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Office 365 vs. G Suiteの戦いが熱い、クラウドオフィスの最終勝者は?

2016-10-28 16:52:25 | 日記
Office 365 vs. G Suiteの戦いが熱い、クラウドオフィスの最終勝者は? という記事を見つけました

 電子メールやワープロ、スプレッドシートなどをアプリケーション一式で提供するGoogleの企業向けオフィススイート「Google Apps for Work」は、2016年9月末に「G Suite」に改称した。また新しく機械学習機能も追加した。「Googleカレンダー」は会議の出席者の予定と履歴に基づいて会議の時間と会議室の提案をする。ファイル同期・共有アプリ「Googleドライブ」は、見つけたいファイルを推測してくれるようになった。

 だが、Microsoftが支配するオフィススイート市場でGoogleが戦うには、リブランドや機能追加だけでは不十分だ。企業の大多数は「Microsoft Office」を使っている。

 Microsoftの優勢はクラウドサービス市場にも及ぶ。調査会社Gartnerの2016年の報告によると、クラウド型電子メールアプリケーションを利用している公開企業のうち、9%近くが「Office 365」を使い、Googleアプリケーションを使っているのは約5%だった。

 この差にはさまざまな理由がある。例えば、企業はMicrosoftのOfficeアプリケーションが好きで離れられない、Googleの機能よりOfficeアプリケーションの機能を好む、Officeアプリケーションが企業のニーズに適合している、などだ。

Microsoftが優勢?

 米カリフォルニア州パロアルト市のCIO(最高情報責任者)を務めるジョナサン・ライケンタル氏は最近、G Suiteの前身Google Apps for WorkとOffice 365の比較し評価した。その結果、同氏が選んだのはOffice 365だ。理由は「機能面でGoogleは、Microsoftに全く及ばない」からだという。

 また、パロアルト市が前年比コストも計算に入れた結果、同等の機能セットでOffice 365がGoogle Appsより50%安価であることが分かった。

 ライケンタル氏の分析は、行政機関におけるGoogle Appsの利用状況も調べ、そこに課題が見つかった。支援者やパートナーから送付される文書は「Microsoft Word」で作成されており、Googleのドキュメントアプリケーション「Googleドキュメント」では正しいフォーマットで表示できないことも多かった。

 パロアルト市の職員もMicrosoft製品に慣れ親しんでおり、Microsoftのディレクトリサービス「Active Directory」の操作にもなじんでいた。Office 365とActive Directoryの連係可能性は「とても高い」とライケンタル氏は語った。

 「この分析を実施した結果、難しい判断にはならなかった。実のところ、自分たちで評価して分析を実施しても、結論は出ないのではないかと思っていた。ところが、両者の差ははっきりしており、私たちのニーズへの適合性も明白だったので、とても簡単にこの判断を下すことができた」(ライケンタル氏)

 前に書いた「Gmailが大人気でも『Microsoft Outlook』が使われ続ける“切実な事情” 」という記事を読んだ読者の1人は、クラウド型オフィススイートの比較でGoogleの優位性としてよく共同作業が挙げられることに異議を唱える。

 ハンドルネームSoniaCは同記事を読んで次のようなコメント欄に書き込んだ。「リアルタイム同時編集? それならOffice 365でもできるし、Office 365なら『Skype for Business』のインスタントメッセージとも連係している。社外受信者にもログインなしで共有可能? それもOffice 365でできることだ」

 Office 365が登場した2011年当時、クラウド型オフィススイートのリーダーは明らかにGoogleだった。だが、MicrosoftのOffice 365は、それから大きく前進した。「多くの人がGoogleだけのものと思っているこうした機能は、今ではOffice 365の機能のほんの一部だ」とSoniaCは書いた。

生産性を高め続ける

 Googleのオフィススイートを支持する声もある。

 別の読者、ハンドルネームWutikraiXXは「Google Apps for Workは便利だ」とコメントした。「おかげでメールにファイルを添付して送らなくてもよくなった」と述べた。代わりに、ドキュメントを共有し、共同作業者とオンラインでチャットし、必要な変更を加えることができると書いた。

 Google Appsは好きだが、職場では許可されていないという読者もいる。

 「残念ながらGoogle Appsは禁止されている」と述べたのは、ハンドルネームabuellこと、ソフトウェアエンジニアのアビー・ビュエル・デボーニ氏だ。「社外やクラウドへのファイル共有と見なされるものに業務用端末からアクセスすることは許されていない」(デボーニ氏)

 テストマネジャーでハンドルネームmcorumことマイク・コルム氏は、会社の承認なしにGoogle Appsがダウンロードされている職場もある、とコメントした。

 「見たところ、シャドーITとしてGoogle Appsが利用されている。従業員は禁止されなければGoogle Appsを使う」(コルム氏)

勝負の行方は?

 Gartnerの調査によると、売り上げ100億ドル以上の大企業においてMicrosoftが浸透している。一方、中小企業でGoogleの人気が高い。

 パロアルト市のライケンタル氏はその理由を次のように述べた。

 「小さな新興IT企業を立ち上げるとしたら自分も間違いなくGoogleを採用するだろう。なぜなら、その場合に必要となるのは基本的な機能と、小規模のチームと、低コスト、それに素早くシンプルであることだ。Googleはそうした基本ニーズを全て満たしている」(ライケンタル氏)

 機械学習機能を追加したことで、G Suiteはより多くのニーズを満たせるだろうか。機械学習機能で今よりも多くのユーザーを引き寄せ、クラウドやその他の分野におけるMicrosoft支配に一矢を報いることはできるのか。

 MicrosoftはイノベーションでもGoogleに負けておらず、OfficeとOffice 365に機械学習を追加しており、同社発表によればOfficeユーザーは12億人いるという。現段階ではGoogleが巻き返せると想定するのは難しそうだ。

 どうなるかですね

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