上品「笹の雪は当時流行で ござりまするがあまり上品過ぎて私(わたくし)なざァ矢張(やつぱり)・・・ (鼻山人、『花街壽々女(さとすずめ)』) ここで当時とあるはただいまのこと、いま流行のということだが、はやりはいろいろ変わるが、やはり上品すぎるのはどうも堅苦しすぎて疲れるな。この師走、飲食の機会も多かったが、ホッとくつろげるようなところがよかった。