明治安田生命J1リーグは27日に第18節の1試合が開催。味の素スタジアムでは、FC東京とV・ファーレン長崎が対戦した。
現在9試合無敗、2連勝中のFC東京は、首位のサンフレッチェ広島と勝ち点7差の2位につけている。2試合連続ホームとなる今節は、広島から加入した丹羽大輝が初先発に。森重真人と最終ラインを形成する。中盤は、前半戦で基本布陣となった東慶悟、大森晃太郎のサイドハーフに、中盤には橋本拳人と高萩洋次郎が入り、前線にはディエゴ・オリヴェイラと永井謙佑が強力2トップを組んだ。
一方の長崎は、今夏にシドニーFCから加入したヨルディ・バイスが初出場。また、FC東京で14シーズンを過ごし、今季から長崎に所属する徳永悠平は古巣との戦いとなる。前線には鈴木武蔵、ファンマらが入った。
序盤からともにロングボールで前線を走らせる攻撃を展開。6分にスピード力に長ける永井がロングボールに走り込むと、8分にも同じくロングフィードを収めて左サイドからカットインしてクロスを供給。これはD・オリヴェイラが頭で合わせたものの、惜しくもゴールに飛ばすことはできなかった。12分にもロングパスのこぼれ球を奪ったD・オリヴェイラが難しい体勢から強引にシュートを放つも、これは浮いて枠を外してしまう。
対する長崎は15分、飯尾竜太朗が右サイドの敵陣中央からクロスを放り込むと、鈴木がヘディングシュート。しかし、これは大久保択生のファインセーブに阻まれてしまい、得点に至らず。徐々にボールを保持し始めた長崎は、32分に黒木聖仁のサイドチェンジからチャンスを演出。飯尾がダイレクトで折り返すと、翁長聖が反応してボレーシュート。しかし、これは枠に飛ばせない。
後半に入ると試合展開はより激化。その中で先制点を奪ったのはアウェイの長崎だった。77分、クロスのこぼれ球を拾った黒木が浮き球を入れると、鈴木がつないでファンマへ。エースがきっちりヘディングシュートを叩き込むと、一旦東にブロックされたが、右足で押し込んで先制に成功する。
先制を許したFC東京は、高萩を下げてリンスを投入。前線に厚みをもたらしたが、1点が遠く。結局長崎の堅守を崩せず、0-1で完封負け。10試合ぶりの黒星を喫している。28日の試合結果によっては3位に転落する可能性が出てきた。一方の長崎は連敗を3で脱出。4試合ぶりの勝利を手にした。
■試合結果
FC東京 0-1 V・ファーレン長崎
■得点者
FC東京：なし
長崎：ファンマ（77分）
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