「とれピチ」タチウオなどズラリ 有田・箕島漁港で今年初の「朝市」

 タチウオの漁獲量日本一を誇る有田市の箕島漁港で20日、今年初めての「とれピチ朝市」が開かれた。水揚げされたばかりの鮮魚を買い求める大勢の客でにぎわった。

 地元でとれる魚介類の魅力を知ってもらおうと、有田箕島漁協などが原則毎月第3土曜日に開いている。新鮮なものを安く買えることで人気を集め、この日は県内外から約110人が訪れた。

 脂が乗ったタチウオやカマス、アシアカエビなどの魚介類が所狭しと並び、買い物客は漁師らとの対面販売を楽しんでいた。また、有田みかんや季節の野菜を販売するコーナーも設けられた。

 タチウオを購入した同市の公務員、田中聡さん(54)は「タチウオは塩焼きにしたり炊いたり、お造りにしてもおいしい。新鮮で良いものがたくさん手に入りました」と笑顔で話していた。

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