セレッソ大阪FW杉本健勇が、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督の電撃解任について言及した。
JFA(日本サッカー協会)は7日付けでハリルホジッチ監督を解任したことを発表。ハリル政権下ではコンスタントに招集の機会を得ていた杉本が、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ人指揮官への思いを口にした。
「日本のために考えてやってくれたことには間違いないと思う。僕自身、初めて呼ばれた代表ですし、それがハリル監督だったんで。思い入れはあります」
しかし、予想だにもしなかった解任については「結果の世界なんでこういうことはある」と冷静に捉えながらも、「俺らの責任でもある」と選手にも責任があると持論を展開した。
ハリルの後任には技術委員長を務めていた西野朗氏が就任。ハリルが標榜した「縦に速いサッカー」が西野新監督のもと、引き継がれるのか注目が集まっている。杉本は「もちろんサッカーは変わる」としつつ、「いろんなサッカーができると思う。ガンバのときはポゼッションをしていた。日本の良さである連動してボールを保持して、だと思う」と目指すべきものの具体例を挙げた。
ロシアW杯本大会まで残り2カ月となったこの時期のハリル電撃解任には賛否両論の声が上がった。それでもC大阪のエースは「いい方向に向いていくと思う」と新体制へ期待を寄せる。
大事になるのは「どうコミュニケーション取るか」を挙げた杉本。代表で集まれる時間は残りわずか。選手と監督の間の「信頼関係」と「コミュニュケーション」を最大限にできるか。窮地に立たされた日本代表の目指すべきものを杉本は熟知している。
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