちんぽの乾く暇もなく、快感に身悶える毎日のショタっ子。
http://i.imgur.com/5KwkLbA.jpg


84 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:14:39 lKWiKmUg
これから、僕どうなっちゃうの?…というお話です。

時期的には師走の翁先生の代表作『シャイニング娘』シリーズの直後の作品という事になるでしょうか。
エロマンガのプロフェッショナル精神溢れる師走の翁先生の、最も脂の乗った時期の作品です。
「俺が来たからには安心しろ、必ず抜かせてやる!」と言わんばかりのサービス満点エロシーンに、
キレッキレのギャグやパロディも散りばめられた秀作です。
ふたなり作品としてはやや変則的かと思いますが、読んで損はない作品です。


85 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:15:00 lKWiKmUg
◆ひめごとっ!

『ひめごとっ!』(成年向けコミック 黒龍丸/コアマガジン メガストアコミックス)
http://i.imgur.com/iA0vA2h.jpg

現在は“マゴロク”“こくりう”などの名義で商業・同人活動されている黒龍丸先生の初単行本です。
いいからまずはカバー折り返しの画像を見てください。

http://i.imgur.com/Hoy0lRQ.jpg

ふたなりmeetsオナホ。最高じゃないですか。
ふたなりがオナホを使うという発想はこれ以前にも無かったわけではないですが、
黒龍丸先生はそれをさらに発展させた開拓者だと思います。

http://i.imgur.com/IGoRsJE.jpg

貫通式オナホの両側の穴から、ふたなりっ子がそれぞれちんぽを突うずるっ込んで気持ちよくなるという発想。
ぼくはこれを初めて見た時衝撃が走りました。悪魔的発想ですよこれは。

『ひめごとっ!』は一冊全部ふたなりというわけではありませんが、それでも収録作の半分くらいがふたなりもので、どれも珠玉の出来。
もちろん、非ふたなり作品もいいものが揃っています。


86 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:15:40 lKWiKmUg
◆サークル『Fanatic Fetish』作品

ふたなりmeetsオナホと聞いてもう一つ思い出すのがこちらのサークルの作品群です。

『White Lovers』(成年向けCG集 月丘霧生/Fanatic Fetish)
http://i.imgur.com/IURL3fp.jpg

月丘霧生氏の描く、肉感的でむっちりと柔らかそうなふたなりっ子たちが、ちんぽにもたらされる快感に身悶えます。
オナホの話の流れなのでオナホの話をしますが、オナホといっても多種多様なシチュを用意しているのが月丘氏のすごいところです。

『Fanatic Fetish #5』(成年向けCG集 月丘霧生/Fanatic Fetish)より、ロリふたっ子meets三つ又オナホ
http://i.imgur.com/v4BqNee.jpg
『スペルマジック』(同上)より、複根ダブルオナホコキ
http://i.imgur.com/dzArRpb.jpg
『ROCKET QUEEN』(同上)より、巨根ふたなりっ子緊縛自動オナホ尿道カテーテル連結とかいうじゃんがらラーメン全部盛りのようなプレイ
http://i.imgur.com/UGFHX7N.jpg


87 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:16:00 lKWiKmUg
また、ファンタジーものの世界観だと、触手にちんぽをちゅぱちゅぱ吸われちゃう、いわゆる“触手オナホ”プレイがありますが、
もちろんその辺も抜かりありません。

『White Lovers』(成年向けCG集 月丘霧生/Fanatic Fetish)より
http://i.imgur.com/BkJCQG2.jpg
『スペルマジック』(同上)より
http://i.imgur.com/hg1vGYN.jpg

ここまで貼った画像を見ればわかると思いますが、月丘氏の作品の魅力はイラストのみならず、テキストの素晴らしさもあります。
極端な話、絵描かずにで文章だけでもやってけるんじゃないかってくらいの魅力的な文です。
氏のHP『Fanatic Fetish』に、いくつか小説も展示されていますので、興味の沸いた方は読みに行ってはいかがでしょうか。

正直、ぼくの中ではNo.1ふたなり作家である月丘氏ですが、一時期引退宣言をされていました。実生活が忙しかったのかな?
結局復帰されて、現在も作品を作り続けてらっしゃいますが、帰ってきてくれて本当に嬉しかった。
ちんぽから涙が出ました。


88 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:16:35 lKWiKmUg
◆セックススフィアシリーズ

よっしゃもう一つオナホもの行っとくか!

