イソチオシアネートって最近聞くけどどんな効果があるの?
イソチオシアネートは癌予防にいいって本当?
イソチオシアネートはどう摂取すればいいの?

クレソンに含まれている【イソチオシアネート】が最近注目を集めてきています。
理由はイソチオシアネートは女性にとって、沢山の“嬉しい効果”があるということで注目が高まっているからです。

この記事では女性なら「絶対にしっておくべき」イソチオシアネートの効果や、加熱や冷凍によって栄養素がどうなっていくのかについてなど、くわしく解説していきます。

そもそもイソチオシアネートって何?


イソチオシアネートというのは辛み成分の1つであるアブラナ科の野菜に含まれる栄養素です。

ただ、野菜そのものにイソチオシアネートが含まれている訳ではありません。

どういう事かというと、

野菜などには「シニグリン」という物質が含まれています。

このシニグリンが「ミロシナーゼ」と呼ばれる加水分解酵素によって分解された結果、シニグリンからイソチオシアネートという辛みのある成分が生成されるようになるのです。

わかりやすいのが大根です。

大根には動物に食べられないように防御能力を持っています。
生で食べたことがある人ならわかる、かじった時に出る「苦味成分」です。

この大根の防御能力である苦味成分こそがイソチオシアネートなのです。

大根おろしを食べた時の味を思い出してみましょう。
大根をそのまま食べるのと比較して苦いですよね。

細胞を細かく分解すればするほど苦味が増す(イソチオシアネート)が多く出てくるんです。

ちなみに、この苦味成分の正式名はイソチオシアネート類の「アリルイソチオシアネート」といいます。

イソチオシアネートの効果って?

イソチオシアネートには大きく3つの効果が存在しています。

一つがガン予防です。

イソチオシアネートはガン予防効果がある

イソチオシアネートには体内の解毒酵素の働きを高めたり、抗酸化力を高める働きがあります。

解毒酵素の働きや抗酸化力を高める働きによってガン細胞が増殖していくのを抑えたり、抗ガン力が高まっていく訳です。

今、イソチオシアネートは世界的に注目を集めており日本でも、積極的に摂取していこうという動きも出ています。

このことは岡山大学の農学部に所属している中村宜督教授が2006年に「イソチオシアネートによるがんの化学予防の可能性」という学術報告も出されていて、今後更なる研究がされてより効率的に効果を得られる方法を見つけられる可能性もあり、注目していくでしょう。

非常に優れた殺菌作用

イソチオシアネートが持っているもうひとつの効果は殺菌作用。

昔から「大根おろしに医者いらず」といいますよね?

その言葉を生んだ所以が、イソチオシアネートの持っている非常に優れた殺菌作用なのです。

この殺菌作用から大根おろし汁でうがいをすると口内炎や虫歯、歯肉炎など口の中の炎症に効果があると考えられています。

その上、はちみつを加えると咳や喉の痛み、声枯れ、二日酔いを治す効果もあると古くから大根おろしは民間療法に多く活用されてきたのです。

女性に嬉しいダイエット効果

女性の多くが耳にして飛びつきがちな言葉が【ダイエット効果】でしょう。

このイソチオシアネートにも、ダイエットへの効果があります。

よくどこのメーカーかもわからない会社が出しているダイエットサプリよりも、このクレソンを摂取したほうがよいと思えるくらいです。

というのもイソチオシアネートには、代謝を高める働きがあります。

代謝が向上すれば、運動をしなくても基礎代謝が高まるので、カロリーが消費されやすくなり脂肪の燃焼も積極的に行われるようになりますから身体が痩せやすくなります。

他にも抗酸化作用があることで活性酸素が減らされていき、細胞が若返り、アンチエイジングにも期待ができるともされていて、イソチオシアネートは実に“沢山の魅力を備えている成分”なのです。

イソチオシアネートの調理・保存に関する事

さて、ここまで聞いていたら少しでもイソチオシアネートを摂取していきたいと思いますよね!

そこで気になるのが、どのような調理や保存を行ったらイソチオシアネートをより多く摂取することが可能になるかですよね。

イソチオシアネートを加熱しても大丈夫?


イソチオシアネートを少しでも摂取していきたいのなら加熱処理は極力避けるべきです。

イソチオシアネートを加熱してしまうと、生の状態で含まれていた時の含有量を半分以上も減少してしまいます。

加熱時間が長くなればなるほどその量はどんどん減ってしまうので、極力加熱をしないでイソチオシアネートが含まれているクレソンや大根などの食材は摂取する方がいいでしょう。

ですが、生で調理して摂取する方法ってサラダ・大根おろし・スムージーくらいですし、レパートリーが少なくて飽きてしまう可能性も出てきてしまいますよね。

そこでオススメの調理方法が「蒸す」です。

イソチオシアネートの含有量は少し減ってしまいますが、蒸して調理する方法だと加熱をして調理をするより、イソチオシアネートは減少しにくくなります。

イソチオシアネートは冷凍しても大丈夫?


