世界三大珍味のキャビア。
チョウザメの卵ですが、
北海道の美深町は、マチをあげてチョウザメの養殖に力を入れているのです。
これってもしかして。
キャビアをガッツリ食べられるってことじゃないですか?
そんな軽い気持ちで行ってみると……。
キャビアどころか、
チョウザメの刺身に、蒸篭(せいろ)に、お寿司まで!
「びふか温泉」がとんでもないことになっていました。
チョウザメのマチに行ってきた
札幌から高速に乗って3時間以上。
移動距離、220キロ。
そんなに車を走らせても食べたいものがあると行ってしまう。
メシ通レポーターの裸電球です。
だって、キャビア食べられるっていうんですよ!
それも自家製の。
なんでも、チョウザメを養殖しているんですって。
すごい! そんなマチがあるとは!
東京で考えると、
距離的には上諏訪に行くよりもちょっと遠いくらいでしょうか。
ちなみに稚内はさらにここから先。
北海道は本当に広いです。
やってきたのは美深町。
人口4,500人ほどの自然豊かなマチです。
温泉やキャンプ場などがある、
「びふかアイランド」が目的地!
本当にここにいるの?
このパークに行けば、
チョウザメを「見る」、そして「食べる」ができると!
パッと見た感じ、
チョウザメがいるとは思えない、のんびりとした雰囲気です。
食べられるのは「びふか温泉」なのですが、
まだ夕食にはちょっと時間があるので。
おっかなびっくり行っちゃいますか?
パーク内にある「チョウザメ館」に。
皆さんは見たことありますか?
私は初めて。
なかなかチョウザメを見学する機会なんてないですよね。
おおおお!
おおおおおお!
入ってすぐにお出迎え。
チョウザメの皆さんです。
怖い!
想像していたよりもたくさんいます。
それに大きい!
ちょっとこれ……。
怖い! (しつこい)
ご覧ください、この顔!
とがってますよ。
オラオラ系ですよ。
チョウザメ、かなりの迫力です。
養殖場は他にあるのですが、
ここチョウザメ館でも稚魚の飼育をしているんですって。
見学していきましょう!
マチをあげてチョウザメの養殖
かわいい稚魚です。
手のひらよりも、少し大きいサイズでしょうか。
元気に素早く泳いでいます。
まだ、悪そうな感じはありません。
無邪気な様子です。
ちなみにチョウザメの名前の由来、ご存じですが?
背中に並んだゴツゴツのうろこが、
「蝶々」に見えることから、「チョウザメ」だそうです。
知らないことがたくさん!
館内の説明を読んでいると、うそでしょ。
チョウザメは「鮫」ではない!
タイやサケ、マグロなど硬骨魚類の仲間らしいです。
あー!
よく見ると、サメと言えばの「歯」がありません。
さっきの怖さが一気に無くなり、
かわいく見えてくるチョウザメです。
生きた化石とも言われるそうで、
シーラカンスなどが有名な「古代魚」というわけです。
すごいな、チョウザメ!
「びふか温泉」でコースを堪能
「びふか温泉」には、宿泊者向けに、
これでもかとチョウザメが堪能できるコースがあるんです。
楽しみですね。
チョウザメといえば世界三大珍味のキャビア!
地元産のキャビアなんて。
全国的に見ても珍しいのではないでしょうか。
▲チョウザメ堪能プラン(平日 1室2名様以上 9,250円~)
豪華な夕食です!
美深産のキャビアが食べられると話題のプラン。
早速味わっていきましょう。
待ってました!
黒い宝石、キャビア!
いや~、美しいですね。
いただきます!
おお、高貴な味わい。
芳醇(ほうじゅん)なうま味が広がります。
キャビアは輸入が多い中、
自家製が食べられるなんて。
ぜいたくじゃありませんか!
なんと!
チョウザメはその身も美味なんですって。
食べたことないですよ!
手前がチョウザメのお刺身。
透き通るような白身魚です。
弾けるような食感でおいしい!
驚きました。
チョウザメってこんなにおいしいんですか。
淡水魚の臭みも全く感じません。
今まで食べた魚で例えるなら、そうですね。
個人的な意見ですが、「スズキ」に近いと思いました。
次は蒸篭(せいろ)で。
蒸すと鶏肉のような食感!
パサつきはなく、しっとりとしています。
脂がのっているのに、
あっさりと淡泊でおいしいです。
チョウザメだけではなく、
地元の食材も堪能できます。
こちらは美深牛のヒレ肉。
飲み込むのがもったいない味わいです。
美深へチョウザメを食べに行こう!
さらにお寿司!
握りの上にはキャビアものったぜいたくな一品です。
ああ、たまりません。
チョウザメ大満喫!
ということで。
思い切って長距離走って大正解!
こんなに珍しいお料理が味わえるとは。
これだから食べ歩きはやめられませんね。
自家製キャビアに、新鮮なチョウザメのお刺身を食べて、
「食の経験値」を上げてみませんか?
ちなみに、美深町では近い将来、
キャビアをもっとたくさんの人たちに食べてもらえるようにと、
養殖施設などを強化する計画とのこと。
北海道産のキャビアが、
全国のレストランで使われる日も近いかもしれません!
美深のチョウザメから目が離せませんね。
お店情報
びふか温泉
住所:北海道中川郡美深町字紋穂内139番地
電話番号:01656-2-2900
営業時間:11:00~21:30(日帰り入浴)
定休日:無休(4月・11月にメンテナンスで2日間休館)
ウェブサイト:びふか温泉 – 北海道美深町の宿泊予約は【びふか温泉】公式サイトで!
※この記事は2017年9月の情報です。
※金額はすべて消費税込です。