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◆巣から落ちたひな

2016年11月06日 08時35分47秒 | 聖書

自分の家を離れてさまよう人は、
自分の巣を離れてさまよう鳥のようだ。(箴言二七8)
きょうのところは、いろいろな解釈があるようですが、やはり「家庭の重要性」を語っていると思います。巣から落ちて、無残に死ぬ鳥のひなは多いそうです。私も見たことがあります。それと同じように、家庭から落ちこぼれた人間が、どんなに悲惨さをいだいていることでしょう。しばらく前、「イエスの方舟」のことが話題になりました。この事件は物取り・強盗・殺人・婦女暴行などといった犯罪とは違っていました。むしろここに私は、「家庭からの落ちこぼれ」の悲惨さを見せつけられたような気がしました。母や夫の「帰っておいで」という絶叫にもかかわらず、二十六人が、二年余りも、東京から神戸、福岡、……熱海とかくれて放浪しました。大部分が若い娘さんたち、そして若い人妻でした。人々を指導者が引っ張っていったというよりも、現代の家庭の弱さと人間の営む巣のもろさとを、私は強く感じました。
暴力が吹き荒れる刑務所のような家庭・てんでんばらばらで、下宿より悪い無秩序な家庭・虚栄だけがものをいっている家庭・愛のない家庭。……そんな家庭を逃れて、ほんとうの交わりを求めてさまよう魂が、今どんなに多いでしょうか。子どもも、家庭から押し出されて、独りぼっち。だれも私のことなんか構わないと感じています。妻も夫も、家庭に見切りをつけようとしています。お年寄りたちも、自分ははみ出て、落ちこぼれたと感じています。
「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます」(使徒一六31)。このパウロのことばを多くの人は、独断的な一方的なことばと思うかもしれません。しかし、「あなたもあなたの家族も救われます」というこの聖書のことばに多くの人がひきつけられている事実を、私は知っているのです。
 
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