労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

2016年12月に読んだ本

2017-01-17 | 📖いい本読んでます?
 今日から明後日まで、毎年恒例の山陰出張で米子、明後日からは例年と違って岡山に出張。

2016年12月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:3164ページ
 「終わらざる夏」日本がポツダム宣言受諾間近に侵攻してきたソ連、そして北方領土のこと、あくまでもフィクションだが、いろいろなことが初めてお腹に落ちた気がした。「少女」映画で納得できなかった物語の機微を納得、原作は素晴らしい。「春を背負って」これも映画では描き切れていない物語のニュアンスを理解。「おやすみラフマニノフ」さよならドビュッシーでも感じたが、聞こえてきそうなくらい音楽を文字で表すという離れ業をいとも簡単にしている筆致力に脱帽。

終わらざる夏 中 (集英社文庫)終わらざる夏 中 (集英社文庫)
読了日:12月3日 著者:浅田次郎
 片岡の一人息子・譲は、信州の集団疎開先で父親の召集を知る。譲は疎開先を抜け出し、同じ国民学校六年の静代とともに、東京を目指してただひたすらに歩き始めた。一方、片岡ら補充要員は、千島列島最東端の占守島へと向かう。美しい花々の咲き乱れるその孤島に残されていたのは、無傷の帝国陸軍、最精鋭部隊だった。―否応なく戦争に巻き込まれていく人々の姿を描く著者渾身の戦争文学、中編。 ☆☆★
少女 (双葉文庫)少女 (双葉文庫)
読了日:12月5日 著者:湊かなえ
 親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら死を悟ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行く──死の瞬間に立ち合うために。高校2年の少女たちの衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。☆☆☆
終わらざる夏 下 (集英社文庫)終わらざる夏 下 (集英社文庫)
読了日:12月7日 著者:浅田次郎
 1945年8月15日、玉音放送。国民はそれぞれの思いを抱えながら、日本の無条件降伏を知る。国境の島・占守島では、通訳要員である片岡らが、終戦交渉にやって来るであろう米軍の軍使を待ち受けていた。だが、島に残された日本軍が目にしたのは、中立条約を破棄して上陸してくるソ連軍の姿だった。―美しい北の孤島で、再び始まった「戦争」の真実とは。戦争文学の新たなる金字塔、堂々の完結。 ☆☆☆
月が100回沈めば (宝島社文庫―『このミス』大賞シリーズ)月が100回沈めば (宝島社文庫―『このミス』大賞シリーズ)
読了日:12月11日 著者:式田ティエン
 コースケは“サンプル”という、調査会社のアンケートに答えるアルバイトをしている。規則はひとつ、サンプル同士は知り合ってはいけないし、話をしてはならない。そんななか、ひょんに知り合ってしまったサンプルのアツシが突然姿を消した。心配したコースケは、やはりサンプルで弓という美人女子高生とともに行方を追い始めた。果たしてアツシの行方は?サンプルのバイトに隠された秘密とは。☆☆★
春を背負って (文春文庫)春を背負って (文春文庫)
読了日:12月16日 著者:笹本稜平
 先端技術者としての仕事に挫折した長嶺亨は、山小屋を営む父の訃報に接し、脱サラをして後を継ぐことを決意する。そんな亨の小屋を訪れるのは、ホームレスのゴロさん、自殺願望のOL、妻を亡くした老クライマー…。美しい自然に囲まれたその小屋には、悩める人々を再生する不思議な力があった。心癒される山岳小説の新境地。☆☆★
東京下町殺人暮色 (光文社文庫)東京下町殺人暮色 (光文社文庫)
読了日:12月24日 著者:宮部みゆき
 13歳の八木沢順が、刑事である父の道雄と生活を始めたのは、ウォーターフロントとして注目を集めている、隅田川と荒川にはさまれた東京の下町だった。そのころ町内では、“ある家で人殺しがあった”という噂で持ち切りだった。はたして荒川でバラバラ死体の一部が発見されて…。現代社会の奇怪な深淵をさわやかな筆致で抉る、宮部作品の傑作、ついに文庫化。☆★★
ソ連帝国再建 (新潮文庫)ソ連帝国再建 (新潮文庫)
読了日:12月27日 著者:トムクランシー,スティーヴピチェニック
 新大統領が誕生したばかりのロシア。選挙戦に敗れた内相は、民主化に傾く新体制に反発。国家主義の右派やマフィアと手を組み、かつてのソ連帝国再建を願うクーデターをもくろんでいた。ロシア側の不穏な動きを察知したオプ・センターは、極秘裏にクーデター阻止作戦を開始するが、ロシアの諜報機関もまた最先端技術を駆使してこれを迎え撃つ―米ロ諜報機関が対決する軍事謀略小説。☆☆★
おやすみラフマニノフ (宝島社文庫)おやすみラフマニノフ (宝島社文庫)
読了日:12月31日 著者:中山七里
 第一ヴァイオリンの主席奏者である音大生の晶は初音とともに秋の演奏会を控え、プロへの切符をつかむために練習に励んでいた。しかし完全密室で保管される、時価2億円のチェロ、ストラディバリウスが盗まれた。彼らの身にも不可解な事件が次々と起こり…。ラフマニノフの名曲とともに明かされる驚愕の真実!美しい音楽描写と緻密なトリックが奇跡的に融合した人気の音楽ミステリー。☆☆★
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