今日では冷凍して料理を保存しておくことは日常茶飯事ですよね。

ですから、イソチオシアネートの含まれている食材を含んだ料理を冷凍して数日後にまた食べたいと考えることもかなり多いと思います。

クレソンは、地域によってはそこまで売られていないので売り切れだったりそもそも販売される時期が限られたりするので出来れば買いだめしておきたい所ですよね。

気になる、冷凍する事によるイソチオシアネートの成分はというと、単純に安全な状態で食べるという意味では1ヶ月ぐらいは大丈夫です。

ただ、イソチオシアネートの栄養分は1ヶ月後とすぐに摂取した時と比較して、同じくらいの効果を得ることが出来るのかというとそういうわけではありません。

というのもイソチオシアネートというのは揮発性の成分。
揮発性というのはすぐに空気上に消えていってしまう成分です。

ですから、イソチオシアネートは放置している時間が長い程どんどん空気の方に抜けていってしまいます。

それは、冷凍をしている状態であっても一緒です。
たとえ、品質は長い時間保たれても確実にイソチオシアネートは冷凍した物質からは抜けていきます。
なので、イソチオシアネートを少しでも多く摂取したいなら極力すぐに摂取するのが賢明です。

イソチオシアネートを少しでも多く摂取したいなら、生で尚かつ調理したらすぐに摂取するに限るということですね。

イソチオシアネートを摂る事のデメリットはあるのか?

ここまでメリットを述べてきたイソチオシアネートですが、世の中完璧な物など存在していません。
イソチオシアネートを摂取することで多少のデメリットはあります。

グルコシノレートの過剰摂取に注意

イソチオシアネートを摂取することによって起こるデメリットは大きく2つ存在します。
その1つが「グルコシノレートの過剰摂取」。

イソチオシアネートという栄養素は、上述したようにそもそもシニグリンという成分が分解されたことによって発生した成分です。

そして、シニグリンが分解されて発生する成分はイソチオシアネートだけではありません。

様々な成分に分解されるのですが、その分解されて出来た成分の1つがグルコシノレートです。

実はグルコシノレートには毒性があります。

といっても少ない量ならとくに気にする程ではありません。
ですが、あまりにも多く摂取してしまうと身体に悪影響を及ぼしてしまうということが指摘されています。

実際、グルコシノレートを含んでいる植物はこの成分を天然の殺虫剤として自分たちを攻撃してくる虫達から守るために活用していたりしています。

イソチオシアネートを摂取すればする程このグルコシノレートもどんどん摂取していくことになるのです。

これは食事の摂取に限らずどんなことにもいえますが、何事も程々にということですね。

おならが出やすくなる

おならは私たちが生きている限り絶対排出されるものであるとはいえ、エチケットとしても出来るだけ出したくはない物です。

とくに女性なら皆のまえでおならを出すのには抵抗があると思いますが、このイソチオシアネートを多く摂取するとおならが出やすくなってしまうんです。

というのもイソチオシアネートというのは硫黄化合物の一種。

硫黄化合物は、体内で消化される際にどうしてもガスが排出されやすくなってしまうのです。

イソチオシアネートに含まれているクレソンや大根などの食品には、食物繊維が非常に多く含まれているので、体内の消化機能を活性化させるのと引き換えにおならを出やすくさせていると考えられます。

ですから、イソチオシアネートが豊富に含まれている食材を積極的に摂取しているとどうしてもおならが出やすくなってしまうのです。

大事な用事が控えている時などには控えた方がいいですね。

イソチオシアネートが取れる野菜や食品とは?


イソチオシアネートは上述の通りアブラナ科の野菜に含まれる栄養素です。

アブラナ科の野菜はクレソン・キャベツ・白菜・大根・ブロッコリー・カリフラワー・小松菜・チンゲン菜・かぶ・ケール・わさび・芽キャベツなどが相当します。

他にもよく摂取する物としてはにんにくやわさびも含まれますね。

にんにくは多くの料理に味付けの一環として加える機会が多いですし、わさびも調味料のように使用することも多いです。

その上、上述で紹介した野菜達は日常生活でとてもよく使用する食材なので意識していれば自ずとイソチオシアネートを積極的に摂取することは比較的簡単にできるのではないかと思います。

また、最近ではイソチオシアネートを豊富に含んだ健康食品もありますからそれを利用するもの一手ですね。

デメリットももちろんありますが、うまく活用すれば美容にも健康にも高い効果が期待できる成分であることは確かです。

様々な効果のあるイソチオシアネートを上手に活用して健康で美しい体を目指しましょう!