大学入試の公正確保、文科省が有識者会議を設置
一連の医学部入試不正を受け、文部科学省は29日、他学部も含めて入試の公正性を保つ共通ルールを検討する有識者会議を設置したと発表した。初会合を2月5日に開く。今春をめどに取りまとめる計画だ。
文科省は2018年12月、全国の医学部の緊急調査結果と併せて、医学部入試の公正性を保つための指針を公表。特定の受験生を優遇したり、性別や年齢で一律に合否判定で差異を設けたりすることを不適切としていた。
有識者会議は大学の学長・理事長や法学者、高校の校長らで構成。募集要項の記載内容や受験生への情報提供のあり方、出願や試験、合否判定など各段階における注意点なども検討する。