『Sex Sphere』(成年向け同人誌 ラヂヲヘッド/革命政府広報室)
http://i.imgur.com/PwKrQpR.jpg
『セックススフィア オルガネラ』(同上)
http://i.imgur.com/17mE2p6.jpg

ラヂヲヘッド氏による二次創作もの。…二次で合ってるのかな?

ラヂヲヘッド氏といえば、『機動戦艦ナデシコ』ホシノ・ルリ、『ガンパレードマーチ』の石津萌、『るくるく』のるくなど、
「とにかく自分の萌えているキャラは全部共演させてまえ!」的な二次創作をよくやられてますが、
この『セックススフィア』シリーズもそういった作品の一つです。

“原初のルリ”が約五千年の時を経て、およそ百億人まで増加したとある宇宙(よくわかんないと思いますがぼくもわかりません)。
その宇宙にある地球に似た星には、通常の人類に混じって、およそ一万人の“ルリ族”が住んでいた。
彼女たちには多様性確保のために様々な遺伝的形質がランダムに付与されており、より“原初のルリ”に近いほど、同族に人気があった。
そんなルリ達の一人“ホシカワ・ルリ”は、“爆乳”“巨根”遺伝子を持つため、全くモテなかった。
持て余した性欲を発散するため、通販でオナホを購入した彼女であったが、届いたのはよくわからない大きな卵のような物体で…
(『Sex Sphere』あらすじ)

『Sex Sphere』より少し前のお話。
“褐色肌”“巨根”の遺伝子を持つ“ホシカゲ・ルリ”はやはり非モテの“ルリ族”。
非モテをこじらせた彼女はろくに大学にも行かず、コレクションしているオナホ相手に性欲を発散する毎日を過ごしていた。
見かねて彼女の部屋を訪れた、彼女が所属するゼミの教授“三途川千歳”。
可愛い教え子のコンプレックス解消のため、三途川教授のカウンセリングが始まる…
(『セックススフィア オルガネラ』あらすじ)


89 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:16:49 lKWiKmUg
まあ何と言いますか、オナホに叩きつけられる、非モテルリたちの性欲の凄まじさ。

オナホと結婚するのか…(困惑)
http://i.imgur.com/JBwEy14.jpg
隣室までバッチリ響き渡るルリのオナホレイプ音にはさすがの歪こなたさんもドン引き
http://i.imgur.com/SygJxeI.jpg
一気にオナホ3つレイプ
http://i.imgur.com/CIr8gJT.jpg

現在のところ、『Sex Sphere』が2冊出た後、前日譚的物語の『セックススフィア オルガネラ』が展開中です。
『オルガネラ』が完結したらまた『Sex Sphere』の続きが描かれるのでしょうか。


90 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:17:11 lKWiKmUg
◆火愚夜姫工房『THE iDOL M@STER』シリーズ

『THE iDOL M@STER』シリーズ(月下火愚夜/火愚夜姫工房)
http://i.imgur.com/HRNG5w4.jpg

タイトルが石直球なんでわかるとは思いますが、月下火愚夜によるアイマスふたなり本です。

突然ちんぽが生えてしまった雪歩。
そんな雪歩のちんぽに興味を持った真。
あれこれ調べているうちに真の調べ方はエスカレートし、雪歩に宿った♂の本能に火を着ける…
(『THE iDOL M@STER MOHAERU』)

