【開催レポ】34.ブラニッシン~いまのにっしん、世界に発信!~

34.ブラニッシン~いまのにっしん、世界に発信!~

2017年12月9日 土曜日

集合場所:日進市役所

案内人:Code for NAGOYA 藤原 慎さん

 

 

「ブラニッシン」、と聞いて、「ブラ〇モリ」を思い浮かべた、あなた!

当たっていないようで、当たっています!

でも、ただの散歩だけで終わらないのが、この企画なんです。

 

まず、最初に、市役所南庁舎の会議室にて、

案内人の藤原さんによる、今回の企画の説明から始まりました。

 

藤原さんは、Code for NAGOYAというグループに属し、活動をされています。

実は、藤原さんは市役所の企画政策課に所属し、情報政策の分野のお仕事をされています。

 

仕事の中で、沢山の市の情報を扱う中で、

この情報を、もっと市民の皆様に、広く活用していただく方法はないか、

と悩んでいました。

 

逆に、自分が市民として、もっと身近な情報を集め、

それを全体としてまとめることはできないか、とも

考えていたそうです。

 

そんな中で出会ったのが、

Code for NAGOYAの活動でした。

Code for NAGOYAの活動はこちら

 

 

ITの技術が発達した今、

市民の一人一人が、自分から様々な情報を発信することが出来る時代になりました。

だったら、自分が市民として様々な情報を発信し、

それらをまとめていくプラットホームがあれば、

相互の情報が活きるのでは、と活動に参加するようになったそうです。

今日は、特別に、Code for NAGOYAの名誉代表の桂川さんもお越しくださり、

Code for NAGOYAの活動についてお話くださりました。

 

 

 

 

次は、

企画政策課 統計係村田さんより、

市で取り扱っている情報について、説明がありました。

「オープンデータ」って、お聞きになったことありますか?

私も耳にはしたことはありますが、実はよく知りません。

 

市に集まった様々な情報の内、可能なものは、

情報が公開されているのです。

 

そして、それらの情報は、私たち市民が、自由に利活用することが、

認められているのです。

だから、オープンデータ、と呼ばれているのです。

 

 

で、それらと、ブラニッシンと、どう繋がるの???

 

ここからが、今日の活動の本番です。

 

次に説明してくださったのは、健康課の福岡さん

日進市では、市民一人ひとりがいきいきと健康で充実した人生を送るために、と、

各小学校区に対応した、

ヘルピーウオーキングマップが作成されています。

そのヘルピーウオーキングマップに、

もっと多様な情報が掲載できないか、

そんな観点から、

本企画は、市役所内の課を超えた情報の共有につなげることが出来ればと、

社会実験的な意味を込めて、

皆様が、市民の一人として、企画立案してくださったのです。

 

今回は、南小学校区のマップを手に、

実際に町を歩いて、情報を補足していこう、というものなのです。

 

そもそも、地図情報を閲覧できるサイトは、たくさん公開されています。

それらの情報の二次利用は、実は、制限があることは、

皆様はご存知でしょうか?

 

 

その中でも、桜並木や街路樹、自動販売機といった

様々な地元の調査結果を書き込める地図に、

オープンストリートマップと呼ばれる白地図があります。

書き込んだデータは、オープンデータとして、

他の方自由に利用できるのです。

 

オープンストリートマップについて

 

今回は、 OpenStreetMap Foundation Japanの

早川 知道先生 もご参加くださり、

情報の入力の方法などをサポートしてくださいました。

こちらを向いていらっしゃる男性が、早川先生です。

 

OpenStreetMap Foundation Japanについて

 

ここまでの丁寧な説明を経て、いよいよ町に飛び出しました。

 

 

ここは、南小学校付近の折戸川のたもと。

春になると、美しい桜が続く場所だそうです。

写真を撮り、その写真に紐付けされた情報ごと、

オープンストリートマップに情報公開すると、

それらの情報は、世界中の誰もが受け取れる情報になるわけです。

 

今回は、事前に藤原さんが調整してくださったいたので、

豊橋市で行われたマッピングパーティと同時開催でした。

 

約束の時間になると、

日進市の調査結果と、豊橋市の作業報告の情報交換が、WEB上で行われました。

日進市の調査は、《街歩き→地図への記入》

豊橋市の作業は、《二週にわたっての取り組みの内、前週に子どもたちが描いた路面電車アイコンを

この週末に大人が路線地図上をリアルタイムに走らせる》、というものでした。

まさに、ITの進化の賜物を、リアルタイムで享受できる、というものでした。

 

 

人口が減少していくと同時に、

個人のニーズも多様化する今だからこそ、

もっと一人一人が、ITの進化を享受し、

自分の出来る範囲で、情報発信に努めていく、

そんなことが求められているのかもしれません。

 

藤原さんは、これらの活動を通して、

「ともに考え、ともに創る」

そんな活動を実践していけたら、とおっしゃっていました。