フリーゲーム発の『片道勇者TRPG』 プラス版が発売開始

アナログゲーム,フリーゲーム

Steamにて全世界に配信されているフリーゲーム発のインディーゲーム『片道勇者』。「強制横スクロール」と「ローグライクRPG」というゲームアイデアを融合した本作は、もぐらゲームスでもレビューを掲載、また作者であるSmokingWOLF氏へのインタビューも行っている。

本作は、2016年6月にはTRPG作品『片道勇者TRPG』としても発売されている。そして11月19日、追加版である『片道勇者TRPG プラス』の発売が開始された。

片道勇者TRPG
『片道勇者TRPG プラス』

『片道勇者TRPG』のゲームデザイナーは、冒険企画局にて『ブラッドムーン』など多くのTRPGを製作してきた齋藤高吉氏。今年3月に行われた『片道勇者TRPG』のリリース発表会では「TRPG初心者にこそ楽しんでほしい」という想いや、「キャラクターの死をゲームシステムに組み込む」という独自要素などが語られた。

実際のプレイ感としては、ワンプレイ1~2時間という短時間で終わるお手軽さに加え、プレイヤーの行うロールプレイへのさまざまなサポートのための機能が組み込まれているため、初心者にもおすすめしたいTRPGとなっている。未プレイの方は、今回のプラス版発売を機に遊んでみてはいかがだろうか。

『片道勇者TRPG』

『片道勇者TRPG プラス』

(関連記事)
人気ローグライクRPG『片道勇者』がTRPGに!『片道勇者TRPG』が発売決定
ゲームの半分はフリーゲームとして作り続けたい ―開発者SmokingWolf氏インタビュー(前編)
行きて帰らぬ物語―いやプレイヤー的な意味で。 SilverSecond『片道勇者』レビュー

  • poroLogue(@poroLogue

    もぐらゲームス編集長。大学在学中にフリーゲームをテーマとした論文を執筆。日本デジタルゲーム学会・若手発表会にて「語りとしてのビデオゲーム(Videogame as Narrative)」を発表。NHKのゲーム紹介コーナーへの作品推薦、株式会社KADOKAWA主催のニコニコ自作ゲームフェス協賛企業賞「窓の杜賞」の選考委員として参加、週刊ファミ通誌のインディーゲームコーナーの作品選出、株式会社インプレス・窓の杜「週末ゲーム」にて連載など。

    フリーゲーム作者さんへのインタビュー・レビューなど多数。フリーゲーム歴は10年半ばほど。思い出に残っているゲームは『SeraphicBlue』『Berwick Saga』。