雪歩にちんぽが生えた原因である黒幕の弱味を握った春香は協力関係を結ぶ。
黒幕から譲り受けたちんぽ生え薬を紅茶にサッー(迫真)し千早に飲ませようと企む黒春香さんだったが、
千早の突然の一転攻勢により、口移しでそれを飲まされてしまう。
予期せぬちんぽにうろたえる春香に、千早は…
(『THE iDOL M@STER MODAERU』)

結局ちんぽ生えたままの雪歩は、真・美希と共に水着グラビアの仕事へ。
案の定、急にちんぽが大きくなって困る雪歩と、それを治めるために身体を差し出す真。
そんな二人に混ざりたい美希は、自分もちんぽ生え薬を飲み…
(『THE iDOL M@STER 射慰ニーFESTA』)

一部の人達に大人気のコーナー“四条貴音のざぁめん探訪”。
今宵の食材は、三日間寝かせた最高級の我那覇くん。
まずは響のざぁめんの味と喉越しを楽しんだ後、全身で響を味わうために、貴音はその白い肌とちんぽを晒す…
(『THE iDOL M@STER 生やっすか!?サンデー』)

次なるちんぽ生え薬の標的は律子。
多忙な毎日に欲求不満気味だった律子は、当初自分に生えたちんぽに困惑するものの、
いつしかちんぽオナニーの快感に溺れていく…
(『THE iDOL M@STERBATION』)

765プロに続発したアイドルちんぽ生え事件、ついにその黒幕が判明する。
お怒りのアイドル達は黒幕を椅子に縛り付けて薬を飲ませ、
生えたてのちんぽに身悶える黒幕に見せつけながら、ちんぽセックスの宴を始める…
(『THE FUTANARI M@STER FINALE』)

…という、いい意味で頭の悪い設定がすばらしエロいシリーズです。
全員ふたなりにするのではなく、敢えて非ふたなりメンバーを残しておくのもいいですね。
真っ先に生えそうな真が結局生えないとかね。

月下氏はこんな素敵イラストも描いてくれています。

コピー用紙8枚分だそうですよ
http://i.imgur.com/34h21gT.jpg


91 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:18:05 c9/9n5Ys
さっき雑談で見た画像ですね……


92 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:18:13 lKWiKmUg
アイマスで思い出しましたが、デレマス放送後にこういった本がようけ出ましたな。

『フタナリマスターオナホールP』(成年向け同人誌 トキマチ☆エイセイ/テンパりんぐ)
http://i.imgur.com/qgX5LQF.jpg
『ふたなり凛ちゃんとプロデューサーのえろほん』(成年向け同人誌 曖昧亭うまみ/曖昧亭)
http://i.imgur.com/M9jz61g.jpg
『アイドルにお尻弄くられる本』(成年向け同人誌 すたーきー/七面楚歌)
http://i.imgur.com/EOXqszz.jpg

というわけで、次は逆アナルもの行きましょうか。
ぼくはどちらかと言えば適正無いんですが。


93 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:18:35 lKWiKmUg
◆サークル『POTATO HOUSE』作品

『ふたくら』(成年向けCG集 POTATO/POTATO HOUSE)
http://i.imgur.com/viyixPh.jpg
『ふたうぃっち』(同上)
http://i.imgur.com/xyvdeus.jpg
『ふたびっち』(同上)
http://i.imgur.com/xyvdeus.jpg

POTATO氏のふたなり攻め×男受けCG集です。
紹介したもの以外にもまだ何作品かあるのですが、共通しているのは、
ロリ顔でぷにぷに柔らかそうな巨根ふたなりっ子たちに粗チンな男が掘られる、という点です。

POTATO氏は2000年ごろからお絵描きBBSで活動されていて、ぼくはその頃に知りました。
その後、お仕事が忙しかったのかしばらくネット上で見かける事が無くなったのですが、
いつの間にやら同人ふたなりCG作家としてネットに帰還。しかも昔は露ほども見せなかった、逆アナル・M男という新たな性癖を引っさげて。

