北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

2018年10月25~27日は計10カ所

2018年10月27日 22時43分00秒 | つれづれ日録
 10月24日は仕事が休みで、札幌と北広島のギャラリーを、久しぶりに二桁回ったが(7月15日以来)、どうも不完全燃焼の感が強い。

 25日(木)

 早出のため朝7時10分に家を出る。
 自宅そばの急坂を下りたら、バスが停留所に来ているのが見えたので、つい次の停留所までバスを追いかけて全力疾走してしまう。こういう「若気の至り」的なことはもうやめようと思っていたのに。

 仕事の後、らいらっく・ぎゃらりい → CAI02(長坂有希「カムイワッカへ、そして私たちの始まりへ」)→ ギャラリー大洋。
 大洋は「それぞれの海、旅する海」。
 展覧会企画者の丸島均さんや、出品した若者、野呂田さんなどがそろっていた。これから打ち上げに繰り出すらしい。
 写真以外に丸島さん所蔵の絵も展示されていたが、監視のない会場で、額装もしていない絵を展示するのは、どんなもんだろう。

 7丁目通りを北上したが、空き地がずいぶん増えていて驚いた。




 26日(金)

 出社前に、さいとうギャラリーで中谷有逸展
 スカイホールで第15回 創の会展。
 道新プラザのDO-BOXで写真集「ゆきねこ」「かべねこ」発売記念写真展

 いずれも28日まで。

 写真展は、札幌の吉田裕吏洋さんが北海道新聞社から写真集2冊を同時に出したことを機に開かれているもの。
 27、28日はトークショーも開催とのこと。

 見る前は
「ネコなんて、誰でも撮ってるからなあ。岩合光昭さんは別格としても」
などと安易に考えていたが、吉田さんのネコ写真は、凡百のそれと一線を画すると、会場で見て思った。

 ひとくちで言うと「引きの構図」なのだ。
 もちろんネコはかわいいが、それだけではほかの人と同じになってしまう。
 ちょっと小さめにネコを撮って、周囲の景観と同時に写す。そのときに、構図などがしっかり考えられている。だから、上質の風景写真になっているのだ。

 中谷さんは帯広在住の、道内を代表する版画家のひとり。
 会場にはおられなかった。80号クラスの新作が10点以上あったことに仰天。





 27日(土)

 夕べから断続的に雨。

 午前11時台には、1時間あたりの雨量が22ミリに達する激しい雨となった。

 そのころ筆者は、中島公園入口でバスをおりて、預けていた絵を取りにト・オン・カフェへ向かっていたが、傘をさしていても濡れるような降り方で、排水が追いつかないため道路にどんどん水がたまっていく。
 南9条通・西3丁目の交叉点は歩いて渡れないほどの水が滞留していたので、やむを得ず、4丁目まで歩いて、横断歩道を渡った。
 ト・オン・カフェには、作者の鈴木美絵さんがいらしたが、さすがにこの雨では、お客さんはいなかった。
(鈴木美絵個展は28日まで)

 向かいのアートホテルズ前は、車道の水が歩道にあふれ出し、歩くのに難儀する人の姿も見えた。

 あまりにひどい天候のため、絵はまたこんどの機会に受け取ることにした。

 いったん会社に行って荷物を置く。
 雨が上がったので、ふたたび外出。
 創世スクエアの前からジェイ・アール北海道バスに乗って「北1条西10丁目」で降車し、目の前にある「WOOD LINK」へ。

 メタ佐藤さんの写真展「山が見ている」が開かれていた。
 会場のお店が手作り家具・木工品を扱っているので、木の額縁と写真のコラボレーションということらしい。

 写真はすべて横位置のカラー15点。
 よくあるネイチャーフォトとはちょっと異なる山林の写真。かつてtemporary space で展示したときのような独自のコンセプトはなさそうだが、なにか「気配」を感じさせるような、四季の山が写っていた。
 ただの風景写真のはずなのに、なんだか不穏だ。

 28日までの予定。

 サッポロファクトリーに寄り、アートコーナーで、長谷川常夜さんの人形と、それを写した竹下正剛さんの写真展「Life as Dolls」を見た。

 写真は、複数の画像を重ねたり、人形が持っている破片のようなものに女性(これはモデルの猪俣聡子さんだろう)の画像を入れたり、いろいろな工夫をこらしていた。

 ファクトリー内のウオールギャラリーにも寄った。

 それにしても、ファクトリーは久しぶり。
 昔は、レンガ館3階に写真ギャラリーがあったこともあって、毎週のように足を運んでいたのだ。 
 あちこち様子が変わっていて、浦島太郎の気分。


 これで10月は累計71カ所となった。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。