「死者は万人単位に」 宮城県警本部長が見通し
379遺体を収容
宮城県警は13日午後に開いた県災害対策本部会議で、同日正午時点で379人の遺体を収容したと報告した。東松島市野蒜で約200人の遺体を発見し、遺体収容所への搬送作業を続けている。同県警の竹内直人本部長は「死者が万人単位に及ぶのは間違いない」との見方を示した。
宮城県の13日午後3時の発表によると、県が把握する被災状況は死者270人、行方不明者397人、避難者10万8210人などとなっている。「牡鹿半島以北の三陸沿岸の被害が甚大」(災害対策担当者)。
避難者や孤立者の確認が進むにつれ、食料や水、毛布などの不足も鮮明になっており、新潟県や岐阜県から到着した給水車が応援作業にあたっている。