見させていただく側の分際でこんな事言うのはダメかもしれないんですけど、
また昔のような、ロリふたっ子同士で楽しく盛り合う作品も見せていただきたいですね。


94 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:18:53 lKWiKmUg
◆『AMI自由帳弐 ふたなりすと』

『AMI自由帳弐 ふたなりすと』(成年向け同人誌 ぽ〜じゅ、はやぶさ真吾、ひねもすのたり他/連絡網AMI同人セクション)
http://i.imgur.com/0IhFN5S.jpg

2004年に発行された、ふたなり作家オールスター大進撃とでも呼べるような豪華アンソロ同人誌です。
載っているマンガやイラストの数々もさる事ながら、ぽ〜じゅ、はやぶさ真吾両先生に加えて精神科医の斎藤環先生の3人で語る、
ふたなりというものに対して、様々な考察を行った座談会ページがすごい。
ぼくがここまでつらつら書いてきた駄文なんかよりよっぽどためになります。


95 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:19:10 lKWiKmUg
◆『フタナリっ!』『フタナリっ!2』

『フタナリっ!』(成年向け同人誌 まるみや、ぼっしぃ、CHIRO他/全日本生えてる會)
http://i.imgur.com/LDL1Kl8.jpg
『フタナリっ!2』(成年向け同人誌 はましま薫夫、北御牧慶、HG茶川他/全日本生えてる會)
http://i.imgur.com/ujdzDoS.jpg

オールスターアンソロといえばこちらも。
ここまでぼくの駄文を読んでいただけたふたなり好きの方なら、押さえておいて損はありません。


96 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:19:31 lKWiKmUg
…えー、以上です。


97 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:19:46 lKWiKmUg
数年前からふたなりの歴史の考察文を書きたいと思っていて、ようやく形にできました。
発表する場はどこでもよかった。たまたま今NaNじぇいしたらばに出入りしてるのでここを選びました。
先日サワリだけ投下してみて結構好感触っぽかったので、嬉しくなって一気に書き上げる事ができました。

まだ紹介できてない媒体(ゲーム・アニメ・実写AVなど)もありますが、あんまり詳しくないのと、
そこまで踏み込んでいくといつまでかかるか本気でわかんなくなるので、割愛させていただきます。

この考察文はあくまでぼくの私見ですので、あっちこっち間違ってるところがあると思います。
世の中には、ぼくなんかよりもっと筋金入りのふたなり好きの方が沢山いらっしゃると思いますので、
その方々がもっと正確・精密なものを作っていただけたら嬉しいですね。

それでは、最後まで読んでくださった皆様、
そしてここまでスレ消さずに待ってくれたAILEくん、ありがとうございました。

-了-


98 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:20:11 Mzjb2moc
長さが4分の1くらいだったら読んでみたかった


99 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:23:53 gSwX6xMM
乙シャス!

こういう趣味と煩悩全開にした文章嫌いじゃないし好きだよ


100 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:24:21 BdFGW4j2
すごいですねこれ
ふたなり好きとして感服します
これだけの熱意があるならいっそ同人誌にまとめたりしてみたらどうでしょう


101 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:31:10 /lQU/IP6
こんなにも情熱に満ち満ちた文章を書ける人間に、私はなりたい


102 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 01:44:29 vm7PSvsE
作成お疲れナス!
文化研究の読み物として評価できるレベルの内容誇らしくないの?


103 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 02:31:54 sFptsNSo
両性具有は現実にいるんじゃなかったか


104 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 02:36:08 dQTuWuJU
オッツオッツ
スレが途中で落ちてもめげない姿勢だいすきほんとに憧れてる


105 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 03:14:07 XGUResCs
興味深く読みました
ジャンルの発展と共に性欲の対象が変化しているような様子も垣間見えて面白かったです
サオだけ→玉あり→オナホ→逆アナルと、フタナリ快感を男性体験に寄せてきているような感じもあるんですかね?


106 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/02/27(土) 03:23:00 pxpBLcaI
すっげぇ懐かしかったゾ〜
オッツオッツ


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