赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。
 



1年以上前に完読したものの所感を今更ながら。著者はご存じのとおり、一時あちらこちらで物議を醸しまくっていた竹田先生です。自分としても、実のところ先生のご主張に頷けないことも少なからずあるのですが、とはいえ、本書は「古事記の入門書としてはかなりお手軽でわかりやすい」という各所の評判のとおり、ホントに気楽に読ませて頂くことができました。

この「古事記」や「日本書紀」といった我が国の「神話」というのは、そこに描かれていることが史実かどうかはさておき、日本や日本人としての「根本原理」みたいなものを反映しているストーリーなのではないか、様々な局面で「日本とは、日本人とはなんぞや」というようなことを考える上で不可欠な知識なのではないか、と感じています。竹田先生の発言に抵抗を覚えることが少なならずあるくらいのスタンスである自分としても、そう強く思うようになりました。

というわけで、竹田先生の言動に違和感を覚える方が多々おられることは想像に難くありませんが、それでもなお、こうした神話に少しでも興味がある方にはお手軽な入門書としては強くオススメできます(古事記そのものをいきなり読むというのはさすがにきっついんじゃないかと思います)。ちなみに、多くの方々がもう少し神話を勉強するようになれば、ウチの嫁さんの実家である宮崎も「天孫降臨の地」としてもうちょっと聖地巡礼的な観光客の方々が増えるのになあ、などと少々邪なことも思ってたりはするのですが…^^;

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 7月25日(土)の... 7月26日(日)の... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。