普天間元司令官 権力乱用で解任 米軍準機関紙が報道


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 【ワシントン=座波幸代本紙特派員】米軍準機関紙「星条旗」と、米軍事専門サイト「ミリタリー・ドット・コム」は6日、米軍普天間飛行場司令官を6月に解任されたマーク・カーペス大佐が自身の飛行時間を確保するために、部下に対していじめや権力を乱用するなど、部隊の風紀をおとしめたとする調査報告書について報じた。

 カーペス氏はAH1W攻撃ヘリのパイロットだったが、自身のUC35軽輸送機の飛行時間を稼ごうと、他のパイロットのスケジュールを変更させていた。海兵隊退役後の民間航空会社への転向を含めた自身のキャリアのため、固定翼機の操縦時間を増やそうとしていたという。6月に「司令官としての能力に対する信頼と信用を失った」ことを理由に解任されていた。